月別アーカイブ: 2014年12月

年賀状版画

我が家年末恒例の年賀状印刷、ことしもやりました版画年賀状です。

 

年賀状版画1少々裏方のご紹介。ゴム版は画材店から購入しました。表裏面がグリーンとブルーとなっている版、身近な見せでもよく見るのですが同じもののようでも柔らかさが違います。堅いと彫刻刀の刃が滑ってしまうのでやっぱり軟らかい方がGood。絵の具は油性で今回は3色1版刷り、薄め液は買わずに灯油で代用します。そしてこれは昨年使った灯油、下に絵の具が沈んでいますが上澄みは綺麗になっていました。左端にあるペ地は何に使うか、わかりますか?絵の具の蓋がかたく固まってしまってまわらないのです。そこでこのペンチが登場。

 

年賀状版画2そして刷り上げました、160枚。ファンヒーターの前に並べて乾いてから年賀状書きが始まります。そんな訳で、来る新年も我が家の年賀状は元日に届くかどうか、送れたらごめんなさい。

 

 

「神様のカルテ3」

神様のカルテ3

「神様のカルテ3」
夏川草介
小学館

またまた続編です。
ここでも松本の本庄病院の若い内科医:栗原一止の日々が語られます。前半では前作で亡くなった先輩医師の穴埋めにやってくる女医さんのこと、そして主任看護師と患者さんのこと。後半では民間病院での医療の厳しい現実と医者の医療技術を更新していくことの難しさの重いテーマを描いている。冷徹であるかのような女医さんもまた医者としての自己に厳しい人であり、医者・看護師・患者・主人公の家族とアパートの住人、多くの人が絡み合う素晴らしいヒューマンドラマでした。

主人公は「草枕」をいつもポケットに忍ばせているほどの漱石好き。そういえば私はまだ「草枕」を読んだことがありません。図書館で日本の古典文学の棚などほとんど見たことはないのですが、今度はそちらへも目を向けてみようかなと思います。

鹿教湯温泉の氷灯籠や国宝仁科神明宮など信州の美しい風景の描写にも惹かれました。ここに描かれている場所も一度訪問してみようかとも。

我が家のクリスマス

Xmas今日はクリスマス・イブ、我が家の食卓にもケーキとろうそくが並びました。妻の友人の手作りケーキ、今年もありつけました。商業ベースに乗ったケーキとはひと味もふた味も、違いますね。

ろうそくもほとんどが頂き物、今はさまざまなしゃれたろうそくが手に入ります。リンゴのろうそく、形がだんだん壊れてきました。クリスマスツリーのステンドグラス風、これもしゃれてます。そして一番の自慢は目が光るフクロウ、これは巨大なもので我が家に住み着いてでもう10年ほど。まだ10年は使えるかな。

 

至吹の時

韮崎のショッピングセンターに寄ったところ、吹奏楽の音が。どこでやっているんだろうと近づいていくと、エスカレーターを2階にあがったところのちょっと広いスペースでミニコンサート、そして買い物に来た人達が人だかり(?)となって聴いていました。地元韮崎高校の吹奏楽部20人ほど、それぞれにサンタの帽子をかぶって演奏していました。

そして曲の合間、司会者が「プレゼント」とか言ったなと思っていると男子生徒がこれを配布にまわってきました。定期演奏会のチラシに飴が一個貼り付けてあり、「なるほど、これがプレゼントか。」

韮高吹奏45th定演チラシ

「演奏会は何時だろう、年末かな、それとも年明けかな?」と、見てみると何と平成27年5月17日。何とも気の早いことです。「至吹の時」は「至福」と「吹奏楽」をかけたか、旨く造語しましたね。

ところで来年が第45回、さかのぼって第1回を計算してみると私達の在学中のこと。そういえば高校2年生時、吹奏楽部と合唱部が合同で行ったのが確か第1回定期演奏会、私も唱いました。しかし、いつのまにか吹奏楽単独での演奏会に変わってきているようです。あのころが高校のクラブでも演奏会をするという時代の黎明期だったのでしょう。設備も充分でない市民会館ホールで率先してスポットライトをステージの天井付近にくくりつけ、裏方と指揮と両方をこなしていた先生の姿を思い出しました。

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高校駅伝

今日は全国高校駅伝の日、私は高校駅伝ファンです。あまり長い時間でなく、変化も激しく、数ある駅伝の中でも高校駅伝が一番おもしろい。昨年は男子で山梨代表のチームが初優勝、とりわけ楽しませていただきましたが、今年はどうでしょうか。今年は女子チームにちょっと期待しています。

