再び、友を偲ぶ

7月に亡くなった友について、親交があった後輩達から一度弔問に行こうという話しが持ち上がり、先日のお彼岸に行って来ました。
故人の学生時代の合唱団同級生5名(うち女性2名)、2学年下2名、5学年下4名、それに私たち夫婦の総勢13名でした。男性は、東京1・神奈川2・静岡2・長野1・岐阜1・三重1・兵庫1と私を除けば全員が県外という多彩な顔ぶれでした。男性は彼を中心とした男声合唱を一緒に唱ったメンバーでもあり、女性2人は彼の指導による女声合唱のメンバーでもあります。

昼食を兼ねて私たちのひいきのお店「珈音」さんを昼前から1時間半ほど予約し(貸し切りにしてくれました)、まずは故人が指導していた合唱練習風景の録音をBGMに再会をよろこび、昼食を食べながら簡単な近況報告。食後はわずか十数分でしたが分離唱、そしてカデンツを丁寧に唱ったあと、用意した楽譜で男声合唱を唱ってみました。曲目は「Adoramus Te」・「夏の夜の星」。かつて一緒にハーモニーを楽しんだ仲間達です、こうして分離唱から順にやっていくとハモるものですね。わずかな時間でしたがうれしいハーモニーの響きでした。
故人宅へ移動すると女性2人も到着していて全員がそろいました。みんなでお焼香をしたあと遺影だけは座敷のテーブルに移動し、そのテーブルを囲んで故人を語り合いました。一人一人が話す思い出がそれぞれに知らない故人の一面であり、佐々木先生の音楽を深く愛していた彼への思いを語り合う好い時間となりました。
そして最後はやっぱり合唱です。先ほど(昼)に唱った男声合唱の「Adoramus Te」・「夏の夜の星」。それから、「女性が3人になったので今度は讃美歌も唱おう。」と「いつくしみ深き」・「みたまなるきよき神」。後輩が故人を真似て指揮を行い、「似てる、似てる。」と。こうしてあっという間に2時間ほどの時間が流れてしまいました。

彼の早世は残念ではありますが、このように彼とともに過ごした人が集い、ともに語りともに唱う時間のもてたことは私たちにとっても大変嬉しいことでした。これからまたこの人のつながりを強めて行きたいものです。

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