カテゴリー別アーカイブ: 音楽:私の音楽ノート

第9回さらりと音楽談義

いつも楽しみにしている音楽談義、3月のモチーフは「はじめとおわり」でした。中央の春らしいやわらかな花を囲んで長テーブルが6脚、参加は15人でした。

9th音楽談義1

 

参加者の前のテーブルにはおやつが、今回もくつろいだ楽しい時間の始まりです。

9th音楽談義3

 

いつものようにまず先生が話し始めます。人類の歴史から地球の歴史、さらには宇宙のことの話が及び「長~い時間」を想像させるお話。

「人類がいなくなっても地球の一生は終わらない。その時地球は、『あ~、スッキリした。』なんてつぶやくのかもしれない。」

なんて、ユーモアのある先生です。人間の一生も地球や宇宙の時間にしてみれば一瞬のこと、その一瞬を充実させるために音楽・芸術があるんだとのことでした。
それから参加者にはなしを振ると、ある大学教授が「ゾウの時間、ネズミの時間、身体の大きさで流れる時間の早さ(時間の感じ方)がちがうんだ。」といったとか、先生の話をきっかけに興味深い方向にはなしが展開していきました。
以下、先生の名言の数々です。

・一期一会、時間は一瞬の連続、一瞬一瞬を大切にしないと。
・音楽時間は、時計時間に合わせるのが正しい、メトロノームに会わせるのが正しい、という考えがあるがそうじゃない。
・指揮者は構図を描きデッサンしている、時間の変化をコントロールしている、時間を与えている等々。
・音色・強弱は練習で、練習と本番が違うからおもしろい。
・明治以来、音楽を嫌いにするようなことをしてきた。強い弱いをリズムと教え込んだ。等、日本の近代音楽が誤った方向で行われてきた面がある(というようなニュアンス)。
・指揮者はメンバーを操り人形のようにするタイプと音楽を楽しくするようなタイプがある。

休憩時間に今回はピアノを弾いてくれました、まず即興演奏を一曲。それから希望したイメージを即興で弾いてくれるということで主催者側の方が希望を出しました。
「川を遡上する鮭、ジャンプも・・・・」と。そして即興ピアノが始まりました、大きな川を鮭が群れをなして泳いでいる、水の流れにもまれながら上流に向かっておびただしい数の鮭が泳いでいく、ときにはジャンプ、岩場をジャンプ・・・・、そんな情景が脳裏に描かれました。
更に後半も興味深いおはなしが聞けました。

・ロボットは音楽を演奏できない。
・人間の感覚は進化しない。快い、危ういという感覚は変わらない。
・きたないい音まで美しいと思うようになると、人間は自分の身が守れなくなる。 等々。

終了時間を過ぎて司会の方が、「このメンバーは最後に先生の演奏を聴かないと今夜は眠れないから」と、強引にまた先生の演奏をねだってくれました。今回もピアノの即興、曲の途中に「さくらさくら」のメロディーが流れたりしました。楽器ケースを指して図々しくも、「もう一つ箱をもってきていますから・・・・」と更にヴィオラ・ダ・モーレの演奏をおねだり。これまた即興曲を聴いてこの日の音楽談義を終えました。

9th音楽談義2

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写真展と児童合唱

フクロウ写真展1

齊藤嶽堂写真展
八ヶ岳のフクロウ/神威(カムイ)の在処

と題する写真展に行ってきました。この写真は会場の玄関に貼ってあったポスターですが、この前近くの会場で全日写連韮﨑支部の写真展をのぞいた折りにこのポスターの縮小版のチラシをいただきました。木の洞にうずくまっているフクロウの姿の写真、何ともいい写真でこれを見に行ってみようと思ったのです。

 

フクロウ写真展2

会場は八ヶ岳の西に位置する長野県原村の八ヶ岳美術館(原村歴史民族資料館)、林の中のモコモコとした建物が個性的です。

窓口で入場料を払って入ろうとしたところ、「今日は地元原小学校の音楽コンサートが美術館内で行われるので、正午からの入場は無料です。」とのこと、ラッキーでした。

敷地内の林の中には金属彫刻が点々と配置されています、更に館内にもたくさんの金属彫刻が。武蔵野美術大学をひらいた清水多嘉示氏がこの村の出身で、その作品が多く展示されているのです。また村内に大規模な縄文集落が発掘され、出土したおびただしい土器・石器なども展示されています。縄文期にもこんなに立派で芸術的な土器があったんだと感心させられました。

