月別アーカイブ: 2010年1月

鬼瓦

1月も終わりが近づきました。ウォーキングの目標、1日平均10000歩達成があやしくなっています。そこで今日は少々気合いをいれて歩きました。今日はとなりまちまで。

鬼瓦1
バス道路脇に立派な鬼瓦の家を見つけました。父を乗せてこのあたりを通る度、「このあたりに立派な鬼瓦の家があるんだ」とは聞かされていました。自動車で素通りしてはなかなかその鑑賞をする機会がなかったのですが、今日はウォーキングの途中、ゆっくり眺めカメラにも納めてきました。屋根の大きさから見て大きすぎてバランスが悪いと思えるくらいの存在感です。

鬼瓦2
屋根棟には数カ所に家紋が配されて立派なものでした。

しかし、やはり目をひくのは鬼瓦です。さらに拡大しました、たくさんの装飾を凝らしてなんと立派な鬼瓦なんでしょうかね。
鬼瓦3

今日のウォーキングデータ
歩数 : 10451
距離 : 8.57km
時間 : 91分
(58.5k)

「坂の上の雲」

年末から、司馬遼太郎「坂の上の雲」を読んでいます。昨年なぜか大河ドラマが早々に終わり、その枠で12月に放送されたドラマ「坂の上の雲」を見ていて読みたくなったのです。幸い図書館にも新しく文庫本が入っていたので借りてきました。
坂の上の雲

なかなかおもしろく読んでいたのですが、ドラマの方が話は終わってないのに途中で終了してしまいました。ドラマが終わってしまうと途端に読みたいという欲求が薄れてしまいました、わがままなものですね。しかし、先日の連休(土日)にまた読書の時間をまとめてとったところ、再びこの話の世界に戻ることがてきました。
小説の舞台は明治の初期から日露戦争まで(まだ読み終わっていませんが)です。平和主義者(笑)の私としては、維新から昭和20年の終戦まで日本は一気に軍国主義の道を走った暗い時代という印象を持っていました。小説の中では、文人である正岡子規まで日清戦争に狂喜し争いの取材に出国する事を熱望していました。そこに違和感も感じたのですが、一方で国内の争いに明け暮れていた日本が短期間に近代化をすすめ周囲からあざ笑われるほどの西洋化をすすめて、やがてはじめた日清戦争では意外にも大国:清国に勝ってしまう、そんなことに文人までもが小躍りして喜ぶ様子に「なるほどな」と思ってしまいます。軍国主義への暗い道をまっしぐらというよりは、むしろ新しい国家が形成されていく時代。そんな時代に生きる喜びを人々が感じ、はつらつとして活躍している、そんな明治初期だったのでしょうね。
この小説私が呼んでいるのはまだ第2巻、まだまだ先は長いようです。楽しみです。

鏝絵4

今日のウォーキングでも鏝絵を見つけました。まずはこちら、
鏝絵(若神子1)
蔵印の下まで板壁で囲まれており、全て塗り壁の蔵とはまたひと味違いますね。この蔵も戦時中の「墨のぬりたくり」の被害に遭っているようです。よくていねいに黒くしたものです。

それからもう一つ、
鏝絵(若神子2)
こちらも相当歴史のありそうな雰囲気ですがカラフル。波打ち際の岩場の亀、それから太陽でしょうか。蔵は火災を嫌うということで、蔵印には水に関係する鏝絵が多いのだそうです。時には「水」とかいてしまったりしますが、絵柄なら波があったり、竜や亀なども水にかかわる題材というい事だそうです。

月間100km達成

元日から毎日続けていたウォーキングですが、風邪気味なため2日間お休みしていまいました。今日は休日、用心して風も少なく一番暖かい時間帯の昼前に出かけました。穏やかな日差しで冬とは思えない気候です。こんな天気を利用してか、つい最近行ったらしい田圃の土手の芝焼きが目にとまりました。土手が黒くなっている風景、この時期ならではのものです。
芝焼き2
月間100kmに王手をかけながら2日間足踏みしてしまいましたが、本日やっと達成です。しかし1日平均歩数の方はまた目標から遠のいてしまいました。
今日のウォーキングデータ
歩数 : 5951
距離 : 4.88km
時間 : 52分
今月の通算距離 : 102.6km
1日平均歩数 : 9600

