月別アーカイブ: 2018年9月

甲州街道を歩く(第5回)

甲州街道ウォーク
第5回 与瀬宿~上野原宿

に参加してきました。
第1回から第3回まで、3・4・5月と天候にはあまり恵まれないながらも順調に八王子までたどり着きました。しかし大井川の川止めではないけれど、小仏峠を越えようとしたところで猛暑・台風。そのため3ヶ月も足止め(?)をくい、この9月にやっと進み始めたのです。

とは言ってもこの日歩いたのは小仏峠をとばして相模湖からのコース、峠越えは2月に行うことになりました。というわけで今回は第4回をとばして第5回の甲州街道ウォーク、まぎらわしい表現ですがご了解下さい。

 

01相模湖駅9:30の集合時、またもや雨模様。相模湖駅舎の軒下を借りて「八ヶ岳歩こう会」の受付嬢の面々の受付風景です。

 

02スタート式この日の参加は90人。カッパ姿・ポンチョ姿で出発式、まずは会長さんの挨拶から。

「第2回・3回は雨に降られ、第4回は猛暑と台風のため未実施、そして今日も雨。それもこれも会長である私の不徳の致すところ、責任は全て私にあります。」

と、雨模様の湿った空気も笑いで吹き飛ばしてくれました。

 


03スタートスタートしました。まずは中央線と高速道路の脇を西進。

 


04与瀬神社1与瀬宿近くの与瀬神社着。宿場に流行した疫病から宿人たちを守った鎮守の神で、甲州街道を旅する人たちが必ず参拝したのだそうです。大きな鳥居の向こうに白い手すりの広い階段、これをのぼると・・・・。

 


05高速陸橋広い広場、これは高速道路を跨る陸橋の上なのです。ここからは右に慈眼寺、左奥に与瀬神社と見渡せ、

 


06与瀬神社2 脚力に自信のある方は石段を登ってお参りです。

07記念撮影お参りを済ませたところで集合写真撮影、たまにはカメラマンさんも写してあげないと!

08沢を渡る間もなく山道に分け入りました。沢を渡る木橋はかなり朽ちてちょっと不安気。

09相模湖時々相模湖の湖水を見下ろせるコースです。


10秋葉神社秋葉神社、竹製・手作りの鳥居が何とも言えません。


11コスモスと地蔵この神社の入り口にはお地蔵様がコスモスの花の中に立っていました。


12苔の斜面斜面の苔が綺麗です。雨模様だからこそ、緑が映えるのかな。


13草地を行く草地・樹間をふんだんに通るこのコース、夏でもいいかもしれません。


14中央線トンネル中央線の上を何度も横切ります。このあたり、線路もトンネルの連続です。


15甲州古道桜野街道の地を示す木柱標識がコース沿いにたくさん設置されていました。
この木柱には「甲州古道 桜野」の表示。

16高札場こちらは「高札場」


17吉野宿ふじや吉野宿に到着。こちらはかつての旅館「ふじや」、この日は休業日だったのですがこのウォーキングイベントのために開けてくれたのだそうです。中には明治10年頃の町並みの復元模型が展示されています。


18案内板「ふじや」の前には、「甲州道中案内図」も。


19吉野宿本陣跡国道の向かいに吉野宿の本陣跡、当時の姿を残すのはこの蔵のみだそうです。「今はない本陣は五階建てだった」と写真を見せていただきました。


20小猿橋跡歩をすすめて「小猿橋跡」、ここには橋桁のない猿橋と同じ構造の小型の橋があったのですが、相模湖の湖水に沈んでしまったのだそうです。


21中央道橋現在の橋から眺める風景。湖水が遥か下にあり、深い谷に「小猿橋」がかかっていたことが想像されます。


22中学生アート中学校の正門脇に立つ自転車の廃材をつかったオブジェ。なかなかのアートじゃないですか!

お昼は中央高速藤野パーキングで、午後が雨予報なので休憩時間は30分だけ。食事とトイレで30分はきついですね。雨が止んでいたので、午後の天気も心配だったのですが雨具は脱いでしまいました。これが大正解。


23シーゲル堂午後の部スタートしてすぐに藤野のかつての商店街に、レトロな看板には「横山薬品改め シーゲル堂」と。


24藤野駅藤野駅前を通過


25手紙のモニュメント電車からも見える手紙をかたどったオブジェが桂川対岸に見えてきました。


26時計草時計草です、はじめて見ました。


27endoおしゃれな表札を発見、撮らせていただきました。

28手すり坂「狭くなりま~す、一列に並んで~。」


29中央線を渡るまたもや中央線を横切る陸橋の上から。


30石碑と彼岸花彼岸花がよく咲いていました。石仏と彼岸花の組み合わせ、どうでしょうか?


