月別アーカイブ: 2015年9月

9月の合唱

国分寺の合唱がありました。

東京方面へ仕事できている度に合唱にもきてくれる梨大OBで名古屋在住のHさんが参加とのことで、私たちが佐々木家を訪問したときは早めの時間でしたがすでに讃美歌のハーモニーが響いていました。外から聴くハーモニーもまたいいものです。室内にはいると4人のハーモニーでしたが、これに私たちも加わってさらに讃美歌を続けました。

羊はねむれり
みどりもふかき
よしやよのひと
ああ主のひとみ
いつくしみふかき

さらに3名の方がみえて、今回はこれで練習スタート。S:3,A:3,T:3,B:2と今回は少なめの編成です。改めて分離唱から始めました。それからまずは讃美歌、

しずけきいのりの
かいぬしわが主よ
夕日はかくれて
ガリラヤの湖畔
主よこころみ
神ともにいまして
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
しずけきかわの

佐々木先生の曲集Ⅱから、

はるかに(この曲はひさしぶり)
雲雀

で、前半終了。

休憩時間にはいつものように男声合唱、

Adoramus te
今は若き子
夏の世の星
美わしの五月

練習後半は先生の歌集Ⅰから、

すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く

Ⅱから、

緑の森よ

そして、

渓川したいて
からたちの花
森の教会堂
夏の夕べ

最後に讃美歌、

やさしくともをむかえよ

で、練習を終えました。

今回は遅れて入った方がいましたが、分離唱をせずにいきなり唱い始めると浮き上がってしまうところがありますね。「よく聴いてくださいね」「自分の声がしっかり聞こえてしまう場合はさらによく聴いて」と再三の指摘でまたハーモニーがよくなっていきます。やっぱり分離唱の時間が大切で、これをパスしたときにはとりかえすのが大変なのだなとも認識させられる練習でした。

終了後はせっかくソリストがいるのだからと、夕焼雲(Hさんは梨大でこの曲3代目のソリスト)からはじまり、増田順平編曲集「からたちの花」に載っている懐かしい曲を数多く味わいました。8月の合唱は9日でしたから、今回はあいだが7週間も空いてしまいました。やっぱり長い間隔を空けずに唱いたいな。

ティータイムにはこの夏開かれた私たちよりも5年以上も後輩の梨大合唱団同窓会(?)が話題になりました。佐々木家の方々はこの会に参加されたとのこと、5学年くらいの方が集まり私たちの同窓会よりさらに大きな集まりでたくさんハモったそうです、うらやましい。

 

 

「プロメテウスの罠6」

プロメテウスの罠6「プロメテウスの罠 6」
ふるさとを追われた人々の、魂の叫び
朝日新聞特別報道部
学研パブリッシング

シリーズ6冊目です。目次紹介します。

第31章 釣ったら放せ
第32章 踊り残そう
第33章 原発城下町
第34章 イノシシ膨張
第35章 ローン減らせ
第36章 追いかける男

最後の章、「福島原発事故は津波による前電源喪失が原因のように言われているが、津波到達前に地震のみの影響で壊れていたのではないか、そうでないということはどこにも語られていない」、と訴えている人がいるとのこと。そういえば私自身も津波による事故と思っていました。

「そうなんだ~!」と思わされることが次々と登場します。私たち多くの人が知っているのは事故・被害のほんの一部、「こんなところまで!」と被害・影響の広がりに驚かされます。表層を見ているだけに終わらないようにしなければと思います。

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車山高原の草花

八島湿原で見た草花の紹介です。

ノコンギク1

ノコンギク2

ノコンギク3いずれもノコンギクの親戚でしょうか。同じような花ですが色合いなどさまざまです。

ヤマラッキョウ
こちらはヤマラッキョウ
紅葉
秋らしいちいさな紅葉の葉

 

エゾリンドウ
エゾリンドウ
マツムシソウ
開きはじめのマツムシソウ

この二つ、いずれも標高の比較的高いところで見られました。

 

