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五月の合唱

5月8日は国分寺の合唱でした。集まったのは、S2・A3・T2・B2+指導者兼どこでもパートのMさん。予定の人数がそろわないうちから讃美歌を歌い始め増した。

「しずけきいのりの」

人数が少ないながらも最初からなかなかのハーモニーではありませんか。
そうしているうちにメンバーもそろいましたので、改めて分離唱からの練習開始です。そしてもう一度讃美歌を次々と。

「ガリラヤの湖畔」
「神ともにいまして」
「むくいをのぞまで」
「こころの緒琴に」
「ひとたびは死にしみも」
「みたまなるきよきかみ」

なんていうところだったかな。前回は休んでしまいましたが、このところの練習はなかなかの充実で今回は最初からかなりのハーモニーでした。
休憩時間はいつもの通り男声合唱。今回は各パート1人の全くのカルテット、それぞれに力があればいいのでしょうが私たちの力では人数が半分ほどに落ちると響きもいつものようにはいきませんね。

「アドラムス・テ」
「美わしの五月」・・・・(「やっぱり5月ですからね」と)
「夏の夜の星」・・・・(「折角3冊持ってきたんですから、唱わないとなんのために重い思いをしたのかわかりませんよ。」とのおすすめ(?))

と結局いつもの3曲を歌ってしまいました。
休憩を挟んでからは「分離唱からはいる音感合唱曲集」から、

「すすき」
「よしきり」

「讃美歌はハモりやすいけれども日本の曲は・・・・」なんて思ってきたのですが、今日は新鮮な感覚。すすきのハミングの和音の中でソプラノからアルトに受け継がれていくメロディー、きき合って唱えると今までなかなか感じることの出来なかった感覚が味わえます。日本的な情緒の繊細さ、みずみずしさを感じることができました。そしてよしきりも。
さらに最近始めた

「夕の鐘」
「風鈴」

の2曲をピアノで丹念に音を確認しながらすすめました。「風鈴」、この曲は私たちの学生時代は増田順平さん編曲のものを唱ったのですが、この曲集にあるのは佐々木先生編曲のもの。譜読みから間もない曲がこうした練習を重ねてハーモニーが出来ていく過程の中にいること、楽しいものです。

「われは幼く」

練習も時間がすすんでくるとボーっとしてくるのでしょうか、この曲をはじめて唱ったときは何ともとらえどころのない、今日はこの曲は如何ともしがたい感じがしました。しかしそんな曲も指導のMさん、小首を傾けながら「各フレーズの終いにある和音の中で一部のパートが動くところなどをていねいに」といった指示で唱い直すと見違えるように音楽が感じ取れるようになりました。

「光のお宮」
「緑の森よ」

最後に

「Gloria in Excelsis Deo」
「森の教会堂」

で練習を終えました。

練習終了後はしばらくお喋りの時間、でもまた唱い始めましたよ讃美歌を。練習ということではなく次々と唱う合唱、これがまたいいんですよね。で、唱い終わったのは午後6時、楽しいハーモニーの時間でした。

談合坂の新緑
途上のサービスエリアから新緑をのぞむ

唱い初め

国分寺の合唱がありました。今年の唱い初めです。
今日はS4・A3・T2・B2の構成。

まずは分離唱、この時間は「私自身がどんなだろう」と自分の状態に興味津々、そして今日はまずまず納得のいく滑り出しでした。
そのあとは讃美歌、1曲目は

・しずけきいのりの

だったかな。この合唱団、1曲目にこの曲を唱うことが多いですね。特別な思いがあるのでしょうかね。それから

・こころのおごとに

これはこの合唱団としては新曲ということで譜読みでした。全パートのピアノを聴きながら、まずは全員でソプラノ。続いてアルト、テナー、バスと同様に全員が全てのパートを一度経験しました。そしてもう一度ピアノ付きで各パートに分かれて。さてピアノを取ってみると、いい響きでしたね。そんな滑り出しで今日は1曲1曲をていねいに「聴いて唱う」練習、讃美歌4曲ほどで前半の1時間超が終わってしまいました。
休憩時間にはいつものように男声合唱。各パート1人で唱い始めたのですが1曲終わったところで慎純さん登場、部屋に入って来るなり「きれいですねー。ドア越しに聴くとハーモニーの響きが本当によく聴こえますね。」と。今度は5人でもう2曲、男声合唱って響きが楽しめますね。

後半の練習では、

・緑の森よ
・ロー・ア・ヴォイス
・アヴェ・ヴェルム・コルプス
・谷間の教会

なんてところだったかな。「緑の森よ」などははじめは混沌(?)とした響き、どうなるのかと思ってもMさんの指導で変わっていくものですね。見違えるように響きが改善されて感心してしまいました。
今日はハーモニーにかなりこだわった練習だったかも知れません。おかげでハーモニーに向かって私たちが前進していることが実感できる充実した時間を過ごすことが出来ました。これからが楽しみになる嬉しい合唱の一日となりました。