それから齊藤嶽堂写真展、これは二つのコーナーに分かれ、一つは八ヶ岳山麓でのフクロウの写真集、もう一つは厳寒の北海道での動物写真集でした。齊藤さんはフクロウに魅せられて八ヶ岳山麓でのフクロウ保護活動をされているのだそうです。フクロウは自然のバロメーター、フクロウが生活していると言うことは餌になるネズミやモグラなどの小動物がいると言うこと、その小動物の食料がまた豊富にある豊かな自然であるということなのだそうです。フクロウの保護は自然保護。元来は樹木の洞に巣を作るのだそうですが、適当な木が切り倒されてしまっているため巣箱をもうけて人工的な手助けもしているのだそうです。そうした巣の中の様子、ふ化から成長に至るまでのフクロウの子育て・見守りの様子などがたくさんの写真で見てとれます。
動物写真を撮るための苦労も紹介されていました。寒さに耐え根気強くシャッターチャンスを待ち続けるという動物写真の世界、驚くばかりです。
そしてもうすぐこの齊藤さんのプライベートギャラリー「ふくろうの里」が私たちの近く:山梨県清里にオープンするのだそうです。楽しみ!

 

 フクロウ写真展3

写真展を見ている間にこどもたちの歌声がきこえてきました。13:30からのコンサートのリハーサル、そしてリコーダーの合奏も。リコーダークラブは20人程度、正確には数えてないのですがソプラノ・アルトリコーダーはもちろん、テナー3本(?)、バス2本、コントラバス1本と本格的です。低音も悠々と流れて立派なものでした。合唱の先生の熱心な指導、こどもたちの一生懸命に歌っている姿も印象的でした。
やがてこどもたちの保護者らしき人たちが続々と詰めかけて80席ほどの椅子は満席、立ち見の人も居る中でコンサートが始まりました。私たちは合唱だけ聴いて引き揚げたのですが、朝ドラの主題歌「365日の紙飛行機」や「金比羅船々」等々の曲、いずれも熱演でした。写真の手前に立っている大きな陰は指揮者ではなくて彫刻です。美術館の彫刻に囲まれて行ったコンサートもこどもたちの記憶に残ることでしょう。

なおこの写真展は3月27日まで開催中です、お出かけしてみませんか。

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「今月の一曲」をお聞き下さい

一曲だけですが分離唱の合唱を聴いていただけるようにしました。

今月の一曲
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

をクリックするか、ページ上部のメニューから「今月の一曲」を選択し、プレイ・ボタンを押して下さい。

音楽ファイルの大きさに制限がありますので、短い曲に限られてしまいますが、これから毎月一曲を選んで聴いていただこうと思っています。どうぞお聴き下さい。

第8回さらりと音楽談義

7th音楽談義1
先月は大雪の直後で断念、2か月ぶりの参加でした。今回のモチーフは~楽器の歴史~。
会場である部屋に入ったところにテーブルが置かれ、その上にお花がいけてありました。お花と藤原先生のヴィオラ・ダ・モーレによる「アヴェ・ヴェルム・コルプス」に迎えられました。贅沢!

集まったのは先生・スタッフを含めて16名、2か月ぶりに参加すると「ずいぶん大きい集まりになってきたな」と感じました。

7th音楽談義2

先生の話が始まりました。楽器には動物の臓器が使われたこと、胃や小腸(ガット)など。動物の胃が楽器の胴の部分に使われたことなどがポスター様の印刷物で紹介されました。ガットといえばテニスラケットに張る糸を思い浮かべますが、弦楽器の弦にもガットが使われてきており、柔らかい音色だが伸びやすく長持ちしない、しかし現在もこだわりのある演奏者はガットを使うそうです。一見金属弦のように見えるものもガットの上に細い金属線をきっちりと巻いてあるとのこと。植物では葦が話題になりました。あし笛もありますが、オーボエやファゴットのリードは葦で作られてきているのだそうです。

ヴィオラ・ダ・モーレの「ダ・モーレ」という言葉は「愛」をあらわすこと、レストランなどの店名にもよく使われ、この名前の競馬馬もあったがあまり強くはなかったなんて話には笑いを誘われました。ヴィオラ・ダ・ガンバの「ガンバ」は足を表わす言葉、だからサッカーチーム名にも使われたりしているが、楽器に使われるのはその楽器が足の上に乗せて奏するような楽器であるときだとか。

インドにシタールという共鳴弦のついた楽器があり、それがヨーロッパに伝わって共鳴弦がついたヴィオラ・ダ・モーレが生まれた。またシタールが東洋に伝わり琵琶がうまれた。両者はよく似た楽器で調弦や奏法によってはヴィオラ・ダ・モーレで琵琶を奏しているかのような演奏ができることを、実際に演奏してみせてくれました。