ツクバトリカブト最後にツクバトリカブト、この日一番色鮮やかな花でした。

秋の車山高原

車山高原に行ってきました、今年2回目です。

八島湿原駐車場にマイカーを止めて歩き始めたのが9時すぎ。沢渡から車山肩に登りあげ、そこからは車山湿原へのなだらかな道。夏の一面の緑から、9月末にはかなり秋色に変わってきました。
車山湿原

車山湿原から蝶々深山へ登り、この日の最高地点。蝶々深山から広い八島湿原を見下ろします。湿原は一面褐色で、一目でわかります。
蝶々深山

少し下って、それからほぼ水平に物見岩へ。この間は土の登山道で、この日のコースでは足膝に一番やさしかったですね。いくらか柔らかみを感じる土は舗装よりも木道よりもうれしいです。

八島湿原におりてすぐに見える鏡ヶ池、湖面の向こう側の濃録色の水草が印象的です。
鏡ヶ池

駐車場に戻ったのが2時過ぎ。休憩・昼食時間を含めて5時間の散策でした。疲れた~、でも満足!

「眉山」

眉山

「眉山」
さだまさし
幻冬舎

 主人公はシングルマザーに育てられた娘の咲子、舞台は阿波踊りの徳島。この咲子によって語られる老いを迎え病で余命もいかほどかの母龍子のそれまでの生き様を描いたはなしといえるでしょうか。

病院での看護師へ、若い医者へ、お店を切り盛りしていた若い頃店に来た客へ等々、ちゃきちゃきの江戸っ子と自称していた“神田のお龍”の啖呵(?)、すかっとします。そうしてこっぴどくやられてしまった人たちが龍子のファンになってしまう。死後に咲子に届ける品物を託された人の行動や、咲子自身のことなどすべて見透かされてしまう。そういう爽快感だけでなく、なかなかのよい味わいの小説でした。

ここでも老いがテーマの一つ、著者も多くの老いを見てきたんだろうなと改めて思わされます。

知らない私は眉山という名前には中国を想像してしまいましたが、徳島の山だったんですね。表紙の青空と白い雲、どんな意味合いが込められているのでしょうか?

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彼岸花

昨日のウォーキングで彼岸花が咲いているのを見つけましたので、今日はあわてて我が家近くの群生地へ。

彼岸花2咲いていました。でも、最盛期を過ぎて花に衰えが見える頃です、残念。

彼岸花1水田用の水路が林の中を通っているのですが、その水路の土手に2~30mほど群生しています。でも、入り口が草藪でとても入っていけません。

彼岸花3水路の土手下の斜面にも群生。下から見上げての一枚です。逆光もまたいいではないですか。

彼岸花4最後に一輪だけ。

以上、毎年お届けしている季節の報告です。

コスモス

コスモス雨模様の天気が続いていましたが今日は久しぶりの好天気、そこで今朝は下黒沢を歩きました。今はコスモスの季節です。その花は色とりどりですが、こんな花もありました。白と紫の交配でしょうか2色が混ざった花もその色具合はさまざまです。

生け垣の実道路沿いの家の生け垣の青木にもこんな色鮮やかな実がついています。

すすき

田んぼの稲もよく実り、稲刈りを待つばかりのようです。その田んぼの近くの自画像(?)。見事な房のすすきがきれいです。連休初日のウォーキング、4.3kmほどでした。

フォーレ「レクイエム」

職場の先輩が今、合唱をしています。学生時代には男声合唱団に所属していた方ですが、定年退職を迎えた後にまた始めたのだとのことです。その団体の方針なのでしょうが、毎年ある八ヶ岳音楽祭という企画に参加し、今年はフォーレの「レクイエム」を唱うのだそうです。私も学生時代にピアノ伴奏で唱ったこの曲には特別なおもいがあります。今回はオーケストラ伴奏でとのこと、今年初めにそんなことを聞いた私は「聴きに行きますからね」と。そのコンサートが10月12日、今日そのチケットをその先輩から入手しました。楽しみです。

八ヶ岳音楽祭

 