31ウルトラマン中古車屋さんの営業にウルトラマンも一役


32国道を歩く時には国道の脇を。


33境沢橋小さな「境沢橋」、これを渡るといよいよ山梨県上野原市です。

34諏訪関跡諏訪番所跡。男は上・下とも手形不要であったが、女は江戸へ入るときに女手形を必要とした(江戸より甲州への下りは不要)とか。「どうして?」と歩きながらの話題になりました。


35美容院いよいよ上野原の町に、こんな美容院の看板もおしゃれ!


36諏訪神社諏訪神社、ここで給水・トイレ休憩。


37青果店上野原の街中、旧街道沿いにはこんな木造の青果店が今も現役です。

38蔵蔵も、その向こうの青果店の看板も、タイムスリップしたようです。


39牛倉神社この日の終着点、牛倉神社に14:20到着。ウォーキング・ダイヤリーに押印してもらい、各自で上野原駅に向かいました。駅までは15分ほどで坂道も、

「この町の人も駅が遠くて大変だね~」
「毎日なら足が鍛えられるよ。」

との声も。

この日朝7時台の電車で集合場所へ向かったのですが、電車内はウォーキングの人が意外と少なく「どうしたんだろう?」。スタッフの皆さんは一電車早く現地に向かったのでした。雨模様の中、朝早くからの運営は大変だったことと思います。下見を重ねてウォークのためのよいコースを設定していただいたのだとも実感しました。午後からは雨という予報も良い方に外れていただいて、暑くもなく緑豊かなコースを完歩できました。
スタッフの皆さん、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

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「大地に歌は消えない」

大地に歌は消えない「大地に歌は消えない」
ウイリアム・H・アームストロング作
清水真砂子訳
大日本図書

訳者が主人公モーゼスについて「つねに神の御心のままに、自然を愛し、その語る声に耳を傾け、自らも大地と語らい、からだを動かし、道具を使ってさまざまなものをその手からつくりだし、そして道具の一つ一つをたいせつに、命あるもののように扱う」と後書きで語っています。そのモーゼスの生活が静かに語られていきます。差別の中にあっても信仰から来る安心をもった人の強さを静かに描いているという印象です。

母を亡くして満たされないストーン家の兄妹が、モーゼスが来て徐々に満たされていく、穏やかな時が流れているような前半。しかし後半は一転して不合理な人種差別から最後にはモーゼスがいのちを落としてしまう。この悲劇の結末はかつてあった非道な差別を現代の私達に訴えかけているようです。ゲド戦記の訳で有名な清水真砂子さんが私達日本人に伝えたい強い気持ちで翻訳されたのだろうと思いました。

この小説を読みながら、アフリカから連れてこられ奴隷生活・人種差別の中で信仰をもった人たちの歌「黒人霊歌」の「Deep River」などが想い浮かびました。

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諏訪大社上社2社巡り

標記ウォークがありました。

01茅野駅スタート9:30茅野駅集合、この日の参加は21名。いつものセレモニーの後準備体操、そして歩き始めました。

 

02諏訪大社の脊柱歩き始めるとすぐに諏訪大社の石柱が、諏訪大社の町らしいです。

 

 

03歩道茅野の街中はこんな歩道が整備されていました。


04弥生通りの大石「弥生通りの大石」、平成22年に土地区画工事を行った際に出土した大きな丸い石、言い伝えや際だった特徴があるわけではなく何もないのに祀られていることがインターネットで取り上げられ話題になった”珍しい石”。

 


05天香館八ヶ岳西麓には鏝絵文化が、その始祖に当たる小川天香氏の展示館。駅の近くにありました。


06天香館2その軒下に描かれた「松に鷹」。多くの蔵に描かれているものとは緻密さ・色合いともに一つ抜け出ている、かな?