7th音楽談義3

今回は参加者が取り囲んだ中央にはヴィオラ族の楽器が3台並べて置かれていました。手前の一番大きなのはテナー、中央はバッハの生きた時代に作られたもの、そして一番小さなのは日本で作られたもので、楽器頭部の装飾は観音様をかたどってあるものでした。

7th音楽談義4これはバッハの時代のもの、ネック部の模様は木の木目を活かしてあるようです。音を出すという目的以外に視覚的な美しさへのこだわりもたくさん見えます。

休憩時間にはそんな楽器を自由に触れさせてくれ、そのあいだにさりげなくヴィオラ・ダ・モーレを演奏してくれます。一曲目は「アルペジオーネ・ソナタ」(というらしい)、二曲目は即興で先ほど書きました琵琶風・琴風に調弦して演奏を聞かせてくれました。演奏の間に照明を落として(どうやら先生がスタッフに合図を送ったようです)その場は東洋風な雰囲気に。
ここでの話題は「楽器」といっても弦楽器が中心になりますね。ハープが元になってヴァイオリン等、多くの弦楽器が派生していったのだそうです。

話は変わって先生が関わって年一回開催されている笛吹音楽祭のこと、ここには聴覚障碍者の方を招待しているのだそうです。たとえ聴こえなくても音楽、そしてその場の空気は伝わるのだということ。聴覚障害をもった有名な打楽器奏者もいるのだそうです。イギリスという国はかつて世界中への植民地拡大策で悪いこと(?)もしたかもしれないが、障害者のことについては先進的な国で、パラリンピックはイギリスで始まったし、現在この国ではどんな障害があっても大学が受けられるのだそうです。

以上、思い出せる範囲での話題の紹介です。最後に参加者全員に自己紹介でも感想でもとはなしを向けられました。決して一方通行にならず、集まった人全員で和やかにこの会を育てていこうという先生やスタッフの配慮が嬉しいですね。。
スタッフから「最後のしめはやっぱり先生の音で」、と向けられ、「荒城の月」のメロディーがちりばめられた即興演奏で今回の会を終えました。

分離唱の合唱in国分寺(1月)

国分寺の合唱がありました。今回の参加者は、S:4,A:3,T:4,B:3と少人数ながらなかなかよいバランスでした。

いつものように分離唱から、そのあとは例によって讃美歌です。

しずけきいのりの
主よこころみ
ガリラヤの湖畔
神ともにいまして
かいぬしわが主よ
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびは死にしみも
むくいののぞまで
しずけきかわの

からたちの花

「主よこころみ」は四声のピアノに合わせて音を確認、さらに「やさしくともをむかえよ」は冒頭数小節の和音を一つづつ追って合わせました。こういった練習をすると唱いながら音が下がりがちだった傾向がかなり改善されるようです。さらに、同じ和音が今まで感じていたものと違う感じにきこえてきます。いつもよりちょっと厳しくかつ濃い練習だったかな。

休憩時間に男声合唱3曲

Adoramus te
今は若き子
夏の夜の星

男声合唱、拍手はまばらでしたね。(笑)

練習後半は

渓川したいて
はるかに
雲雀
うぐいす
緑の森よ
すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く

難曲の「渓川したいて」も指導者:Mさんによるとだんだん様になってきているとのことです。その後は外国曲を、あとから「すすき」など日本の曲をと、いつもとは逆の流れでした。こうして外国曲の後に日本の曲を唱うことで、日本の曲のよさが再認識できたように思います。

今回は少なめの人数でしたが、充実した練習でした。

はつはるコンサート

韮﨑文化ホールのエントランスホールで地域の合唱団「甲斐混声合唱団」のミニコンサートがありました。韮崎市の隣、甲斐市の団体です。会場は大ホールと小ホールを結ぶ広い通路のようなところに50席ほどの椅子を並べて、団員がすぐ近くにいるアットホームなコンサートでした。

プログラム

Ⅰ 混声合唱

早春賦
赤いサラファン
琵琶湖就航の歌
ふるさと(嵐)

Ⅱ テノール独唱  Tostiの歌曲より

Malia (魅惑)
La Serenata (セレナータ)

