日別アーカイブ: 2007年4月12日

すべては光る

光る
光る
すべては
光る
光らないものは
ひとつとしてない
みずから
光らないものは
他から
光を受けて
光る

 

この詩も、坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の中にのっている。詩の後に、「この詩の生命は、みずから光らないものは他から光を受けて光るというところにある」と書かれている。

私もまた、この部分が好きだ。こんな詩から私は、素人の私達が触れた音楽の世界を想う。ただ聴き合って生まれるハーモニーを感じ、またそこから音楽を感じる。そんな心のありようがなんともいえずいい。音楽で自ら光り輝ける人は世の中でもごくわずか。しかし、こんなふうに聴き合って唱うと特別な才能のない人も音楽に触れられる。そんなこともあってか、

みずから
光らないものは
他から
光を受けて
光る

という部分がいいと思う。