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使い捨てNO目指し 食器レンタル浸透中

 これは、昨日の毎日新聞地方版に載った記事である。
 使い捨ての容器を減らそうとリユース可能な食器のレンタル事業を行っているNPO法人について紹介したもので、この事業が全国に広がっているそうだ。地域のイベントに有料で貸し出し、使用後は引き取って洗浄し、またレンタルに使われる。祭りで大量の簡易容器が捨てられるのを「もったいない」と思っていた方が講演会で、「ドイツではリユース食器があたりまえ」と聞いたのがきっかけで、主婦10人ほどが企業から寄付を募り、プラスチック製のどんぶりを4000個用意して祭りなどにレンタルしたのが始まりだそうだ。現在はビアカップ、おわん、コーヒーカップやスプーンなど13種類8万個を保有し、各種のイベントで貸し出しているとのこと。
 私も、ドイツでは大きなイベントにこのようなリユースカップの使用など、数々のユニークな取り組みがあることは聞いていた。もうすぐワールドカップ開幕だが、こんな環境を配慮したこの国のユニークな取り組みが映像になって伝わってくるのではないかと、ゲーム以外にもひそかに期待している。私たちの遭遇するイベントでも、使い捨てカップなど大量のゴミを目にすることは度々だ。日本でも、こんなリユースカップが普及してくれるとうれしい。
 

酸素ビジネス

    街角で酸素補給
    セブンイレブン 酸素市場参入
 これは今日の毎日新聞経済面にあった記事の見出しだ。いま巷では「酸素バー」というのがはやっているそうだ。これは街角で高濃度の酸素を吸入できる店で、高濃度の酸素により「爽快感」が得られるのだという。このブームに乗じて、セブンイレブンでは酸素スプレーを売り出すのだという。1缶で1回2秒の吸入が35回でき、1日5~6回の使用なら1週間使えるのだそうだ。2種類の香りがあり、1本600円。
 以前テレビで、高濃度の酸素中に放された鳥か何かの映像を見たことがある。酸素がたくさん得られるのだから、その容器(部屋)の中でものすごい勢いで飛び回り、そして短時間で死んでしまった。高濃度酸素による爽快感は、長い時間の生活を凝縮した形でもたらされるのかも知れない。
 「爽快感」を得るために、金を出して酸素を買う。この酸素スプレーも人間の快適さを求める欲望の産物だ。一時的な爽快感のために600円、これは決して高い買い物ではない。しかし、この600円の商品を作り出すためにどんなものが必要となったのか、どんなにエネルギーを費やしたのか考えてしまう。これは決して600円という金額で片づけられるものではないのではないか。しかしよく考えると「エアコン」をはじめとして、私たちの爽快感を得るための先輩格の産物もたくさんある。だから酸素スプレーだけ批判しても始まらない。私もそんな数々の産物の恩恵を受けている一人であり、全てを否定するわけではない。しかし、物理的なことで得る爽快感よりも、人間らしいもっと本質的なところでよろこびを見いだす、そんなことを目指すような生き方に私たちは変わっていくべきなのだろうと思ってしまう。