カテゴリー別アーカイブ: 映画

「じんじん」

じんじん映画「じんじん」を見てきました。これは会場入り口のガラス壁に貼られたポスターです。

地域の小さなホールでの上映会、広告等によらず口コミで視聴者を増やしていく映画だとのこと。主役の銀三郎はちょっと寅さんを思わせるキャラクター、ほろりとさせられました。

舞台となった北海道剣淵町はこの映画の通りに「絵本の里」をうたって図書館で住民が子どもに読み聞かせをおこなっているとか、映画では館内の複数箇所で読み聞かせがおこなわれていました。「剣淵絵本の里大賞」というイベントも本当にあるんですね。「子ども達に何を残すか・・・・」なんて言葉、印象的でした。地域に根付いた絵本・読み聞かせの文化、素晴らしい。

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「小さいおうち」

映画「小さいおうち」を見てきました。

昔は田舎から学校を卒業したばかりの若い女性の多くが中流家庭のお手伝いさんとして住み込みで働きに出たことはきいていましたが、聞いていただけの世界を映像でみせてくれる映画。最後にはちょっとほろりとさせられてしまいました。

作品中には蓄音機でSPレコードを聴くシーンがあり、それが私の好きなストコフスキー指揮、フィラデルフィア・オーケストラの演奏。それが話題となり映画「オーケストラの少女」の話題へ、そして吉岡秀隆さんと松たか子さんがストコフスキーの指揮の真似。これは俳優さん達もストコフスキーの映像をみて真似ているなと楽しく見ていました。

主演の黒木華がベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したことから聴衆も多いのだろうかと想像していたのですが、驚くほど少人数でした。でもさすがに主演の黒木華さん、素朴さと清純さをもったお手伝いを好演していました。倍賞智恵子さんのおばあちゃん役もよかったなぁ。

それから忘れてはいけません。有名な絵本:バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」。この映画の中でやっぱり登場しました。この絵本から何かしらのイメージをいただいた作品なんでしょうね。