Ⅲ 混声合唱のための組曲「蔵王」より

蔵王讃歌
苔の花
早春

アンコール

麦の歌
365日の紙飛行機

トータルで40分程のコンサートでした。総勢19人、うち男性5人。ここの指導者は高校時代の同級生、団員の中にも知っている顔が3人、というわけで私も聴衆となりに。Ⅱステージの独唱はその同級生、声楽を学んできたこの方の歌声を初めて聞きました。それから合唱の中のアルトソロではやはり知っている方が。私たちと趣の違う合唱で、異なる世界を見せていただきました。「通常の合唱団って歌うことのエリート集団なのかな」なんてことがちらりと頭をかすめました。

「蔵王」は学生時代、佐々木先生の指導を受ける前に歌った曲、なつかしい。当時は自分のパートをひたすら歌って他のパートには耳が行かなかったのですが、その経験の通りに歌ったパートを追っかけて聴いていました。「楽譜を見れば今でも歌えるのかな」、なんて思いながら。

プログラムが終わったところで拍手と同時にすぐ前にいたおじさんが「アンコール!」と大きな声。そこで1年前のNHK朝ドラ曲「麦の歌」、聞き手が喜ぶ曲をしっていますね。これが終わった後さらに同じおじさんが「もう1曲アンコール」、いいおじさんですね。最後は今放映中の朝ドラのテーマソングで終わりました。

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食事と讃美歌

先日、お気に入りのお店「珈音」に行ってきました。この日は今年最後の営業日、この店の人気メニューのカレーセット・飲み物付き。カレーも美味しかったですが、コーヒーも香りよく味わいました。自分でいれるのと何が違うのでしょうか?

偶然、11月の「さらりと音楽談義」で一緒になったKさんにもあうことが出来ました。音楽談義では「ゆる体操」を教えてくれましたが、その話もうかがうことができました。Kさん自身のこだわりで行き着いた健康法のようです。若い方ですが大きなもの大切なものをもっているんですね。

 

ピアノ他

それからしばらくして、12月の「さらりと音楽談義」で初めて見えた方のピアノの先生の夫妻が見えました。「さらりと音楽談義」はもともと珈音さんの紹介で私たちも参加するようになったのです。この集まりの様子を珈音さんとともにおはなししたところ、この夫妻も仲間になってくれそうです。閉店時間となり帰る間際、年末ですから『きよしこの夜』を一緒に歌おうということになりました。夫妻の旦那様はピアノ調律師だとのことでピアノ伴奏をしてくれました。そして奥様はなかなかの美声の持ち主、ソプラノ2人、アルト1人、バス1人、そしてピアノという構成で歌いました。部屋の残響もほどよいのでしょうがなかなかよい雰囲気で歌えました。その夫妻が帰られた後、珈音さんと私たち夫婦でもう一曲「神のみこはこよいしも」、これはソプラノ・アルト・バス各1名。楽譜無しでしたが楽しくハモることが出来ました。食事もコーヒーも、そして讃美歌も、満足感たっぷりの時間でした。

こうして三声で楽しむと更に欲求が出てきます、やっぱり四声で歌いたい。一緒にハモってくれるテナー、いないかな~!

クリスマス

今日はクリスマス・イブ。我が家も人並みに・・・・。

クリスマスケーキ

ケーキは家内の友人の手作りです、腕はプロ並み。商業ベースにのったものよりはるかに美味しいな。実家で母と共に夕飯とケーキでクリスマス。そして自宅に戻ってもう一度。ろうそくをともして歌いましたよ、降誕の讃美歌。男声のソプラノと女声のアルト、女性のソプラノと男声のアルト、女声のソプラノと男声テナーといろいと。男が高い声の方が実際には声が近くてよいかもしれません。ささやかなクリスマスです。

さらりと音楽談義(第6回)

今回も参加できました。体調が悪い人もありちょっと少人数、今回のテーマは「暮れの音楽」でした。

 

6thさらりと3

まずは暮れを代表する曲「第九」の話題。
「合唱」ともいわれますが、藤原先生によると「これは交響曲として書いたもの、たまたま合唱をいれた」とのこと。暮れとは関係ないが、日本の第九の初演は捕虜収容所でのことだそうです。第一次世界大戦では日本は連合軍に加わり、ドイツが占領していた中国・青島(チンタオ)を攻めていって制圧、戦後ドイツ人捕虜を日本全国に収容、徳島でも収容した。ここでは捕虜の人権を認めて自由にさせた、例えば音楽、園芸、スポーツ等々。そしてこの収容所で日本で最初に「第九」を演奏したのだそうです。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」でも西南戦争で敗れた捕虜の人権を認め養蚕・生糸の技術を学ばせて社会復帰しやすくした場面がありましたが、ちょうどそれを連想させるおはなしでした。

