カテゴリー別アーカイブ: 音楽:私の音楽ノート

山形紀行2013 その③-友を偲んで

神奈川に学生時代一緒に唱った私と同業の友人:Sさんがいます。先日亡くなった友人:Kさんは共通の友です。今回の出張はそのSさんと一緒で、出張一日目が終わった夜はこの友人も同宿でした。

ミンタロハットの夕食の基本は、用意されている食材とキッチンを利用しての自炊なのですが、週一回「カレーの日」がありこの日は宿が用意してくれたカレーを食べることが出来るのです。仙台から一緒に高速バスで帰った私たち二人、宿についたところですぐにお風呂、そして二人でカレーを肴に酒を酌み交わしながら先日逝ったKさんの思い出を話す時間になりました。Sさんは学生時代の合唱団の理事(団長)、Kさんとは苦楽を共にした仲なのです。学生時代から卒業数年にわたっての私たち互いのKさんとの時間を振り返り、互いに知らなかったことなどを語り合いました。

ミンタロハット名物:ユンタク・・・・同宿の客が夜ダイニングに集まり語り合う場をそういっているのです。この日は女声合唱の指導があったミンタロさんも帰宅して私たちの話に加わってくれました。Kさんと苦楽をともにした合唱のこと音楽のこと、ミンタロさんにもたっぷりと聞いていただきました。彼の音楽への思い、現在合唱指導されているミンタロさんにもその一部を受け継いでいただけるかも知れません。家族葬でKさんとの最後の別れの時も無かったのですが、こうして語り合うことで私たちなりの送りができたように思います。

山形紀行2013 その②-潜入、南高OB合唱団

南高OB1
夕食のあと、Fさんが山形南高OB合唱団に連れて行ってくれました。Fさんはここの団員、そしてミンタロさんはここの新しい指導者なのです。会場の鈴川公民館は宿から車で5分ほどのところ、ガラス張りで明るく近代的な公共施設の2階でした。玄関をはいったところに今日の予定の掲示板、南高OB合唱団の文字を発見しました。これは証拠写真。練習会場の会議室もきれいで広くオープンな感じの部屋、しかし残念なことにピアノが無く電子ピアノが代わりに用意されていました。練習の度、どなたかがこの楽器を持参してくれるのでしょうね。それともミンタロさん自身が用意しているのでしょうか。

集まったのは私たちを除いて22人。練習が始まるとき、Fさんが私たちを紹介してくれました。この団体の練習には8年前に一度参加したことがあり覚えていてくれた方も、また私のブログを読んでくれているという方もいました。うれしいですね。

南高OB2
そして練習開始、まずは分離唱です。ミンタロさんは広い音域をじっくりと時間をかけて行います。そして皆さん集中してピアノ(電子ピアノ)の音に向き合っていることを感じました。「しっかりと聴く」ことを指導者が要求していることを団員一人一人が感じ取っているということでしょうか。私もここからミンタロさんの指導にひきこまれました。そしてカデンツ、パート交代をし、キーを変えながらここでもしっかり時間をかけての練習です。
曲の練習が始まりました。この日唱った曲は、

「浜千鳥」
「おやすみ」
「美しき眠り」
「砂山」
「夏の夜の星」
「山の乙女」

すべての曲が初めてという訳でもないのでしょうが、ミンタロさんの練習は必ずはじめにはピアノと一緒に唱い、それからアカペラにと練習を進めます。ハーモニーの的確な指摘とその箇所のおさらい、見事です。そして言葉を大切にすること、これもミンタロさんの指導の特徴です。ただ単に言葉だけでの「言葉を大切に」ではなく、指導者自身が唱ってみせてくれての指導、それから無理がないようにキーを下げて全員で旋律を唱わせて言葉を唱う練習、そのあと合唱に戻して自分のパートになっても旋律の場合と同じように言葉を唱うことを実際に唱ってみせてくれたりしながら丁寧に教えてくれます。ミンタロさんの心の中に佐々木先生の「お話しだよ」と言葉を大切に唱う合唱が脈々と流れているのを感じ、充実の2時間はあっという間でした。
素晴らしい指導者を得て週一回の充実した練習を重ねていくこの合唱団、これからどんな変貌を遂げていくのでしょうか。期待に胸ふくらむと同時に、「私たちもいい合唱がしたいな」という強い思いがわいてくる嬉しい時間でした。

