月別アーカイブ: 2008年7月

緑のカーテン便り2

我が家の緑のカーテン、最近の様子をご覧ください。昨日の写真です。

緑のカーテン2
昨年の朝顔は庭にも繁茂し、土の上の這ったところで根も張りました。地面の上の蔓はおおかた片付けたのですが、いくらかは残っていて今年はそこからも芽を出しました。従来通りにネットを張ってから1ヶ月、新しい場所から出た芽が広がりを見せ始めましたのでこちらにも新しくネットを張りました。結局、昨年の2倍の面積です。

緑のカーテン3
花が咲き始め、日に日に花の数が増えています。花の大きさは10cm強で、なかなか大きな花の品種です。葉は成長に連れて大きくなってくるようですが、大きいものは大人の男性が掌を広げたくらいです。裏側(部屋の中)から見ると、日光を受けようと競って葉をのばしているようにも見えます。前日のしぼんでしまった花、明日開花するつぼみも一緒に写真に収めることができました。

緑のカーテン4
新しくネットを張った部分の朝顔はまだまだ成長が遅く葉も小さいのですが、従来の株からの朝顔は勢い盛んで、もう二階のバルコニー部分に届いています。もちろん、一階の居間の窓はすっかり覆い隠してしまいました。おかげでこの部屋はまさに緑のカーテン、梅雨明け後の暑い日射しの中でもこの部屋だけは
快適です。毎日増え続ける花の数を数えるのもこのところの朝の日課です。今朝は90輪を超えました。毎年のことですが日射しの暖かさが嬉しくなる10月まで、我が家では朝顔を楽しみます。

「自然農法 わら一本の革命」(その2)

わら一本の革命(柏樹社)
この本を私が購入したのは昭和50年、もう30年も前になります。表紙は緑の堅いもので、確かカバーに自然農法の稲穂の写真が載っていたと思うのですが、残念ながらカバーは捨ててしまいました。この写真は中表紙のものです。出版社は今と異なり柏樹社、奥付には次のように記載されています。

1975年 9月25日 初版発行
1975年11月10日 2版発行

どうやら、わずか2ヶ月ほどで増刷しなければならなかったようです。
私たちの学生時代(合唱団時代)、佐々木先生は合唱指導の中で自然農法のことを熱く語ってくれたのです。先生の話の中で福岡正信さんという自然農法の実践家がいること、ミカンを栽培していること、先生のお宅にもミカンが送られてくること等々、自然農法という一般には馴染みの薄いことが私たちの心の中に収まってきたのです。先生は福岡正信さんを、「たとえ年齢が下でも、教えてくれる方はみんな先生なんだ」と先生自らが「福岡先生」とよび、私たち団員もみな自然に「福岡先生」と呼ぶようになりました。やがて柏樹社からこの本が出版され、私たちの多くは(多分先生を通して)この本を購入したのでした。
本の内容は著者の若い頃の自然農法への閃きから、それまでの職を辞して郷里で自然農をはじめたことなど、私たちの中にスッと入ってくる内容で実に短期間で読み終えた記憶があります。

この本の出版社である柏樹社はなくなってしまったようです。同じ柏樹社から出版された佐々木先生の「耳をひらく」は現在も再版されていませんが、この本については幸いにもその版権を春秋社が買い取ってくれたと言うことでしょうね。現在も手にすることができるのは嬉しいことです。

「自然農法 わら一本の革命」

          わら一本の革命(春秋社)
福岡正信著「自然農法 わら一本の革命」春秋社

を借りてきました。この本、昨年私が図書館に希望図書として書いたところ購入してくれたものです。しかしこの一年、誰も借りなかったようで、私が初めての借り出し者です。本の奥付を見ると

    1983年5月30日 初版第1刷発行
2004年8月20日 新版第1刷発行
2006年3月10日 新版第5刷発行

とあります。我が家にもこの古い本があるのですが、久しぶりに新しい本を開いてみると加筆されている部分があります。

  「追章 “わら一本”アメリカの旅 アメリカの自然と農業」

です。借りてきて真っ先にこの加筆部分を読みました。福岡先生は「国内よりもむしろ海外での評価が高い」といったことを聞いた(読んだ)覚えがありますが、まさにそれを体現しているような加筆のようにも思います。

でもやっぱり1章から5章の本文の方が現代の食環境にどっぷりつかっている私たちにとっては衝撃的な感じがします。

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ジャガイモの収穫

ジャガイモ掘りをしました。母が育てたジャガイモです。木が枯れてしまうこの時期が、この地域では収穫時です。

品種は2種類、従来からの男爵イモとレッドアンデスという表面が赤いちょっと変わったジャガイモです。

「みつっぱ」という3本の細い刃が出ている農具を使いました(3つの刃という意味でしょうね)。土への通りがよく、深く掘るのもあまり苦にならないので、普通の鍬より随分楽にまたイモを傷つけずに掘ることができました。1~2時間の作業で汗だくでしたが、おかげで掘り終えて袋に詰め貯蔵庫に運び込むことができました。

