月別アーカイブ: 2021年11月

とみざわの六地蔵

とみざわの六地蔵

12月に「とみざわの六地蔵巡りウォーク」が計画されています。「参加したいな」と思っていたのですがこの日は都合が合わず見合わせ。そこで個人的に歩いてみることにしました。とみざわ道の駅駐車場に車を止めてのウォーク、富士川の支流を遡って歩くこと一時間超でこの六地蔵公園に到着。六地蔵公園とう名称から新しいお地蔵様が並んでいるのではと想像していたのですが、みると歴史を感じさせるお地蔵様、富士を背にして並んでいます。後ろには茶畑があり、新芽の季節にはやわらかな若葉を背景にまた美しいだろうな。このお地蔵様は江戸時代1722年造立、かつてはここに明岳院というお寺があったとのこと。人口流出で寺も無くなってお地蔵様だけが残されたのでしょうか?

でもこうしてこの地での立ち姿、いいな。桜も植えられており四季折々の風景の中にたたずむお地蔵様が見られそうで、また来たいな。

 

蛾ヶ岳ハイキング

11月24日、「蛾ヶ岳(ひるがたけ)ハイキング」に参加してきました。「蛾(が)」という字を「ひる」と読む、不思議です。

 

01_集合甲府盆地の南端、市川三郷町の碑林公園に集合して数台の自動車に分乗しここ四尾連湖駐車場に来ました。この日の参加者は15名。リーダーの挨拶の後ストレッチをしてスタート。

 

02_スタートとりあえず四尾連湖には回らず、蛭ヶ岳への登山道をのぼりはじめます。

 

03_急な上りいきなりの急な上り坂がしばらく続きます。

 


04_木の葉の中を林の葉はほぼ落葉して、一面の落ち葉のなかを登ります。

 


05_大畠山到着 やがて「大畠山」の看板、最初の急坂は登り切りました。ここで小休止。

 

06_ここから緩やかここからはなだらかな尾根道が続きます。

 

07_まだ紅葉見回すと楓だけはまだ落葉せずに紅葉を残しています。

 

08_馬の背尾根道は時にはこんなに細くなります。道の左右は急勾配で落ち込んでいてちょっと怖い。


09_樹間に四尾連湖「四尾連湖が見えるよ~!」、普段なら見えない四尾連湖が落葉しているおかげで見えました。


10_小さなピークを越えて今度は緩い下り坂。

 

11_落葉を踏みしめて落ち葉が分厚く積もっている中を、


12_「さくさく」と踏みしめて・・・・。

13_檜の下曲がった巨木は檜かな?

 


14_檜林の中は暗い常緑樹の林の中は暗い。地面に届く光が少なく、下木下草が少なく多様性が損なわれているという。

 

15_斜面をギザギザに道は急傾斜をジグザクに進みます。


16_朴の木の絨毯ここは朴葉のじゅうたん。


17_朴の木じゅうたんの持ち主はこの朴の木。

18_厚く積もった落ち葉ここでも道が埋もれています。


19_沢を渡る橋ほぼ尾根道にも一つだけ沢を渡る橋がありました。


20_霜柱今シーズンはじめて見た霜柱。


21_西肩峠西肩峠までやってきました。ここで小休止。ここから頂上までまた急登です。看板によると山頂まで15分、「本当かな?」。


22_ここから直登まさにまっすぐ登る急なのぼり。


23_きつい登りあえいで登ります。

24_まだまだ下から見上げて「あそこまで」と思っても、まだまだ急登は続くのです。


25_つきました頂上着きました、蛾ヶ岳山頂。目の前に富士山の雄姿、感動です。


26_集合写真まだ後続の人は到着してないのですが、とりあえず集合写真(の練習)。


27_北側は甲府盆地北側に目を移すと甲府盆地が広がっています。その向こうはどうやら八ヶ岳、でも雲がかかっています。


28_西に四尾連湖さらに西を向くと南アルプス、残念ながら北岳など奥の高い山々は雲の中。手前には四尾連湖があおい水をたたえています。


29_昼食と、ひとまわり見回し全員で集合写真を撮ってから思い思いの場所で昼食。みんな富士を眺めながらの昼食です。

30_午後の部スタートこの日は風がちょっと冷たい日、幸い日差しには恵まれましたが寒くならないうちにと早めに下山をはじめました。


31_急な下り急坂は下りこそ慎重に、


32_西肩峠でも下りはあっという間、登りは20分でも下りは10分もかからず西肩峠まで下りてしまいました。


33_軽快にここからは緩やかな道、気持ちも穏やか~~~。


34_軽快に軽快に!

35_軽快に軽快に!

