夏合宿に思ったこと

F.T.

 長いようで短かった夏合宿が過ぎてしまい、今はさみしいような、気のぬけたような、とにかく複雑な気持ちです。それだけ夏合宿が楽しく、充実していたことを物語っているのかもしれません。
夏合宿を通して、私は、合唱団に対して、また歌というものに対して、考え方がかなり変わったと思います。夏合宿前までの私はよくわからないままただ歌ってきました。先輩方に「よく聴くように」と言われても理解しえないで、はっきり言って歌うことがとてもいやになったことが幾度となくありました。また、私は割合引っ込み思案な方(?)なので、先輩方の中にもうまく溶けこめないこともあり、正直言えば合唱団にいてもあまり楽しくなかったのです。
しかし先にも言ったように、夏合宿を通してこういったことがふっと消えてしまい、合唱団に対して、また特に歌に対して考え方見方が変わりました。
今まで私は、深くはわかりませんが歌というものをテクニックの面だけから見ていたようです。しかし、人に感動を与えることができる歌というものは心から湧き出てくる歌なの

かな、と思うようになりました。そして、美しいハーモニーというものは、人と人とがお互いの琴線に触れたとき、はじめて生まれるのかなと思うようになりました。OB・OGの方々と一緒に歌った歌の中には、そういったものが確かにあったと思います。
こう考えるようになったとたん、なんだか歌うことがとても楽しくなって、夏合宿の練習を苦しいなどと最後まで思ったことはありませんでした。ただ無性に歌いたくてたまらなかったといった感じでした。とにかく、夏合宿に参加してよかったと思ってます。
また、夏合宿において、先輩や同級生の素顔や暖かさにふれることもできたし、共同生活の楽しさを味わうこともできました。そしてもう一つ、佐々木先生という先生が前より一段と理解できるようにもなりました。すばらしい先生だと思います。とにかくすべての面で、この夏合宿はとても意義のあるものだったと思います。とくに風邪さえひかなければ最高だったのに・・・・と思っています。ハイ。以上が、夏合宿に思ったことです。これからも楽しく歌っていきたいと思います。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>