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クリスマスの讃美歌

19日は月一度の国分寺の合唱の日、前日帰宅した息子と一緒に国分寺までドライブして駐車場近くで軽食を済ませた後「お鷹の道」という遊歩道を歩いて駅まで送りました。細い水路に沿って緑の多い遊歩道、東京の町中にこんなところがあるんだと二人で感心して歩いていると前方に、
お鷹の道のサギ
人の気配を感じて逃げるというでもなく、私たちが近づいていくと遊歩道を先へと歩き始め、そのうち遊歩道脇の塀の上に飛び乗りました。このあたりのサギは人慣れしているんでしょうかね。

 

さて、今回の合唱は何といっても12月のこと。

「讃美歌を唱わなきゃね。」

と「きよしこの夜」なんか唱いましたけどこれがまた・・・・。ムムッ、この曲はハーモニーの響きの中で唱うんだけどな・・・・。指導のMさんも聴き合えるようにと言葉を尽くしていましたけど、この日のハーモニーはちょっと難産でしたね。
練習が終わってティータイム。私たち男性はこちらで話していたんですが、やがてむこうで女声合唱がはじまりました。

「おやすみ」
「緑の森よ」
「すすき」

「おやすみ」は山形の男声でしか聴いたことがなかったので、女声合唱特有のはなやか感じがまた新鮮でした。「緑の森よ」、これは混声でしかしらなかったな。「すすき」、慎純さんに「あなたの歌ですよ」なんて冗談を言われながら聴きました。

さて、今日はクリスマスの讃美歌を、と始まりました。

「あらののはてに」
「きよしこの夜」
「神のみこは」
「もろびとこぞりて」
「あめなる神には」

クリスマスの讃美歌はここまでですね。これがまたいいではないですか、先ほどまでのハーモニーに苦しんでいたのが嘘のように美しい響きの中で次々と唱えました。
そこで今度は他の讃美歌、

「みどりも深き」
「ナルドの壺」
「ゆけどもゆけども」
「さかやかなる」
「安かれわが心よ」
「しずけき川の」
「われにこよと主は今」
「むくいをのぞまで」
「こころのおごとに」
「夕日はかくれて」
「みたまなる」
「ガリラヤの湖畔」

なんて調子で約20曲。唱いましたね、ハモりましたね、やっぱり分離唱の合唱のハーモニーはいいな~。

男声合唱フェスティバル

学生時代の友人が「聴きに来ないか」と、東京男声合唱フェスティバルに誘ってくれました。以前にも1回誘っていただいたので、今回はお言葉に甘えて行ってきました。場所は東京:浜離宮朝日ホール、今年で第10回だそうです。
調べてみると「浜離宮恩賜公園」のすぐ近く、また築地市場のすぐ近くではありませんか。迷ったすえに選んだのは食い気の方、築地で上京している息子達と食事となりました。山梨ではなかなか口にできない寿司ねたでしたね。浜離宮でのウォーキングもしたかったんだけどな。

昼食後は当初の目的:男声合唱フェスティバルへ。参加は何と58団体、朝10時半から夜8時までもやっているんですね。男声合唱団というのは数少ないものだと思っていたのですが、巷にはあるものですね。私たちは1時過ぎに会場に入ってお目当ての友人が出場する合唱まで聴きました。この合唱団、「グリー梨声」というしゃれた名前で私たちの母校合唱団のOB団体なのです。しかし高齢化(失礼)していて私の友人3人が最も若いのです。曲目は、

男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から・第三」より

Ⅱ 和田峠
Ⅲ 夏雲

 多田武彦作曲、私の知らない曲でした(当然でしょうか)。仕事を持っている人達の集まりのこと、月一度の練習参加もままならないとのことでした。

 「これだけ合唱団があるのなら分離唱の合唱団だってあってもいいのに」

と思っていたら、それらしい団体がありました。「Chor C E G」、コール・ツェー・エー・ゲーと読むんでしょうね。合唱団紹介にこんなことが書かれていました。

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CEGとは「ドミソ」の和音、ハーモニーの基本、そして我々の合唱の原点。今、学生時代と同じように「うれしく、たのしく、なつかしく」をモットーとするM先生の指揮で歌える喜びを感じております。
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そうです、この合唱団、山形南高OBのM先生が指揮をしていたのでした。曲目も一曲は「Wade in de Water」、南高OBの録音で長年聴いてきたこの曲を生で聴くことができました。