36_馬の背今日のコースで細い尾根道は3ヶ所。


37_裸木の中の紅葉チラチラと残る紅葉を見る余裕も。


38_帰りは右方向大畠山まで帰ってきました。左が登ってきた道ですが、「帰りは右をいきます」とリーダー。すかさず

「近道?それとも遠道?」
「遠道だよ。」
「ええ~!」「登りはあるの?」「もう登りはイヤだ~!」

40_林間の歩道で、こんな道に「ほっ!」

41_林道に出た軽トラも通れるような林道に出ました。


42_四尾連湖到着そして、最終目的地:四尾連湖に到着。湖畔はロッジやキャンプ場が整備され、ボートも浮かんでいます。


43_休憩湖畔のロッジでゆったりと時間をすごして、


44_プランター駐車場に向かいかけたところ、こんなプランター(?)を発見。いいな、こういうの。


45_四尾連湖にお別れ四尾連湖ともお別れ。


46_帰ってきましたスタート地点に戻ってきました。

この日は気温はちょっと低めでしたが、穏やかな日差しに恵まれ頂上での素晴らしい眺望にも恵まれてみんな大満足。嬉しいウォーキングでした。リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。

「あかね空」

あかね空「あかね空」
山本一力
文藝春秋

 映画「あかね空」を見て原作を読みたいなと思っていました。

京の豆腐屋で修行をし江戸へ出てきた栄吉が長屋でおふみとともに豆腐屋をはじめて、やがて店を大きくしていき二代目に引き継いでいく物語。源治・おふみ父娘をはじめ長屋の人たちや一人息子を誘拐された豆腐屋の相州屋夫婦の助力など人のつながりの中で商売を太らせていく。栄吉・おふみ夫婦は二男一女に恵まれるが、子の成長に伴い家族に不和も・・・・。

映画にはほとんど登場しなかったと思うのですが、次男の伴侶となる女性の存在もまたいいなと思いました。

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10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2108
ナイス数:5

あかね空 (文春文庫)あかね空 (文春文庫)
読了日:10月29日 著者:山本 一力
龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)
読了日:10月26日 著者:丸山 正樹
ブナの森は生きている (福音館のかがくのほん)ブナの森は生きている (福音館のかがくのほん)
読了日:10月19日 著者:甲斐 信枝
あしなが蜂と暮らした夏 (単行本)あしなが蜂と暮らした夏 (単行本)
読了日:10月19日 著者:甲斐 信枝
青天を衝け 二 (2)青天を衝け 二 (2)
読了日:10月17日 著者:大森 美香,豊田 美加
本の虫ではないのだけれど―日常を散策する〈1〉 (日常を散策する 1)本の虫ではないのだけれど―日常を散策する〈1〉 (日常を散策する 1)
読了日:10月12日 著者:清水 眞砂子
青天を衝け 一青天を衝け 一
読了日:10月12日 著者:
つばきつばき
読了日:10月02日 著者:山本 一力

読書メーター

サトイモ収穫

里芋収穫

サトイモを収穫しました。無農薬・無肥料・雑草の中で育ったサトイモ。少し日光に当ててついている土を乾かして落とし、葉・茎を除いて取り入れようと思います。今年は結構食べられそう。

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小尾街道巡りウォーク(第5回)

コロナ禍で活動休止していた八ヶ岳歩こう会も10月から再開。しかしなかなか都合が合わず会のウォーキングに参加できなかったのですが、先日の

甲斐のむかし道・小尾街道巡りウォーク(5)

に参加してきました。久々のウォーキング、そしてその報告です。

小尾街道は別名:穂坂路とも呼ばれ、甲府から茅ヶ岳の麓を回って長野県川上村に至る古道です。今回はその第5回で須玉町江草地内、両組地区の根古屋神社から八巻地区を経て岩下地区までのコースでした。

 

Imgp937710:30、根古屋神社に集合してまずは集合写真、そしてスタートです。

この神社は鳥居の左右に国指定天然記念物の大ケヤキがそびえており、地元では「田木・畑木(たぎ・はたぎ)」と呼ばれています。それぞれのケヤキの根元には大きな石があり、石の上部が平らな方が「田木」、傾斜のある方が「畑木」です。

 

Imgp9368これは「田木」、見事な大木ですが雨で浸食されないよう洞を補修材で埋めてしまった姿は痛々しい。


Imgp9374神社の道向かいには丑鼻に鏝絵がほどこされた蔵があります。

Imgp9375松に鷹の図案はよくあるのですが、ここは「楓と松に鷹」。珍しい。

 

Imgp9379街道を少しだけ逆戻りして、ここは根古屋の口留番所跡。石造物と高い石垣がその名残らしい。小尾街道に口留め番所は4ヶ所あったのだそうですが、今回はその2ヶ所を巡ります。
Imgp9380

