日別アーカイブ: 2006年4月18日

合唱団の運営

大学合唱団はどこもそうなのだろうが、3年生が中心となって運営する。これは4年生は卒論で忙しくなってしまうためだろう。私たちの団体は、学生指揮者2名(3年と4年)、ソプラノ・アルト・テナー・バス各パートのパートリーダーとサブパートリーダーがおり、このメンバーを技術部門と呼んで音楽面での中核を担っていた。それとは別に運営部門があり、いわゆる団長に当たる理事を筆頭に副理事・庶務・会計・楽譜係などがあった。また、合唱団で年一回発行される機関誌「笛吹」と度々発行される小冊子の「和声」があり、このための編集委員という役もあった。つまるところ、3年生はほぼ全員何かの役に付かなければならないしくみになっていた。

合唱団の先生との窓口はもっぱら理事が担当していた。そして理事・副理事・学生指揮者は選挙で決めていた。佐々木先生を招聘するのも総会で決定したことだった。このように選挙によって中核の役員が決まることや、総会でさまざまな決定がなされることなどを先生は嫌っておられた。「国会のまねごとをして、私を呼ぶのに○年もかかった。」なんて、よくいわれたものだ。