カテゴリー別アーカイブ: 食・農

サル害

 農作物の野生動物による食害対策の講演会がありました。実は、私の地域では徐々に徐々に野生生物が田畑の作物を荒らし、その被害は拡大の一途です。中でも私の実家の部落は早くからサルによる害に悩まされ、今はあきらめにも似た状況で栽培を諦めてしまった作物も多いのです。


 サルの害については地域でも「もうどうにもならないだろう」といった気持ちも強いのですが、折角の機会なので講演会を聞きに行ったのです。市役所主催のこの講演会には三人の講師が居たようなのですが、私が話を聞いたのは二人目からでした。


 最後の講師の方の話は特に説得力のあるものでした。
    「みなさん、今起きている現実をしっかり見てください。」
    「野生動物に作物を食い荒らされる現実、これはどういうことか。
      ・・・・そうです、皆さんは野生動物の餌付けに立派に成功したのです。」
笑いも誘うこんなことばから始まった話に、聴衆も聞き入ってしまいました。
    「田畑に出てくるサルの群れ野中に子どもや赤ちゃんはいませんか?かつ
    て山中で見かけたサルは大人ザルだけでしたよ。子どもや赤ちゃんザルは
    可愛いですよね。しかし、子どもや赤ちゃんを見かけると言うことは、この群
    れは膨張しているということなのです。」
    「使わなくなった桑の木を放置していませんか。この桑の木でたくさんのサ
    ルを養っているのです。」
    「被害を感じるものの感じないものがありますね。しかしどちらもサルの餌
    付けをしていることに変わりはないのです。」
 サルの餌となるものを極力なくしていくことが大切なのだそうです。特効薬は無いようです。みんなが自分のこととして考えて対処していくことが大切なのだと言うことを、最後までわかりやすく説明してくれました。


 質疑応答のあと会が修了し聴衆が客席を引き上げ始めた頃、最後の講師の方が質問をした老人の席に行き中腰になって親しげに話をしていました。講師の優しさに感心してしまいました。
 聞きに来てよかった~。

トマト

ナス同様、トマトも自給できる野菜です。今年庭先に植えたトマトは中玉、いよいよ収穫できるようになりました。

 

トマト

 「トマトはあおいうちに収穫して、赤くなって食べる」、なんてことをよく耳にします。しかし、庭先にトマトがあると、赤くなってから収穫して食べることができます。店からトマト苗を2本植え、どちらも同じような生育状況です。これから次々と熟したトマトが食べられそうです。

さらに最近、母から苗を2本もらってきましたので、今年はトマトには不自由しなくて住みそうです。

ナス初収穫

わが家のナスが今年も食べられる時期になりました。昨日この写真を撮ったあと初収穫、弁当のおかずになりました。

    

ナス

 庭の一角にナスを植えるようになってから5年ほど、2・3本のナスの木がうまく成長すれば、私たちの暮らしの需要を十分賄えるほどです。しかし一年目こそたくさん収穫できましたが、その後は必ずしも十分とはいえない実り具合です。狭い土地の中で植える場所は移すようにしているのですが、やはり”連作障害”がおきているのでしょうか。近所の人に、「接ぎ木の苗にするといいよ」と聞き、今年は少々高い接ぎ木のナス苗を植えたのです。そのおかげか、今年はしっかり実ってくれそうです。

 ミョウガと青じそは毎年自然に生えてくれます。わが家のガーデニングはこんなところもあり、なかなかおしゃれなものになりません。

山形のさくらんぼ

分離唱の合唱が縁で知り合うことのできた山形の知人からサクランボを送っていただきました。山形のサクランボは初めてです。妹さんの友達の方が女一人手でほんの僅かつくっているもので、大事に育てているさくらんぼだそうです。品種は「佐藤錦」、大粒に粒ぞろいでいずれもよく熟し、味もgood!

 写真に撮ってもきれいですね。 ありがとうございました。

 

さくらんぼ

 

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休耕田の草刈り

 玉ねぎの収穫の翌日は休耕田の草刈りをしました。年に数回の作業です。いつも大変な藪になってからの草刈りで苦労するのですが、今回は少々早めだったためか随分と楽な草刈りでした。
 目を保護するための保護具を頭にかぶり、エンジン付きの草刈り機で行うこの作業は、結構孤独な作業です。だから、作業をしながらいろいろなことを考えます。自然農の方の話では、草刈り機による草刈りでは刈った草が均一に広がらず、おもわしくないとのことでした。自然農の会では柄の長い草刈り鎌を持ってきて、使ってみせてくれました。鎌による手作業の方が刈草が均一に広がるのだそうです。そういえば、草刈り機ではスジ状に刈草の山ができてしまいます。
 以前書きましたが、今回の休耕田には母が試しに雑草の中にジャガイモを植えて置いてくれたのです。この前このジャガイモを見に行ったところ全く見つかりませんでした。そんな話を母にすると、足の不自由な中を電動の車で見に行ったそうです。結局植えたジャガイモは猿に掘られてしまったとの結論に達しました。やはり、私たちの実家の部落での農業は大変だなと実感です。しかし今回草刈りをしていて、か弱いジャガイモの木を発見しました。危うく切ってしまうところでしたが、幸いにも気づいて残すことができました。どうやら猿が掘ってしまった後からまた小さな芽が顔を出したと言うことのようです。今度は猿にやられなければいいのですが?


