第19回さらりと音楽談義

19th音楽談義15分ほど遅刻し、会場にはいったときには藤原先生の演奏中でした。日本的な雰囲気の曲、どこかで聴いたことのあるようなと思っていたら「春の海」でした。いつもはビオラ・ダ・モーレですが今回は初めてビオラの演奏。共鳴弦のために音が濁って聞こえるヴィオラ・ダ・モーレに対してビオラは澄んだ音、私はこちらの方が好きだな。今日のためにビオラ用に楽譜を書いてきてくださったのだそうです。演奏後手書きの楽譜がまわってきました。2ページの5線紙に音符がびっしり、「これを書くのにどれくらい時間がかかるんですか?」との質問に「1時間15分」、早く書き上げるものなんですね。

このあと女性の方々に飲み物とスウィーツを用意していただきましたが、その間にKさん、藤原先生のビオラ伴奏で「愛の讃歌」を独唱、女性達の間からは「ずるいよ~!」の声も(笑)。

先月は欠席してしまいましたので、2ヶ月ぶりの参加です。今回のテーマは「農と音楽」。

「『美味しい』・『快い』はともに自然の感覚」

というところから始まりました。今回初参加の男性は地元で果樹を生産している方、その方から「フルーツ・モーニング」ということばが飛び出しました。朝一番にフルーツを食べると健康にも肌にも非常によい。フルーツは消化が非常に早く胃の中に何もない状態で食べるのがよい、食事をした後では消化の早いフルーツと遅い食事が胃の中で衝突してしまい、フルーツ本来の効果が得られない。フルーツだけの朝食でもよい。そういう食生活をしていると痩せるが、標準体重の80%くらいが本来の健康体だとのことでした。

農とは関係ありませんが、この会場のある南アルプス市には市歌があるそうです。それは平成の大合併前の櫛形町の歌が歌詞を変えて現在の市歌になっているとのこと。そんな話題から、この会の主催者Hさんがネットで市歌を探して聴かせてくれました。市庁舎では毎朝この曲を流したり、仕事始めの時にはこの曲をバックに全員で斉唱したりするのだそうです。でもこの録音、歌声はわかりませんが伴奏はデジタル的に作成したものらしい。そこで、

「こういう、人が演奏したものではない演奏を垂れ流し的に流すのはいいのでしょうか?」

と投げかけさせていただきました。結果、「非常によくないことだ。」と・・・・。

「田楽」ということばも出てきました。「農作業の中での仕事がはかどる、励みになる、農作業の動きは2拍子。そこから音楽が発展していった。」などなど、これは歴史の先生から。

農と音楽を結びつけての音楽談義はかなり難しかったようです。食の話ならみなさんいくらでもはなせるのですが農になると難しいし、さらにそれを音楽と関連づけてとなると・・・・。進行係の方も今回のはなしの行方には大分苦労した様子で、予定より幾分か早い時間に会を終了しました。ご苦労様でした。でもおもしろかった。

19th音楽談義2今回のおやつは地元の有名な和菓子屋さんの草餅と最中、「どちらか選んでください」と言われてもね~、つらい選択でした(笑)。

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