国道20号沿い青柳から原村中心部に向かい、原村最初の集落が菖蒲沢です。資料によるとこの集落に絵柄の鏝絵は9カ所、しかし私が見つけたのは6カ所でした。
菖蒲沢1
原村に入って最初の集落:菖蒲沢、役場方面と茅野市方面への分岐点に建つ蔵にこの鏝絵はあります。笑顔の口には歯並びがしっかり描かれた大黒様。
菖蒲沢2
道路に面していて間近に見ることができます。大黒様は数多くあるけれど、これは配色・肉感ともにGood!
菖蒲沢3
②の道向かい、こちらは道路からはちょっと奥。手前の建物の屋根越しにみることができます。色彩は使わず白漆喰の作品、丁寧に描かれています。
菖蒲沢4
資料によると「松に鶴・亀」。でも老朽化がすすんでよくわかりません、松はわかりますが。
菖蒲沢5
色鮮やかな新しい鏝絵。丑鼻は家紋でしょうか、そして妻壁の右端には龍、ハチマキの若葉も色鮮やか。平成26年発行の資料にも見当たらないので、それ以後の作品?
菖蒲沢6
松の太い幹、枝先の緑の葉の下につがいの鶴が描かれています。絵画風の鏝絵。