録音テープとの格闘

以前から、Fさんのところには他のOBから譲り受けた南高OBのテープがあると聞いていました。Fさんのところでもオープンテープを聴くことのできる環境ではないそうですが、わが家は今もオープンデッキが現役です。そこで、聴けるものかどうか試しに持ってきてもらいました。
テープは4本、いずれも私の聴いたことのないソースです。しかししかし・・・・。

 テープに風を入れてやった方がいいだろうということになり、まずは早送り・巻き戻しから始めました。テープを継いだ部分が何カ所かあり、その部分に到達すると接続テープの粘着が効いておらず切れてしまいます。昔使ったテープ編集用の道具があったのを思い出し、引っ張り出してみました。

  

テープ編集

 この道具を使うのは20年ぶりくらいでしょうか。テープの切断とつないだ後の粘着テープの余計な部分を切り取る道具、それから編集用の粘着テープのセットです。編集用の粘着テープは幸いにも粘着力が残っていてこれらの道具で切れてしまった録音テープをつなぐことはできました。しかし・・・・。

 録音テープがかなり強くはり付いていて、内周のテープから離れるだけのことにもモータの負担が大きいようです。早送りや巻き戻しをしていると、やがてモータの力が負けてしまって、テープが止まってしまいます。更に、テープから大量の粉(磁性体粉?)が剥がれてテープの走行系の接触部分にこびりつきます。やがて再生音にキーキーと金属的な嫌な音が出てくるようになってしまいます。何度も何度もクリーニング液でクリーニングしてもこの音は止められません。これはもうあきらめるしかないようです。

 私の聴いたことのない録音に胸を弾ませていたのですが、残念!

 古いテープを再生させるための何かよい対策はないものでしょうか?

(14.0k CT)

録音テープとの格闘」への2件のフィードバック

  1. 賛美歌

    余計なもの持ち込んで恐縮です。
    無理なさらないで下さい。
    私のデッキが健在な内に対応すれば貴重なソースが生かされた可能性があった訳ですよね・・。
    同じ様な損失を繰り返さないためにも、貴重と思われるソースは分散して保管して置きたいものですね!

    返信
  2. すすき

    こちらこそ私の勝手なお願いで遠路をもってきて頂いたのに恐縮です。最初もったときにはさほどの重さではないものも、長時間になるとその重さがこたえてきますよね。もっとも、私たちの胃袋に入った液体はもっと重かったですね。重ね重ね、ありがとうございました。
    貴重な録音が復活できればよかったんですけどね。

    返信

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