タグ別アーカイブ: 山形南高OB合唱団

バス旅行?

5月の合唱で一緒に唱ったEさんから聞いた話。Eさんは合唱指導、編曲等で有名な増田順平さんの下で唱っているそうです。

増田さんは山形南高の出身です。昨年埼玉(?)で行われた増田順平さんの合唱団のコンサートがありました。このとき招待されたのかどうかいきさつは知りませんが、山形在住の山形南高OBがチャーターしたバスで聴きに来たのだそうです。その帰りのこと、バスで山形に帰る方たちのためにお酒の差し入れがありました。ところがバスの中ではお酒は飲まずに、山形までずっと合唱を唱い続けたとのこと。そういえばかつて森山先生が音楽の指導をしていた頃のこの高校生(男子校)のバス旅行のことを書いたブログ記事がありました。

響奏の吟遊詩人 メールマガジン vol.5
http://ameblo.jp/kyoso-ginyu-shijin/entry-11245299034.html
の中の、
3)鍋島くみこ プロフィール を兼ねて
「透明な音」について(5)

です。しかし実際に指導を受けていた若いときならいざ知らず、仕事の面ではかなり以前にリタイアした年代の方々の(多分)楽譜もなくア・カペラで唱い続ける事が身についている合唱の実力、何時間もずっと楽しく唱い続ける若々しさ、さすが南高OBです。演奏会のため、いろいろ趣向を凝らし聴衆を惹きつけるのも素晴らしい音楽の楽しみ方、在り方。しかしこんなふうにコンサートのためというのではなく人が集まったら唱う、一緒の時間があったらハモる、こんな在り方こそ合唱そのものを楽しんでいるように思えます。私たちもまた、こうありたいものだと思うのですが、さてどうでしょうか?

山形紀行2013 その②-潜入、南高OB合唱団

南高OB1
夕食のあと、Fさんが山形南高OB合唱団に連れて行ってくれました。Fさんはここの団員、そしてミンタロさんはここの新しい指導者なのです。会場の鈴川公民館は宿から車で5分ほどのところ、ガラス張りで明るく近代的な公共施設の2階でした。玄関をはいったところに今日の予定の掲示板、南高OB合唱団の文字を発見しました。これは証拠写真。練習会場の会議室もきれいで広くオープンな感じの部屋、しかし残念なことにピアノが無く電子ピアノが代わりに用意されていました。練習の度、どなたかがこの楽器を持参してくれるのでしょうね。それともミンタロさん自身が用意しているのでしょうか。

集まったのは私たちを除いて22人。練習が始まるとき、Fさんが私たちを紹介してくれました。この団体の練習には8年前に一度参加したことがあり覚えていてくれた方も、また私のブログを読んでくれているという方もいました。うれしいですね。

南高OB2
そして練習開始、まずは分離唱です。ミンタロさんは広い音域をじっくりと時間をかけて行います。そして皆さん集中してピアノ(電子ピアノ)の音に向き合っていることを感じました。「しっかりと聴く」ことを指導者が要求していることを団員一人一人が感じ取っているということでしょうか。私もここからミンタロさんの指導にひきこまれました。そしてカデンツ、パート交代をし、キーを変えながらここでもしっかり時間をかけての練習です。
曲の練習が始まりました。この日唱った曲は、

「浜千鳥」
「おやすみ」
「美しき眠り」
「砂山」
「夏の夜の星」
「山の乙女」

すべての曲が初めてという訳でもないのでしょうが、ミンタロさんの練習は必ずはじめにはピアノと一緒に唱い、それからアカペラにと練習を進めます。ハーモニーの的確な指摘とその箇所のおさらい、見事です。そして言葉を大切にすること、これもミンタロさんの指導の特徴です。ただ単に言葉だけでの「言葉を大切に」ではなく、指導者自身が唱ってみせてくれての指導、それから無理がないようにキーを下げて全員で旋律を唱わせて言葉を唱う練習、そのあと合唱に戻して自分のパートになっても旋律の場合と同じように言葉を唱うことを実際に唱ってみせてくれたりしながら丁寧に教えてくれます。ミンタロさんの心の中に佐々木先生の「お話しだよ」と言葉を大切に唱う合唱が脈々と流れているのを感じ、充実の2時間はあっという間でした。
素晴らしい指導者を得て週一回の充実した練習を重ねていくこの合唱団、これからどんな変貌を遂げていくのでしょうか。期待に胸ふくらむと同時に、「私たちもいい合唱がしたいな」という強い思いがわいてくる嬉しい時間でした。