そして友人達の演奏が終わった後はお店に入っての語らい、楽しいお上りさんの一日でした。

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国分寺の合唱

26日、行ってきました。

今回はS4,A3,T2,B3の編成、まずまずのバランスではありますが・・・・。はじめに分離唱、そして讃美歌数曲、そのあといつもと違って先生の混声合唱曲集Ⅱから外国曲 。休憩をはさんで「アヴェ・ヴェルム・コルプス」や「グロリア」などここでも曲集Ⅱから、最後にすすきなど日本の曲を少し唱って2時間半の練習を終えました。

途中の休憩では今回も男声合唱を少々、曲目は以前にこのブログに書いた「Adoramusu te」、「美わし五月」、「夏の夜の星」の3曲でした。メンバーいずれも声にも歌唱力にも恵まれてるとは言えないのですが、でも生まれるんですよねハーモニーの響き。トップでは裏声をつかったり私のバスなんか低音が出ずに風だけ送っているようなささやかな合唱ではありますが聴き合って生まれるハーモニーに満足いっぱいでした。「少しずつレパートリーが増やせるといいな」と期待が膨らんでしまいます。

休憩後に唱った「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は佐々木先生の梨大1年目に唱った懐かしの曲。卒業後に私自身も変化してきているのでしょうね、新鮮な感覚で唱うことが出来ました。バスが半音ずつ下がってくるところがあります。これを自分ではかりながら下がってくるのは不安でイヤなものですが、でも聴いて唱っているとその一音一音がスパッ、スパッっとおさまっていってこれがまた気持ちのいいものです。

練習終了、解散後も「讃美歌唱いましょう」なんてことに、約半分の編成になってしまいましたが、少人数で唱うのがまた楽しいですね。個々の責任が大きくなり、返ってよく聴いて唱うなんてこともありますかね。「クリスマスに備えて(降誕の讃美歌を唱えるように)準備をしなくっちゃ」なんていう冗談を交わして帰途につきました。

国分寺の合唱

国分寺の合唱に行ってきました。集まったのはS:4,A3,T2,B1、なんとバスが一人しかいないではありませんか。テナーが一人だけというのはよくあるのですがね、怖いですね、・・・・。おかげで(?)緊張感をもって唱うことができました。

まず分離唱に時間をかけた後、今回はカデンツにもかなりの時間をかけました。指導者:Mさんのこだわりが感じられます。曲目は、

賛美歌

しずけきいのりの
かいぬしわが主よ
やさしく友をむかえよ
すすき
よしきり
われは幼く
アヴェ・ヴェルム・コルプス

といったところでした。「○○のパート、音がいくつも聞こえますよ。」なんて厳しいお言葉もいただきながら、要所要所ではピアノで和音を追っていく練習、響きが鮮明になっていきます。ハーモニーに向かって歩む練習、その実感が味わえるのってたまりませんね。そして練習が終わった後は心あたたかでした。

途中で休憩を挟みましたが、その時間に

『美わし五月に』、唱いませんか。」

の声が、私も同調して男声合唱が始まりました。この方も私同様にかなりの南高OBファンですね。こんなときには山形の方たちが苦労して作成され立派に製本されている山形南高OBの男声合唱曲集の登場です。男声3人に加えて女声が1オクターブ下げてトップテナーにはいりこれで男声四重唱、こんな楽しみ方もあるんだと感心してしまいました。

男声合唱を初めて唱う若者もおり、まずはピアノで音とり。そしてピアノを外して四声で。うん、なかなか楽しめるじゃないですか。男声合唱の響き、やっぱり私のあこがれです。男声合唱が珍しい女性の方からも少しばかりの拍手をもらってしまいました。調子に乗って

アドラムス・テ
夏の夜の星

と、あと2曲、同様に音とりをしてからア・カペラでと楽しみました。そんなわけで休憩時間はかなりオーバー、肝心の混声の練習時間を圧迫してしまいました。でも楽しかったー。

久しぶりの・・・・

国分寺の合唱に行ってきました。今年はじめてで前回は10月だったかな、半年ぶりの合唱でした。

今回の参加は非常に少なく、S2、A1、T1、B4という構成でした。「誰かテナーに回ってくれませんか」という声に応えてクリス(しんじゅん)さんがまわり、2・1・2・3という構成、まずまずですね。分離唱が終わって讃美歌がはじまると、美しいハーモニーにびっくりです。私達の同窓会の混沌としたものを振り払って、思わず笑みがでてしまうようでした。さすがですね。

はじめてテナーにまわったクリスさん、「もう元には戻れないよ」なんてからかわれながらもしきりに「新鮮でいいですね」と、内声を唱う楽しさを発見していました。「内声ていいんだよね」、「声さえ出ればみんなで代わりばんこにパートを交代して唱えばいいんだよね。」なんていう話で盛り上がりました。声のでない私も裏声でこっそりテナーに挑戦しました、自宅で来客があったときなどパートを交代しながら楽しむこともあるのですが、さすがに4パートそろってしかもハーモニーもよいとなると、はじめて唱うテナーの音もスパッとそのあるべき音に収まっていきます。この感覚、爽快ですね。私はこんな小さな合唱が大好きです。