続いては「きよしこの夜」の話。
これは1818年に生まれた曲、オーストリアのザルツブルクでのこと、教会の牧師さんが村人のためにクリスマスを賑やかに、歌をつくってみんなで歌おうということで自分で書いた詩に対して曲をつくってもらったのだそうです。教会ではオルガンが壊れていたのでギター伴奏ではじめて演奏された。それが周囲に広まり世界中にひろまった。日本には宣教師が持ってきて、教科書にのったことから宗教心なしに歌われるようになった。さらに有名な話として、フランスとドイツの国境で戦争中、塹壕に入っていたドイツ兵がもみの木をもってこの歌を歌いながら出てきた、フランス兵もそれにならって歌い出した。これがクリスマスの一時休戦の始まりだそうです。また日本では歌詞は3番までしか馴染みがないが、4番には平和が歌われていて、作者としては4番こそ歌ってほしいのだそうです。讃美歌の大好きな私たちには興味深いおはなしでした。

明治期、西洋音楽を取り入れたとき急いで音楽用語を翻訳・造語したのだそうです。しかしその造語にはふさわしくないものも多々あるとか。そんなことから「休符」・「フェルマータ」・「アフタクト」などの音楽用語についても、「あ、そうなんだ」と改めて納得のおはなしをいただきました。

最後に藤原先生のヴィオラ・ダ・モーレの演奏の「愛のよろこび」、そして先生のこの楽器の伴奏で「きよしこの夜」をみんなで唱ってテーマ「暮れの音楽」らしくこの会を終わりました。

 

6thさらりと1

会場の今回のおしゃれなワンポイントは円形に囲んだ参加者席の中央の机の上。中央に大きな松ぼっくり、その周りに楽器を演奏するかわいい天使の人形など。更に参加者各人にクリスマス・カード付きのスイート・ポテト、主催者さんのうれしい心遣いでした。

6thさらりと2

劉薇さんの健康食事法

「ヴァイオリニスト劉薇さんの実践的健康食事法を学ぼう」

という催しに行ってきました。10年前、医師から腎臓病のため人工透析が必要と宣告されながらも食事法で今も元気でヴァイオリニストとして活発に活動している劉薇(リュウ・ウェイ)さんの直接の話を聞き、その食事をいただく会です。

突然腎臓病といわれながらも医師に言われるがままでなく、自分の身体や心に問いかけながら病気に向かい合っているおはなしに感心しました。医療が多分に対症療法的であるとは感じていましたが、ここでもそんなおはなしが聞かれました。透析は1回に5万円ほどかかるとか、それが公の医療費で自己負担はほとんどなく受けられるそうです。でもそれは国民全体のお金が使われること。腎臓病患者数は膨大である上に日々増え続けている。自己負担がないからと問題意識を感じることなくその治療に入っていってしまうが、公の医療費破綻は目に見えている。そんな心配を日本に生まれ育ったわけではない劉薇さんから問題提起されました。透析という治療がいいのかどうか、どうしても必要な方もいるのかもしれませんがそうともいえない患者さんもたくさんおられるように思いました。そしてその治療は自身が決めること、医師の理詰めの説明に何も考えずに従ってしまうのではなく、自分で情報を集めて自分で考えて、自分が本当に望むことを選択していくことの大切さを話しておられました。

 

薬膳ランチ

1時間ほど話を聞いた後は劉薇さんの”薬膳ランチ”です。この日のランチはサラダ付きのカレー、雑穀のご飯に様々な食材の入ったカレーでした。カレーはドロっとしたものではなく自らブレンドしあまり煮込まないもの。食材の堅い食感が残っていた方が素材を味わえ、咀嚼で脳を刺激していいのだそうです。劉薇さんの伝えたい食事法・調理法は劉薇さん自身が実践しているものを定型的に教えるものではなく、その人その人が独自に感じ考えて、自分で作っていくものであるようです。写真には写っていませんが、後からデザートがでてきました。これも砂糖は全く使わず、使った素材のもっている甘さのみという事でしたが甘味も十分の上品な味わいでした。砂糖を摂らないことも勧められましたね。

最後に劉薇さんのバイオリン演奏を2曲聞かせていただきました。食事法・日々の生活は柔軟に、でも自身の音楽については厳しく求めていく、そんな心も教えていただいてこの集まりを終えました。

 

我楽舎

会場はオリジナル木工家具の我楽舎さん、玄関の様子はこんなです。こちらではまた他のライブの計画もあるようです。