山形紀行2013 その①

あこがれの山形に行って来ました、今回は仕事の出張がきっかけです。
出張先は仙台、木・金曜日です。そこでそれが終わったあと山形にまわってみようと思ったのですが、そのことを山形の友人に話すと、

「仙台は山形から高速バスで1時間、山形から仙台に通っている人もいるよ。山形に泊まって仙台に通えばいいのに。」

との嬉しいおすすめをいただきました。そこで調べてみると確かに高速バスで1時間ほど、バス代は片道900円で往復切符なら片道800円。確かに安い。これだけ遠い出張には前泊が必要になりますが、その水曜日は何と山形南高OB合唱団の練習日です。これで宿泊は山形の以前にもお世話になったミンタロハットに決めました。それから土曜日は隔週で男声ダブルカルテットと混声のフルセズ・コーラスの練習があり、その練習にも参加しようと思い切って山形に4泊です。

今回の山形行きは電車利用です。猛暑・夏真っ盛りの山梨ですが新幹線で東北にはいると雨、特に山形県境からは激しい雨になりました。駅から宿までは徒歩を予定していたのですが、そんな私たち夫婦を大の友人Fさんが車で迎えに来てくれました。そしてミンタロハット着、Fさん、ミンタロさん夫妻とは3年ぶりの再会です。
ミンタロハット
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友逝く

大事な大事な友が逝きました。ガンでした。
病気がわかってから1年3ヶ月、その間はかつてのようにとはいかないまでも1・2ヶ月に一度くらいに会い、よく語り合いました。
学生時代の合唱をともにし、卒業の頃からは同じ下宿。
佐々木先生の音楽を深く感じ取っていた彼と一緒にハーモニーの夢を追いかけました。
彼のおかげでより深い音楽の世界を知ることが出来ました。
卒業後は女声合唱を指導していました。
後輩達と共に男声合唱を楽しみました。
音楽を聴くことの大好きな彼の案内でフルトヴェングラーの世界に踏み込み、やがてストコフスキーの世界に、とりわけフィラデルフィア時代のSPレコードに惹かれました。
エルマン、レナー、クロイツァー。私の好きな音楽の世界はみんな彼の誘いがあってのものです。
佐々木先生から山形南高OB合唱団の録音を借りてきて熱烈なファンになったのも彼のおかげ。
彼が指導していた女声が佐々木先生に見てもらうと、生まれてくる音楽はまるで生き物のよう。二人して息をのむように聴いていました。
女声・男声が一緒になっての混声合唱、そして佐々木先生に指導していただいての合同演奏会へ。
この頃経験した讃美歌の素晴らしいハーモニー、中でも「みたまなる」「夜はふけわたりぬ」の先生の気持ちが乗り移ったような力強い感動的なハーモニーの誕生に二人して喜びました。
大事な音楽の思い出のほとんどは彼と共に経験したものです。
ありがとう。
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2代目オープンリールデッキ

長年愛用してきたオープンリールデッキ、7年ほど前に一度修理しましたが昨年2月にまたも動かなくなりました。電気に詳しい友人に相談しましたが「寿命だろう」との答えで修理をあきらめていました。振り返ると35年、よく働いてくれたものです。
でも、昨年暮れに、TEACでは今もメーカー修理があることを知りました。問い合わせたところ、修理できるかどうかは見てみないとわからないとのこと。そこで通い箱を送っていただいて修理に出したのが12月。しかし故障の原因の特定に時間がかかり、わかった後今度は必要部品の調達に時間がかかり、でもこの5月にとうとう見積もりがでました。修理に出してから半年、長いと見る方もいるでしょうが、こんな古いものを修理しようというメーカーの姿勢には感激です。しかし、出された見積額はなかなか立派な金額、そしてその金額をちょっと上回るくらいでもうちょっと新しい年式の完全整備の中古品を購入できることを知りました。
長年愛用のデッキに愛着はあるのですが、残されたオープンテープにはもっと愛着があります。少しでも長く聴くためにはやはり後者、という選択になりました。