07上川蓼科方面から流れてくる上川を渡ります。

 

08歩道水路に沿った歩道、こんな道も楽しい。

09寒天の里ここは寒天の産地です、こんな看板がいくつも見られました。

10御柱渡し場宮川に出ました。ここは御柱祭りの御柱が川わたりをするところ。そんな映像、TVで見たことがあります。

11前宮鳥居諏訪大社上社の前宮到着、まずは石鳥居。

12前宮2一段上がるとまたもや鳥居、ここで小休止。そして集合写真撮影。

13前宮3更にのぼると、本殿まで続く石畳。これも神社のうちなんですね。

14鏝絵1そんな石畳の脇の蔵で鏝絵を発見しました。なかなかいい大黒様。

15マンホールマンホールもカラフル。茅野市の観光地や文化財が描きこまれています。

16前宮4御柱本殿の周り四隅には御柱が立っています。

17前宮5いよいよ本殿参拝

18鏝絵2本殿の横の民家でも鏝絵を発見しました。モノクロの大黒様。

19イヌザクラ前宮の裏側から本宮に向かって山裾を遊歩道が整備されています、その歩道の脇にはこんな古木が。「峰たたえのイヌザクラ」、樹齢200年の古木です。「花を見たいね」といいつつ先へ進みます。

20遊歩道林間の歩道は快適。

21ヨウシュヤマゴボウその沿道にはヨウシュヤマゴボウが並木のように保護されていました。よく色づいた房も・・・・。

22本宮へ向かう遊歩道を下りてしまって、広い車道を本宮方面へ。

23北斗神社ここは「北斗神社」。急な石段は200段、登ってくると長寿が得られる?リーダーさん、「待っているので登りたい人はどうぞ」。で、登ったのは21人中4人。上からの眺望もよかったでしょうね。

24本宮金鳥居上社本宮到着です。まずは金鳥居。

25彫刻彫刻の下を潜り境内へ。

26本宮本殿本殿にお参り

27雷電像参拝をすませて下りてきたところで、「竜電の像があるよ~!」の声。今、甲府出身の力士:竜電が幕内で活躍しているのですが・・・・。「なんで~、竜電じゃなく雷電じゃんけ~。」

相撲史に残るあの有名な雷電は長野県出身なのです。

28本宮御柱そしてこれが本宮の一の御柱

ここからは帰り道、再び終着点:茅野駅を目指します。

29鏝絵3-1
30鏝絵3-2

またまた鏝絵発見。ずいぶんとシンボル化された「波に兎」、そして「波に千鳥」。どちらもふくよかでちょっとユーモラス。

 

 

32山下清展山下清の作品を展示する「放浪美術館」、見学はつぎの機会に。

33居酒屋看板串焼きの居酒屋看板でしょうが楽しそう。こういうの、好きです。

34ダイヤ菊看板最後はこの日の本当の目的地(?):ダイヤ菊で知られる大津屋酒造。映画の小津安二郎監督愛飲の日本酒だったとか。看板に描かれたこんな絵、いいじゃないですか。

34ダイヤ菊酒蔵で、これが大津屋酒造の姿。店の前でこの日のウォークは一旦解散、そして多くの参加者はこの中の試飲コーナーを楽しんだのでした。もちろん帰りには四合瓶を持った人、人・・・・。

猛暑が収まっていよいよ秋のウォーキング・シーズン、この日の距離は約10km。高低差も少なく距離も程々、最後には辛党にはたまらないお店に、うれしいシーズンはじめのウォーキングとなりました。
リーダーさん、サブさん、ありがとうございました。そしてご苦労様でした。

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武田の里・穂坂路ウォーク

武田の里ウォーク・穂坂ぶどう郷コース

がありました。韮崎市が主催するウォーク、4月桜の時期のウォークへの参加者にはお誘いの封書が届き、今回も参加してみました。コースは30km・20km・15kmとありましたが、私が選んだのは20kmコース。標高差550m、ウォーキングとしては決して楽とは言えないコースです。酷暑の夏もようやくおさまってきてしかも曇り空、このシーズンとしてはウォーキング日和でした。朝7:30スタート、春のウォーク(24km)では私より1時間も早くゴールした歩こう会の先輩が今回も参加、この先輩を目標に何とか最後まで歩ききり一緒にゴール。所要時間3時間半でした。

名前の通り穂坂町に登っていくとぶどう畑がひろがり、いくつかの給水所にはぶどうのおもてなし、豚汁も美味しかった。農家の方がコース上で数粒のぶどうの枝を手渡してくれたり、途中では牛にも大きな声で励ましていただきました。ゴールした人には大変大粒のぶどうが一房おみやげ、これも嬉しかった。

ゴールしてから気づいたのですが、左右の足の平(足指の付け根)に大きな豆が出来てしまいました。度々履いているウォーキングシューズなのですが、また!これから何か対策が必要です。

でも歩ききった満足感、いいですね。また挑戦したいと思います。

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