分離唱の合唱

私は学生時代に「分離唱の合唱」にめぐり会いました。

分離唱の合唱団に入団したのではなく、それまで普通の合唱をしていた団体が佐々木基之先生の指導をあおぐ様になったのです。団員全体がハーモニーの世界、佐々木先生の音楽の世界にゆっくりと導かれていきました。
卒業後も数年間は「分離唱の合唱」の世界に住み続けました。そして二十数年のブランクの後の現在、もう5年以上も前から私は再び「分離唱の合唱」を唱う環境に恵まれています。

階名で譜読みをしない合唱
パート練習のいらない合唱
聴いて唱う合唱
ハーモニーに感じ、音楽に感じる合唱

私たちの世界には「耳をひらく」ということばがあります。ハーモニーの中で自然に聴いて自分の声も自然にハモる、そして自然に音楽を感じる、そんなことを表したことばでしょうか。

10年ほど前から始まった年1回の学生時代の同窓会では、楽譜さえ用意すれば当時唱ったア・カペラ曲を次々と40曲以上も唱い続けます。私が今参加している合唱は月1回、練習終了後もやはりア・カペラ曲を次々と、1・2時間ハモって楽しみます。これこそが合唱の醍醐味ではないでしょうか。

全くの素人、声にも音感にも特に恵まれているわけではない極々普通の人の集まりである私たちが、いつまでも合唱をハーモニーを楽しめる「分離唱の合唱」の世界に多くの人が目を向けていただきたいなとの思いを込めて、このサイトをつくっていきたいと思っております。

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