実家の部落の春の祭りがありました。みすぼらしい神社ですが、ここの神楽は近隣では充実していることでちょっと知られているようです。
例年は天の岩戸を取り除いて天照大神が出てくるというストーリーが終わると引き上げてしまうのですが、今年は久しぶりに後に残ってさらに続く舞いを鑑賞しました。面をつけずに4人で弓矢を持っての舞い。邪鬼らしきものが2匹、座っている姫様から金の玉を奪って遊んでいると、それを懲らしめにくるようなストーリーの舞い。それから真っ黒な面をつけて祭りの締めくくりのごとき台詞をはなし、やがて神楽殿を所狭しと勇壮に駆けめぐり、片手の扇子をくるくると回しながらんの舞い。舞手の方たちも年を重ねて、その芸も充実度を増しているようで、久しぶりに見る神楽を堪能しました。
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春祭り
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