夜明けの八ヶ岳

一週間ぶりの書き込みです。休日はいいのですが、ウィークデーの朝のウォーキングのためには早起きしなければなりません。月曜はとくに思い切りよくベッドを抜け出さないと。
外に出て暗いうちは家の回りを歩き、明るくなってからテリトリーを広げます。田圃脇の水路に水が落ちるところ、こんなに氷が成長していました。山梨の朝も厳しくなってきましたね。
氷
ウォーキングから帰ってマイカーのフロントグラスの霜かき時、外気温を計ってみました。-7℃、毎日のウォーキングのおかげかこういう寒さがさほど苦にならなくなってきているように思います。ウォーキングの目標も定められそうになってきました。第一目標はもちろん「続ける」こと。でも、他に二つほど掲げたいと思います。
1ヶ月間での1日平均の歩数 : 10000歩
ウォーキングの1ヶ月での距離 : 100km
現在のところ1日の平均歩数は9700歩、もう少しのようでなかなか届きません。距離は90kmほど、こちらはどうやら時間の問題でクリアできそうです。
夜明けの八ヶ岳
今回は夜明けの八ヶ岳もお届けします。まだこの時間、ふもとのスキー場には照明が灯っています。こちらもきれいな山ですよ。
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紙粘土工芸

所用があり、亡き父の知人宅を訪問しました。父は椎茸生産者だったのですがその関係の方、南アルプスの麓で農業を営んでおられるお宅です。玄関をはいってすぐ、下駄箱の上の壁を飾る鏡が目につきました。ぶどうをあしらった立派な枠に入った鏡です。
紙粘土2
用事をすませこの家を辞するとき、この鏡のことを聞いてみました。自作の紙粘土工芸品なのだそうです。

それに感心していたところ、もう一つ作品を見せてくれました。それがこの作品。
紙粘土
縦が1m以上もあろうかという大作、この方の趣味は半端ではありません。

鏝絵3

休日の昨日、少々欲張ってのウォーキングでした。川を越えてとなりまちへ、たいそう立派な蔵をもった家を見つけました。
壁も黒く、歴史を感じさせる蔵です。
御領平1

戦時中、蔵の白壁は爆撃機の標的になりかねないということで、炭を塗りつけて黒くしたそうですね。母の実家は特別立派なわけではありませんが、蔵の白壁が黒く薄汚れてその原因を聞いていました。木炭をつぶして水に溶き(懸濁させ)これを白壁に塗りつけたのだそうです。そしてこの作業、当時男手は戦争に召集されてなく、老人と女性の手で行われたのだそうです。
この壁のこの黒さ、同じ理由なのでしょうね。忘れかけた記憶が浮かんできました。この立派な鏝絵ももとはもっとカラフルだったのかもしれません。
御領平2

9日のウォーキング・データ
歩数 : 8947
距離 : 7.34km
時間 : 71分
10日のウォーキング・データ
歩数 : 10260
距離 : 8.41km
時間 : 80分
(57.5k)

「英雄」LP蛇足

 昨日書き込んだ記事を読み返して気づきました。私はウィーン・フィルと書いたのに、ジャケットの写真ではベルリンフィルになってるではありませんか。確かジャケットの裏面を見て書いたんですよ。そこで帰宅して早速実物を確認しました。
    表面は、Berlin Philharmonic Orchestra
    裏面は、Vienna Philharmonic
でした。そういえば表面の表示が間違っているというような会話を友人としたような記憶がかすかにあります。念のためディスクのラベルを確認するとやはり、
    Vienna Philharmonic Orchestra
やはりウィーンが本当、私の記憶は間違ってなかったようです。
 音楽そのものには全く関係のない話でした。こんな珍品LP、骨董的価値が出ていませんかね。(笑)

「英雄」

久しぶりにLPを引っ張り出して聴きました。

エロイカ
BEETHOVEN
Symphony No.3 in E-Flat Majar. Op.55 ”Eroica”
WILLHELM FURTWÄNGLER
Conducts the Vienna Philharmonic
Turnabout THS65020

 

私(の友人達)にとってフルトヴェングラーといえば何といっても戦時中のベルリンフィルとのライブ録音、しかしこのベートーヴェンの3番だけはウィーン・フィルによるスタジオ録音がベストレコードでした。確か1944年の録音。

ストコフスキー・ファンの私ですが、その前にはこのアーチストに没頭していました。「同じ曲、同じアーチストでも録音が違えば・・・・」なんて世界でした。ストコフスキーというと白眼視されがちですから、「フルトヴェングラーにも凝っていたんだよ」なんて言うことにしています(笑)。

今では聞き比べるなんて事はもうできなくなってしまいましたが、久しぶりに聴いてその世界に入ることができました。

鏝絵2

正月休みは昨日で終わり、歩くためにはまた少し早起きしなければなりません。で、今日は本当に暗いうちに歩き始めました。今日のコースでは何ヶ所か鏝絵を見ることができました。
田屋3
これは家紋かな?

田屋2
将棋が好きなのは家主さんでしょうか、それとも左官さんでしょうか。

田屋1
今日のコースで一番の力作、芸術品です。

本日のウォーキングデータ
歩数 : 6667
距離 : 5.47km
時間 : 52分
(57.0k)