友逝く

大事な大事な友が逝きました。ガンでした。
病気がわかってから1年3ヶ月、その間はかつてのようにとはいかないまでも1・2ヶ月に一度くらいに会い、よく語り合いました。
学生時代の合唱をともにし、卒業の頃からは同じ下宿。
佐々木先生の音楽を深く感じ取っていた彼と一緒にハーモニーの夢を追いかけました。
彼のおかげでより深い音楽の世界を知ることが出来ました。
卒業後は女声合唱を指導していました。
後輩達と共に男声合唱を楽しみました。
音楽を聴くことの大好きな彼の案内でフルトヴェングラーの世界に踏み込み、やがてストコフスキーの世界に、とりわけフィラデルフィア時代のSPレコードに惹かれました。
エルマン、レナー、クロイツァー。私の好きな音楽の世界はみんな彼の誘いがあってのものです。
佐々木先生から山形南高OB合唱団の録音を借りてきて熱烈なファンになったのも彼のおかげ。
彼が指導していた女声が佐々木先生に見てもらうと、生まれてくる音楽はまるで生き物のよう。二人して息をのむように聴いていました。
女声・男声が一緒になっての混声合唱、そして佐々木先生に指導していただいての合同演奏会へ。
この頃経験した讃美歌の素晴らしいハーモニー、中でも「みたまなる」「夜はふけわたりぬ」の先生の気持ちが乗り移ったような力強い感動的なハーモニーの誕生に二人して喜びました。
大事な音楽の思い出のほとんどは彼と共に経験したものです。
ありがとう。
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11月の合唱

25日、国分寺の合唱がありました。今回はS:3,A:3,T:2,B:3と少人数ながらなかなかよいバランスでした。分離唱が終わってまずは讃美歌「しずけきいのりの」、最初からなかなかよいハーモニーで今日は内心「うん、うん」と。でも指導のMさんからは「もっと・・・・」とより高い要求が出て質の高い練習でした。それから讃美歌数曲、どれもよかったな。

そのあとはこのところ始めたパレストリーナの「渓川したいて」に取り組みました。でもこのポリフォニーっていう曲種、私はあまり好きになれないな。自分で拍を数えて自分で音をとっていく感じ、どうも分離唱の合唱とは違うような違和感があります。

休憩時間は小休止の後男声で讃美歌「主はいのちを」・いつもの「Adoramus te」の2曲、その響きは女性陣にお褒めの言葉(お世辞かな?)をいただきましたが、これで男声は終わりにして後半練習に。

後半は佐々木先生の合唱曲集から、

すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く
空しく老いぬ
美しき
緑の森よ
Gloria in Excelsis Deo
森の教会堂

「空しく老いぬ」・「美しき」は久しぶりでした。久しぶりに唱う曲、新鮮でいいですね。

 

練習後の歓談では山形南高OBの今年の演奏会が話題になったり、またこの「すすき’s Blog」を読んでくれた人が先生の奥様にお便りをくれたとか、嬉しいお話をいただきました。
歓談後少し人数は減りましたが、讃美歌を中心にまた歌い始めました。

かいぬしわが主よ
主よみもとに
むくいをのぞまで
神ともにいまして
ひとたびは死にしみも
われにこよと主はいま
みどりも深き
いつくしみ深き
夏の夕べ

と、こんなところだったかな。練習時間が終わって私はアルトとテナーに挟まれて歌いました。円形になって唱ったのですが、両脇からアルト・テナー、前方からソプラノが自然にきこえてきて自分の音が和音の中に「すっ、すっ」と収まっていく。左前方からは豊かなベースがきこえてきて自分の声が豊かになったような錯覚も覚える嬉しいハーモニーの時間でした。

国分寺行き
中央高速より富士を望む(9:00)
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