同窓会

今年も母校(?)梨大合唱団同窓会にいってきました。私達の学年だけの集まりが、昨年から前後3学年合同の同窓会になりました。集まったのは総勢22名、佐々木先生が山梨に見えた年の団員のほぼ半数です。会場は甲府市内のホテル、宿泊の人と日帰りの人がいます。

私は早めに行こうと思ったのですが、突然の急用で会場に着いたのは午後5時過ぎ。まず集まる場所は男性が宿泊する畳の大部屋です。私ではなく(笑)、私の持って行く楽譜を皆さん待ちかまえていました。楽譜の整理が終わったら6時まであとわずか、それでも早速合唱が始まります。讃美歌を3曲ほど唱いました。

6時からは宴会室に移動して各自の近況報告がありました。毎年出席している人の1年間の近況、卒業以来初めて再会した人の三十数年分の報告等々を楽しく聞きました。

8時半頃からカラオケルームに移動し、例によってカラオケ装置には壁の花になっていただき合唱が始まります。宿泊ルームに電子ピアノを忘れてきてしまって音叉で音をとって歌い始めたのですが、ちょっと・・・・。すぐに取りに行って改めて分離唱からスタートです。分離唱の威力、やっぱりハーモニーがよくなりますね。久しぶりに歌う人たちがいきなり合唱なんて無謀でした。それから約3時間、ほとんどお酒も飲まずに歌い続けです。最後の讃美歌なんてかつてのハーモニーの味わいをちょっぴり取り戻せたかな。かつての録音魔で今回記録に徹してしまったSさん、「いいよ、いいよ」の連発でした。

カラオケルームが終わると日帰りの方たちが帰られ、宿泊組は宿泊室に戻って酒を酌み交わしながらの語らいの時間が、長い人は夜の白むまでだったそうです。

思い出すとおもしろいこと、近況報告の中で遅れてくる人のことを、「○○さんは9時までにはくるそうです。合唱には出られるそうです。」と、本番は宴会ではなくその後の唱う時間であるかのような言葉でした。

デュエットのハーモニー

今、NHKの朝ドラ「だんだん」で主役の双子ちゃんがデュエットをしていますね。曲名は「恋のバカンス」で、かつてザ・ピーナッツが歌った曲です。デュエットが聞こえると「さて、ハーモニーは?」と聞き耳を立ててしまいます。何でもこの二人は現実の世界でも歌手デビューしたとか。しかしハーモニーは「うーん」、まだまだ発展途上のように感じます。残念ながら聴き合って唱うことを全く教わってないようです。聴き合わなくてデュエットを歌う、これは大変なことでしょうね。それぞれがしっかり音取りをして、その音程で歌うんでしょうね。だけどその元のザ・ピーナッツの歌はどうかというと、最近になって聞いたのですがこれがまたすごいハーモニー(?)です。歌唱力のある二人がそれぞれに自分の音程で歌っているのでしょうね、まさに二人の音がケンカをしているのです。

デュエットでハーモニーが聞けないのかというと、そんなことはありません。昨年、懐メロ的なヒット曲集のCDを聞かせていただいたのですが、ベティー・アンド・クリスの「白い色は恋人の色」なんかいいハーモニーではないでしょうか。耳を使う合唱に出会う前の子供の頃聞いた記憶でも「きれいだな」と思ったのですが、かなりハーモニーに敏感になった(?)今聴いてもやっぱり「きれいだな」と思います。

録音

高校時代の恩師である「N先生を囲む会」から○ヶ月、一つ上の先輩達がその学年同窓会に私たちの学年にも声をかけてくれました。このところの楽しみの一つです。そして今日、「囲む会」の時の録音のコピーを先輩から依頼されました。その同窓会に間に合わせようというわけです。

以前このブログに書きましたが私たち男声によるデューク・エイセスの「日本のうた」3曲他とアカペラ混声合唱4曲が入っています。コピーは後回しにしてとにかく聞いてみました。そこには・・・・、ウーン・・・・、耳を使わない合唱の現実がありますね(笑)。でもその時はみんな実に楽しそうに唱っていたんですよ、もちろん私を含めてです。人間の耳なんてあてにならないものですね(笑)。

こんな風にいったからといって、かつての学生時代の仲間が集まって唱ってもハーモニーの響きが出るというわけでもないのです。耳を使うことを教わりながらハーモニーの響きができない私たちの方がよほど罪が深いのかもしれませんね。