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じゃがいも

昨年のジャガイモが芽を出したものを種芋として、今年はジャガイモを何カ所かに植えています。

    ・母は従来通りの畑に普通の作り方で(これだけは買った種芋)
・母が、「自然農が・・・・」という私のことばを受け入れて、休耕田に少し。
(周囲を少しだけ草取りしています)
・別の休耕田に、のこぎり鎌で草を分け穴を掘っただけで植えたもの
(土地は痩せています、これは私の作業)
・自然農の畑の間借りに植えたもの
(これも私の作業です)

 現在、どこのジャガイモも無事芽を出して育ち始めています。先日の日曜にはそれぞれ芽を2本くらい残して芽欠きをしました。さて、結果はどうなるでしょうか。結果が楽しみです。いずれにしても、今年はジャガイモがたっぷり食べられそうです。

じゃがいも

写真は自然農園にて育ち始めたジャガイモです。周囲にはスギナが生えていますが、これも敵としないことにしています。

豆腐づくり(その2)

ふやけて増量した大豆をミキサーにかけます。レシピでは何回かに分け2~3分ミキサーにかけるとあります。
大豆を多く水を少なく入れたところ、なかなか全体が粉砕できません。外して振ってまたスイッチを入れる繰り返しをしましたが、そのうちミキサーが止まってしまいました。水が少ないのかと思い、水を増やして回すと今度はよく粉砕できどろっとした液になりました。2回目からは水を増やして順調にミキサーの作業を進めました。

 できあがった液を「なまご」というそうです。

なまごこれが私がつくったなまごです。

 鍋に水をわかし、沸騰したらなまごを入れて加熱、沸騰したら弱火で7分間煮ます。ふきことれたり焦がさないようにと注意書きがあり気をつけていたのですが、アッという間に沸騰して少し吹きこぼれてしまいました。

豆乳絞り おから

その後、ふきんでこれを絞ります。絞ってできた液が「豆乳」、ふきんに残った絞りかすが「おから」です。

 豆乳を70~75℃に過熱してにがりり液を注ぎ、ざっくり(?)かき回して10分おきます。過熱する過程で豆乳の上に白い膜が浮きます。これが湯葉だそうですが、わずかなのでとるのは止めました。

凝固  水切り

10分たって豆腐がかたまりかけたものをおたまでふきんの上にすくい取り、ふきんで包んで重しをのせしばらく待ちます。

 

その後、流水の中にできあがった豆腐をふきんの中からそっと出し、流水中で30分間さらしてできあがりです。

 

さらし

水道の水を出しながらさらしているところ

 

豆腐完成

完成、いざ胃袋へ。

堅めの豆腐でした。もう少し水切りが少なくてもよかったかな。味は、まさに豆腐、まさに大豆でした。

豆腐づくり

私は豆腐が大好きです。若い頃住んでいたアパートに自転車で回ってくる豆腐屋さんが居ました。ここの豆腐はふんわりと柔らかく、味も美味しいものでした。(今の大量生産の豆腐、大丈夫なんですかね。)もちろんボールに入れて売ってもらいました。「お宅の豆腐は木綿豆腐なんですが、絹ごし豆腐なんですか」と聴くと、「強いて言えば木綿豆腐だね、だけど『ソフト豆腐』というんだよ。」という答えでした。しばらくして、わが家ではこの豆腐屋さんまで歩いて買いに行くようになりました。この豆腐屋さんの油揚げもまた絶品、カラッと揚がっていて、買ったものをすぐに醤油をかけて食べるのも美味しかったですね。娘さんが言うのに「うちの油揚げはおかあさんが一枚一枚手で揚げるんですよ」とのことでした。

 インターネットで検索すると「家庭での豆腐の作り方」のレシピもたくさん見つかります。その作り方に従って私も挑戦することにしました。

大豆

使った大豆はこれ。一応、「北海道産・遺伝子組み換えでない」と表示されています。250g入り2袋を使いました。

大豆2 大豆3

まず、大豆を洗って3倍以上の水に浸します。昨夜洗って浸しておいたところ、今日はふやけてこんなに増量しました。

こどもの広場(その2)

 「こどもの広場」では、雨水利用コーナーに来室した人たちに私たちおじさん(?)たちが代わる代わる説明にたった。私が説明したお客さんの中に、とりわけ今の食事情や農の事情に関心を持っておられる方がいた。
 私よりかなり若い方のように見受けたが、日本の食料の大半が中国をはじめとする多くの海外の国々から輸入されていることを憂い、日本の農のあり方にも強い疑問をもっていた。私の雨水利用の説明以上に熱く稲の不耕起栽培など自然農法的なことを語っておられた。自身が農を実践できる状況にはないらしいが、「ああ、こういう人がいるんだ」と感じ入ってしまった。

害虫とは

     自然農法を始めました「自然農法を始めました」
村田知章 著
東京書籍

 この本を図書館で見つけたので、借りてきて読み始めた。まだわずかしか読んでないのだが、畑の中に多様な生物がいることの必要性が実に明快に書かれている。

 せっかく苦労して育てた作物の葉を食い荒らしてしまう害虫の憎たらしいこと。しかし、そもそも虫という虫を駆逐してしまうように散布される農薬により不自然に単一作物だけが生育している、それが畑の姿だそうです。この畑に害虫が発生すると天敵がいないので、大発生する。そして害虫による食害がはじまる。自然農法の畑では、多様な生物が生息しているので害虫の天敵ももちろんいる。だから作物を食べる害虫は、いないわけではないけれど大発生して作物が害虫にやられてしまうこともない。おおよそこんな内容だった。そして、

    このように考えると、「害虫」とはこの天敵がいなくなってその増殖に
歯止めがかからなくなった虫たちであるともいえると思います。

と書かれている。地球上の自然を食いつぶして繁栄している私たち、私たち人類にどうやら天敵はいない。地球という大きな視点で見れば、「天敵がいなくなってその増殖に歯止めがかからなくなった虫たち」ですね。

人類こそこの害虫の最たるものだなー!