「ビブリア古書堂の事件手帖5」

ビブリア古書堂の事件手帖5
~栞子さんと繋がりの時~
三上 延
メディアワークス文庫

 

読みました、シリーズ5作目。

今回登場した古書は、『彷書月刊』・手塚治虫『ブラックジャック』・寺山修司『われに五月を』。『彷書月刊』も寺山修司も知りませんが、『ブラックジャック』はわかります。多少でも知っている本の話になるとやはり親近感が持てます。そして特定の作家・作品を愛しコレクトする人の姿、こんなふうにこだわっている人がいるんだと感心してしまいます。主人公二人の関係も少し進展、また次号に楽しみを残して終わりました。

第6作の発売、もうすぐです。図書館にはすぐ入れてくれるのかな。

12月の合唱

 12月の合唱がありました、2か月ぶりの参加です。中央高速利用ですが、衆院総選挙の影響か普段よりも行楽の車がかなり少なく感じました。休憩したサービスエリアの駐車場の車もいつもの半分くらい、帰りはいつも反対方向の小仏トンネルをあたまに長い渋滞があるのですが、今回はあまり渋滞がみられませんでした。

さて、合唱です。この日の参加はちょっと少なめ、S:4、A4、T:3、B:3、今回も名古屋のHさんが仕事の都合もあり参加してくれました。12月はクリスマスの月、この時期はクリスマスの讃美歌をハモりたいなと、12月の合唱ではそれを唱うのが恒例になっています。

練習の始めに指導のMさんから、「今日はあとでクリスマスの讃美歌を唱いましょうね。」と、そして始まりました。まずは分離唱、そして讃美歌。

しずけきいのりの
かいぬしわが主よ
神ともにいまして
やさしくともをむかえよ
夕日はかくれて
こころのおごとに

佐々木先生の合唱曲集から

すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く

休憩時間には男声合唱を4曲、そして後半は、

渓川したいて
Lo, a voice
アヴェ・ヴェルム・コルプス
Gloria in Excelsis Deo
緑の森よ
雲雀

そして最後に約束通り(?)クリスマスの讃美歌

きよしこの夜
もろびとこぞりて
あめなる神には
神のみこはこよいしも
まきびとひつじを

以上で練習を終えました。この日は人数が少ないながらも最初からよいハーモニーで「なかなかいいな」と思いつつ唱いすすめることができました。最後に1月・2月の練習日を決めて解散。今年最後の合唱を終えました。

そして、残った少人数でしばらくのお喋りの後また唱い始めました、クリスマスの讃美歌。

あめにはさかえ
あらののはてに
いざうたえ
ああベツレヘムよ
ひつじはねむれり
まぶねのなかに
ひくれてよもはくらく
つかれしものは
すくいの主は
まきびとひつじを
エサイのねより
あめなる神には
神のみこは

というわけでよく唱いました。これらの曲の半分くらいは初めて、ちょっと聴いたことがあると言う程度で、

「これ、唱ってみよう」

という調子でいきなりア・カペラ。無謀というか何というか、でもこうして楽しめるのも多分分離唱の合唱だからこそ。よく唱いました、今回も。

 

自然農みかん

自然農みかん今年も友人がみかんを送ってくれました、こだわりの自然農みかんです。毎年いただいているのですが、昨年はブログに書きそびれてしまいました。ここには二年ぶりの登場です。

いただいてすぐに載せれば良かったのですが、すでに食べ始めて箱いっぱいの時は過ぎてしまいました。

今年は早生みかんと大津みかんの2種類、今までと違う品種です。大粒で外皮は厚いのですが、内皮はうすくて食べやすい。うれしい友人の心遣い、しばらく楽しませていただきます。

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「神様のカルテ2」

神様のカルテ2

「神様のカルテ2」
夏川草介
小学館

 

「神様のカルテ」にも続編がありました。一冊目がよほど好評で売れたのでしょう。

長野の民間病院で奮闘する若い医師:一止とその周辺の話、この続編では特に医師とその家族がテーマのようです。主人公夫婦のことだけでなく、同僚医師の仕事と家族の狭間のこと。病気で倒れた先輩医師とその夫人のこと。厳しい医療の仕事と一家庭人としての悩み・苦しみを背負いながら、そんな中でも素晴らしいヒューマンドラマが展開します。

この本もおすすめしたい一冊となりました。