チケットを受け取りながらその先輩と話しました。普段は月2回の男声合唱。団員は7人で1stテナー1、2nd2、バリトン2、バス2の編成だとか。こじんまりと楽しそうです。うらやましいなと思いながらも、練習は発声・パート練習、そして合唱と、そんな話を聞くとやっぱり私には抵抗があるだろうなと思ってしまいます。

さらりと音楽談義

友人の紹介で、「藤原義章さらりと音楽談義」という催しに行ってきました。

会場は地域の集会所のようなところ、正方形状に集めた長テーブルを囲んで、音楽家:藤原先生を囲んでいろいろなおはなしを聞き、音楽を聴かせていただくという催しです。

10分ほど前に会場にはいると参加者はまだほとんどおらず、主催者の方がテーブルの上に自然の花を集めて生けていました。そしてできあがったお花、背後の照明の前でいい感じでした。

音楽談義1

おはなしは、「クラシック音楽はいつごろ日本に入ってきたと思いますか?」との質問から始まりました。多くの人が明治時代と考えていた中、答えはなんと1500年代、武田信玄の時代だったそうです。九州のキリシタン四大名がヨーロッパに派遣した四人の少年使節、歴史でちょっとは記憶がありましたが、これらの少年達は音楽を学ぶことを目的にしていった、そして帰国後は秀吉の前で音楽を披露し、秀吉はその音楽が大変気に入って四度アンコールをしたとのこと。しかしやがてはキリシタンは迫害され、この少年達は追放されたり殺されたりしてしまったのだそうです。こんな音楽史の知識も新鮮でした。

バイオリン、ビオラ、チェロはバイオリン族と呼ばれる兄弟のような楽器群。しかしコントラバスは別の流れの楽器で、こちらはヴィオール族。楽器の構造がちがったり、作り方もかなり違うようです。ここでヴィオール族の楽器:ヴィオラ・ダモーレの登場。

音楽談義2

ヴァイオリンの胴の上面は板を変形して作るらしいのですが、こちらは厚い板を彫刻して作るのだそうです。ヴァイオリン族は四弦と決まっている(これも知らなかった)が、こちらは七弦が張ってありさらにそれらの下に何本かの共鳴弦が張ってありました。楽器に共鳴弦をつけるという考え・技術はアジアからヨーロッパにもたらされたとか、さらには弦楽器のルーツは狩りの弓矢の音にはじまるとか、洞窟が風で共鳴して音が出る、それがフルートのルーツだとか。はなしは多方面に発展して尽きることがありません。

この楽器の先端にはエンジェルが彫り込まれていました。背後を見ると羽がついているのです。

音楽談義3

日本ではここに11面観音の顔が彫り込まれているものもあるとか。ヴァイオリンが一方では量産化(もちろん職人芸のものもあるでしょうが)されていったのに対し、ヴィオラ・ダモーレは今も職人芸で個性的に制作される色彩が強いようです。

最後に、藤原先生がこのヴィオラ・ダモーレを演奏してくれました。聞き覚えのある一曲と、この楽器のために作曲された少し長い狩りの曲の二曲。

藤原先生の人柄もあり、2時間がこの会の名称の通りたのしくあっという間の「さらりと音楽談義」でした。

「演奏会の記録」ページ

私たちの先輩である「大草原のヤス」さんが、佐々木先生が見える前の梨大合唱団の演奏会記録をブログに掲載しています。

菜の花畑 分離唱により耳をひらいたハーモニー
http://naohana-batake.sakura.ne.jp/wp/

そこで、それ以降の演奏会の記録をはじめてみました。とりあえずは佐々木先生のご指導1年目の第30回定期演奏会です。演奏会パンフレットをPDFファイルで見えるようにしてみました。理事や顧問の先生のことばなどからも当時の雰囲気・受け止め方などの一端が読み取れるのではないでしょうか。

演奏会の記録  山形南高OB合唱団および梨大合唱団の演奏会一覧
梨大30th定演  山梨大学合唱団第30回定期演奏会のページです

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