以下は、1957年第2回東京公演を前にした山形南高OB合唱団のかかわる新聞記事です。日付・新聞社は不明です。
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美しいハーモニー
◇・・・・・・ 成果を上げた音感教育 ・・・・・◇
山南OB合唱団 東京公演にさきがけ嚶鳴同窓会で
山形南高OB合唱団が11月中旬の東京公演にさきがけ、27日開かれた山形西高嚶鳴同窓会の席上美しいコーラスの響きを披露、絶賛をはくした。
同合唱団は“森の都”山形の合唱団として中央にも認められ、さる30年にひきつづき再び東京青山の日本青年館の日本青年館で公演することになっている。嚶鳴同窓会では“谷間の教会”“すすき”など6曲を披露したが、流れるような男声合唱の響きと心にくいばかりに完成されたハーモニーに満場のご婦人たちは惜しみなく拍手を送っていた。
同合唱団は26年4月同校教諭森山三郎氏の指導で第1・第2回卒業生の余目高教諭石沢行夫(25)山形市教委勤務安達良介(26)庄内交通社員砂山弘(25)ナショナル電器社員中村博(25)山形トヨタ自動車会社員田島義久(25)さんの5人によって創設されたもので、団員は会社員、公務員、教員、学生など25人で構成され、毎週水曜日の夜一回も欠かさず現在まで練習を続けてきている。
29年の秋山形市を訪れた“音感教育”の創始者佐々木基之氏が七日町の大通りを合唱して通るグループに話しかけたのがはじまりで森山教諭を通じ佐々木氏が音感教育を仕込んできている。
その後同合唱団はたゆまぬ努力をつづけながら30年7月の第1回公演(山形中央公民館)東京での公演と発表も回を重ね、次第にその真価が各方面から認められてきたもの。(写真は山形南高OB合唱団の公演)
美しいハーモニー
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