日別アーカイブ: 2011年11月23日

「ホビットの冒険」

ホビットの冒険
ホビットの冒険
J.R.R.トールキン作 瀬田貞二訳

読み切りました。
ホビットというのは小人、平和主義者かな。白雪姫の7人の小人の一族より小さく、ガリバー旅行記に出てくる小人国の小人より大きいのだそうです。このように小人を紹介するのに他のおはなしのなかの小人は登場してくるのってユニークですね。倉本聰の
「『ニングル』も確か小人だったけど登場しないんだ。」
なんて余計なことを考えてしまいました。よく考えるとこちらはホビットよりもあとに書かれたおはなし、当然です。

このてのおはなし、ファンタジーという領域にはいるのでしょうが、そういえば「ナルニア国」に似たような印象がありました。平和主義の主人公が冒険に出るわけですが、登場する人物(?)がそれぞれに非常に欠点もあり心も揺れたりとその人間臭さがいいなと思いました。最後も単純なハッピーエンドでなく味わい深い終わり方、面白い本でした。

大根の収穫

土曜日はよく雨が降りましたがその翌日曜日、母の育てた大根を収穫しました。直径10cmくらいまで育ったかな。多少の大小はありますが、全て土から抜いて葉を切り取って畑に寝かして乾かし、それから太さで選り分けました。
大根
細いのは沢庵漬け用で手洗いして自宅の軒先に並べて干し、あとは母の腕次第。太いものは生食用で室に保存します。かつて椎茸栽培をしていたわが家の室は、その頃の椎茸ハウスの暖房用オンドルの釜の部分でなかなか深くて広い室です。室の中で消毒を兼ねて火を燃やしておいたのですが、その底に稻わらを敷き詰めて周囲もわらで囲むようにして、収穫した大根を縦に並べます。その上にも保温のために稻わらをのせ、それから農業用セードで覆い、周囲の地面と同じ高さにトタンをかぶせ、おもりを乗せて終了。これでこの冬から来春まで腐らずに、徐々に取り出しては私たちの胃袋を満たしてくれます。
そんな写真をいっぱい撮ってブログに載せようと思っていたのですが、畑に立っている大根を撮っただけで気がついたときにはもう室にも蓋をしていました。残念。
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