今年のイモはあまり大きなものは育っていません。しかし大きすぎず丁度いいのかもしれません。

ジャガイモ
ピンポン球より一回り小さいようなイモは処分してしまう場合もあるのですが、今回私たちはこの小さなイモをもらってきて、さっそく食卓に載せてもらいました。わたしは堀りたての小さなイモを食べるのが好きですね。そして品種はやっぱり男爵イモの方が好きだな。

グラジオラス

我が家の庭では、このところグラジオラスが咲いています。色はごらんの通り2色です。

グラジオラス2

グラジオラス1
紺の方は実際にはもう少し色が濃いのですが、写真はなかなか実物通りとはいきませんね。後方の窓下は「緑のカーテン」でかげってくるようになりました。山梨もいよいよ夏本番、これからこの葉陰の恩恵を喜びたいと思います。

オレンジ色の方は先日の雨で何本か倒れてしまいました。やむを得ず切り取って室内を飾ることになりました。

鶏頭

我が家の玄関先に咲いている鶏頭です。
鶏頭

ここに移ってきた当初、庭に真っ赤な鶏頭をつくり、これが毎年たくましく自生してきます。深い赤の鶏頭の花も綺麗ですが、この鶏頭は小さな房のような花でやさしい色。こんなかわいい鶏頭の花もまたいいものです。

遺伝子組み換え

 少し気張って食糧問題です。先日のNHK「クローズアップ現代」は番組表では、
「食糧高騰に揺れる米国日本は」
との表題でした。帰宅して途中から後半部分を視聴しましたが、その内容はアメリカがバイオエタノール生産に数値目標を掲げたことがトウモロコシをはじめとする穀物価格の高騰を招いたことや遺伝子組み換え作物の作付け面積が急速に拡大(特にアメリカ)していることなどと取り上げていました。
 日本では抵抗の大きい遺伝子組み換えを避けての穀物輸入は今や困難になりつつあることを、映像を含めてわかりやすく説明してくれていました。ただ、遺伝子組み換えにより食糧増産効果もあった、1割ほど増えたというようなことも言っていました。聞き手であるアナウンサーの「しかし心配なこともあるのでは?(という趣旨)」の質問に大学の先生は、だから「輸入先を一国に集中するのは危険だ、多くの国に分散すべきだ」というようなことで締めくくっていました。
 確かに近視的には輸入先を分散することによって、それぞれの国情や気候変動のリスクを低減することができるのでしょうね。でも、このなかに本質的な議論がないように思ってしまいました。最近特に食糧自給率の低下が叫ばれ自給率を上げるべきだとの声もよく聞かれますし、私もこれは大切なことだと思うのです。自給というい観点ばかりでなく、遺伝子組み換えを避けるという意味でもできるだけ自給することがよいと思うのです。では、自給率を上げるためにはどういうことが必要なのでしょうか。日本の農家が米ばかりでなく大豆やトウモロコシを生産するためにはどういうことが必要なのでしょうか。輸入先の分散ではこういった問題の核心についての道を示していないと思うのですが。
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「自然栽培ひとすじに」

以前このブログでも書きましたリンゴの自然栽培の木村秋則さんの著書が出版されていることを最近知りました。そこで、この本を図書館の希望図書に書いたところ購入してくれましたので、早速借りてきました。
自然栽培ひとすじに
リンゴ栽培への苦しい道のりや栽培法のほか、自然栽培による米づくり・野菜づくり、自然農法を通したひとのつながりのことなどが書かれています。木村さんの農法は決して不耕起というわけではないようで、私たちが山梨で見学させていただくことのできる自然農とは若干おもむきがちがうようです。その土地土地で環境も自然条件もことなり、それに対応してさまざまなくふうがあるのでしょうね。

読みやすい文章で、短期間でよんでしまいました。

ちょっぴりハーモニー

 我が家に来客がありました。妻の友人です。真っ黒に日焼けした、何とも活動的な人でした。で、その方はどうやらクリスチャン、讃美歌を少しだけ一緒に唱ってもらいました。
    312番 いつくしみ深き
    111番 神の御子はこよいしも
 何でもかつてスペインの修道院でも生活したことがあるとか、グレゴリア聖歌も歌ったのかな。声の太い彼女にはソプラノをお願いし、音域の狭い私たち夫婦がアルト・バス。1パート足りないのですが仕方ないですね。やっぱり4人欲しいなー。それでも久しぶりに讃美歌を楽しみました。後になると分離唱もやればよかったかなと思いますが、やっぱり初めての人には躊躇してしまいます。