2代目オープン1
そんなわけで昨日待望の品物が到着。さっそく梱包を解いてみたところ、テープの走行部分には輪ゴムをかけて固定していました。
そして電源投入、テープをかけてみました。録音が生き返りました。

2代目オープン2
完全性備品とは言っても古い品物、これもやがては動かなくなります。大切な録音をデジタルにといいうのが購入の大きな目的、オートリバースではないコンパクトな装置はオープンデッキとしては物足りない感じがしないではありませんが、でもシンプルな片道走行の方が一定な音質、と長寿命ではないかと思うのです。我が家で二代目のオープンリールデッキで、今度こそデジタル化に一生懸命取り組まなければ。

合唱団OB・OG会 2013

梨大合唱団OB・OG会に18・19日と1泊で参加してきました。昨年まで2年間使っていた学生時代の合宿会場隣の民宿が使えなくなり、今年は 山梨県:石和の温泉民宿に会場をうつしての会でした。ピアノも広い部屋もなく、唱う時間も21:30までと、唱って楽しむ同窓会には制約が大きくなって しまいました。
集まったのは、S:4、A:5、T:4、B:7の20名でした。

今回楽譜は愛唱歌から、

「元気に笑え」
「よろこびの歌」
「草原の別れ」
「ともに手をとり」

の4曲を追加。大分人が集まった4:30頃から新しい楽譜をポケット式ファイルの歌集に差し込む作業。そして歌い出しました、まずは讃美歌から。宿泊室での合唱は部屋が小さく、ガンガンと大変な(笑)響きとなってしまいました。しばらく唱ったあとで、

「まだ明るいから、夕飯まで外で唱おう」

ということになり、宿の前のしゃれた水路にかかる木製の橋の上で1時間近く合唱をしてきました。こうして外で唱うと、学生時代を思い出します。外で唱う と余計な(ハモらない)音は散ってしまってあまりハーモニーの妨げにならず、私はいいと思うのですがどうでしょうか。この水路を挟んで一方通行の 道路があり、その道路に沿って温泉街が並んでいるのですが、たまに通りかかる道行く人も、

「お、唱ってるな」

といいう雰囲気で私たちに視線を投げながら通り過ぎていきます。学生の頃は「若者が・・・・」と思ってくれたのでしょうが、還暦前後の集団が合唱しているのを今はどんな風に思うのでしょうね。でも私たちにとっては楽しい時間でした。

夕食・近況報告後も宿泊室に戻りしばらく唱いましたが、はじめに部屋の中で唱ったときよりも唱いやすくなったように感じました。21:30を過 ぎ、合唱が終わったところで日帰りの方達は引き上げて、あとは宿泊の方達で歓談。

 

翌朝は食事のあとチェックアウトの10:30まで男声合唱を楽しみました。これがなかなか好かったです。前日の混声以上のハーモニーで、よかったな。

今年は初めての参加の方が2名おりました。その一方(ひとかた)は当時私が親しくしていただいた先輩です。佐々木先生が見えたとき4年生で、分離唱の合唱はわずか1年で卒業されてしまったのですが、

「卒業後に合宿に来た折、合唱の前方に立たされて梨大の合唱を
聴いたこと、この時の合唱が忘れ られない。社会人となって緊張
の連続で疲れた心を包み込んでくれるようにハーモニーの響きに
いやされ励まされた大切な思い出だ」

といった趣旨の話をされまし た。そのとき私は唱っていたのでしょうね、きっと。同じ合唱に対して初めて聞く長年の想い、唱っていた側にとってもうれしい話を聞かせていただきました。

結婚式の讃美歌

甥結婚式
甥の結婚式がありました。式は式場のチャペルで、全く日本人の顔をした神父さんにより英語を交えてすすめられました。日本語も外国人が話すようなたどたどしい感じの話し方、日本人の風貌とのアンバランスに違和感を感じました。(本来の話し方なのかな?)
式場にはいると式の中に唱われる賛美歌2曲の楽譜・歌詞カードが渡されました。曲目は、