このあと山城の獅子吼城址に登る予定だったのですが、時間の都合でここに上るのは見合わせ。登り口だけ見て次へ向かいました。

 

Imgp9381この獅子吼城址の麓から塩川下流方向に視界が開けています。

 

Imgp9383改めて上流方向に向かい、再度根古屋神社前へ。ここに見えるのは「畑木」の方、巨木の様子がおわかりいただけると思います。

 

Imgp9384集合場所だった駐車場の楓も紅葉の盛りです。

 

Imgp9385次の目的地は廃校になっている旧江草小学校。これは校庭への門の前石段を登るところ。校庭下の土手に植えられた樹木が立派な並木になっています。ちょうど紅葉のよい時期です。
Imgp9386

校庭に入るとそこは古タイヤで囲まれたゲートボール場、校庭からさらに一段高いところに古い校舎が今も建っています。昭和の面影を残すこの校舎、2005年に放送された国仲涼子主演のテレビドラマ「みんな昔は子供だった」のロケに使われたのです。職員室などこの中での撮影。校舎は今では老朽化が進んでいるのですが、紅葉に囲まれて良い雰囲気です。

 

Imgp9389

校庭に群れるのは我が歩こう会の面々。ゲートボール場以外は草芝生で、ここでも紅葉に囲まれてホッと一息。

 

Imgp9392小学校の隣地には中学校があったのですが今は校舎は無く地域のスポーツ広場となっています。ここからは遠くに瑞牆山が望めます。

 

Imgp9395再び歩き始めました。県道をできるだけ避けてたんぼ道をすすみます。振り返るとこの日は登れなかった獅子吼城址の山が空に突き出ています。見晴らしもよさそう、登りたかったな。
Imgp9398次の目的地は十五所神社、社殿の中にあげていただき宮司さんのお話しを聞くことが出来ました。この江草地区には十五の神社があり、それを束ねる神社とのこと。神社のお参りのマナーなども教えていただきました。脱いだ靴を外へ向けること無く神殿を向いたまま上がり、かえりにはこのように神殿に背を向けないように靴を履いてお辞儀をして帰るのだそうです。
Imgp9399

次の目的地は「馬場の口留番所跡」。しばらく県道を進んだ後、一段高いところにある馬場集落に向けて急な坂を登ります。

 

Imgp9401

馬場集落に入り小さな路地をはいると番所跡の建物があります。トタンを被せた藁葺きの質素な建物、下から見ると屋根材の藁には籾がついていました。しっかりとは稔らなかった稲わらをそのまま屋根葺きに使ったようです。

 

Imgp9402口留番所跡の入り口近くには「萬霊塔」の石碑や「秋葉山」の石灯籠が並んでいます。

 

Imgp9403馬場集落から再び県道に下る坂道、道路脇下手を見下ろすと林の中の黄葉がまたきれい。

 


Imgp9409

ここは県道沿いの旧家、ちょうど見頃を迎えたカエデと立派なかやぶき屋根の組み合わせは目を惹きます。手前には太い薪がきれいに積み上げられています。

 


Imgp9411八巻の県道を離れて落ち葉の路を下り、塩川を渡って漆戸集落へ向かいます。

 

Imgp9412漆戸集落から岩下地区へ抜ける道も林の中。黄葉と木漏れ日の中をすすみます。

 

Imgp9416この日最後の見学場所「岩下の十王」。十王信仰は死者が冥土に行くと寒さや飢え、渇きに苦しみながら初七日~三回忌までのあいだ冥土にいる十王のもとをまわり生前に行ったことの裁きをうけるというもの。中でも最大の難関は閻魔大王の裁きで、この際に遺族が手厚い追善供養を行えば判決がよくなるとのこと。そこでこのような十王がまつられているのです。
そしてこの十王像十体がそろっているのは非常に珍しいのだそうです。しかもここには裁きの際に生前の善悪を映し出す「浄玻璃鏡」や裸にして生前の罪の軽重をはかる「業秤(ごうばかり)」もそろっているのです。十王像は金網に囲まれて配置されているのですが、屋根がないのは石像の苔が枯れてしまわないようにとのこと。

ここからゴール:岩下公民館までは10分ほどの下り坂。ゴール後、事前に置いておいたメンバーのマイカー4台でスタート地点に戻ってこの日のウォークを終えました。一週間ほど前から雨予報だったのですがこの日は穏やかに晴れ、暖かな日差しの中、紅葉に彩られた自然の中を歩くことが出来ました。

リーダーさん・サブさん、おかげで楽しく嬉しい一日でした。ありがとうございました。

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