温暖化論のホンネ
「脅威論」と「懐疑論」を超えて
枝廣淳子・江守正多・武田邦彦
技術評論社
先日、枝廣淳子さんの「持続可能で幸せな地域へ」と題する講演を聞きました。原発等の地元での推進派と反対派の対立はよく聞くことですが、この方は両者の対話の場を作り出すことを何度も手がけているとのことでした。主張が融和することはなくとも互いの主張に理解を示すことは大事なことだと。そして温暖化について懐疑論の武田さんとのことなども、そしてこの本のことも話題に上がりました。温暖化研究者の江守さん、そして武田さんと環境ジャーナリスト:枝廣さんの鼎談の本。武田さんは「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」のシリーズなど刺激的なネーミングの本が出ており、私も若干は読んだことがあります。このかたの理詰めで論じている「懐疑論」に「脅威論者」の二方がどのように対応するのか興味深く、図書館で取り寄せていただいて読んでみました。
読後感は・・・・、あまり言いたくはないですね。理解できるところもあるけれど。T氏の毒気にあてられてしまった感じです。後味は・・・・、あまりよくないな~。と、これだけにしておきます。