「いつくしみ深き」
「いもせをちぎる」

結婚式の定番ですね。オルガンの伴奏で、ソプラノの歌い手さんがしっかりと歌ってくれました。こういう上手な歌い手さんの豊かな声量に包まれて唱うのもいいものです。
讃美歌以外にも式の進行に合わせてオルガニストがBGMを奏でていました。「G線上のアリア」や「フィンランディア(やすかれ・・・・)」などいくつか耳にしたことがある曲が流れるとうれしくなってしまいました。
続けて行われた披露宴、双方の家族へのやさしさがあふれていました。よかったよ、そしておめでとう。

我が家でハモりました

大の友人の見舞いに後輩二人がきてくれました。Sさんは大阪在住ですが現在単身赴任の東京から、もう一人のSさんは何と兵庫から日帰り。両Sさんはかつて一緒に男声合唱、そして混声合唱を楽しんだ仲間です。電車で来た彼ら、私も運転手をつとめておつきあいさせていただきました。兵庫からのSさんは帰りの都合もあって早くにひきあげたのですが、東京からのSさんは見舞いの後我が家にも寄ってくれました。

そして我が家では、抜け目なく私たち夫婦と一緒に一緒に唱っていただきました。一パート足りなくはなりますが曲によってアルトがなくなったりバスがなくなったりしながら讃美歌を三重唱です。

いつくしみ深き
ガリラヤの湖畔
神ともにいまして
ゆうひはかくれて
みたまなるきよき神
夜はふけわたりぬ

唱いはじめから「おっ!なんてハモれる人なんだろう。」と感心してしまいました。もう長いこと音楽とは遠ざかっているというのに、何もせずいきなりのハモり、こういう人がいるんですね。で、聞くと、大学に入るまでは全く合唱には縁がなかったとか。「僕は楽譜もよめません。」と言っていましたが、そんな彼の唱いように私たちも「あ、こういうふうに唱えばいいのか」と、学ばせていただきました。学生時代、まっすぐにハーモニーの世界に入っていった人なのでしょうね。

後輩の優しさとに触れ、久々の再会でハーモニーをともにできたうれしい一日でした。

讃美歌 in 珈音

私たち夫婦は毎年12月になると一度珈音さんにお邪魔して、S・A・Bの3人で讃美歌を少しだけ楽しんできました。10月の国分寺帰り、かつての合唱団の後輩と偶然電車で一緒になったのですが、このときそのことを話しておきました。そして昨日、そのTさんを誘って食事、それから唱いましたよ。

いつくしみ深き
もろびとこぞりて
神のみこはこよいしも
あらののはてに
きよしこの夜

やっぱり四声そろうといいですね。でも次に唱うときは分離唱からかな(笑)。
レトロストーブ
冬になると登場する珈音さんのレトロストーブです。元々は船用のもので、船の揺れにも大丈夫なように船中で吊して使うのだそうです。

富士(珈音)
16:40 珈音さんの駐車場から
今の富士はこんなに雪景色です

「おもひでぽろぽろ」

おもひでぽろぽろ
ミュージカル「おもいでぽろぽろ」、観てきました。劇団わらび座、コラニー文化ホールにて。大ホールでしたが観客はおそろしく少なくて、せっかくの公演がもったいない。衆院選の投票日前日というのがチケットの売り上げにも影響したのでしょうか。
演劇自体は楽しく魅せてくれました。今は俳優さんの顔の脇にはマイクがついていて、無理なく歌っている感じがとてもいいですね。いわゆる歌手や声楽家との趣の違う歌、メロディーの上でしっかり語る歌。伸びやかに楽しそうに歌うことのできるこの俳優さん達、うらやましくなってしまいます。そして最後にはハピーエンド。ちょっと、ほろりとさせられました。
そういえば、以前観た「アトム」もこの劇団だとか。あれもよかったな~。