男声四重唱の1曲目は「故郷の家」(アリゾナ民謡)、以下の歌詞である。
やまなみに雪はあれど 春のひかりさして
うららかに花の咲けば 胸の痛みましぬ
ふるさとよ みどり深く繁る
常春の幸の国よ いつの日にか帰らん
風薫る遠きわが家 小鳥枝に唱い
真清水のゆるき流れ 今も夢に浮かぶ
ふるさとよ 緑深く繁る
常春の幸の国よ いつの日にか帰らん
この曲は、ご存じの方も多いのではないだろうか。私の小学校か中学校時代、NHK「みんなの歌」でボーイソプラノがきれいな声で唱っていた。牧場の木製の柵に身体をあずけながら唱っている曲がこれだった。当時は確か「峠のわが家」という名前だった。「メロディーのきれいな歌だなー」という印象が強く心に残っている。当時、この番組では2曲放送し、1曲は2ヵ月くらい毎日放送、もう1曲は毎日曲目が変わり1週間するとまた同じ曲に戻るというパターンだったように記憶している。「峠のわが家」は1曲目だったので毎日放送され、自然に頭に入ってしまった。今この演奏を聴くとまた違うのかも知れないが、これを聴いた遠い記憶は強く残っている。私にとっては心に残る名曲だった。
そんな曲が、このCDをかけると突然飛び出してくる。しかも男声の惚れ惚れするようなハーモニーである。この曲は、これまで私が知っていた南高OB合唱団の録音では耳にしたことがない。しかし、久しぶりに卒業生が集まった気楽さからか、気負いもなくおおらかに唱っているのが本当にいい。この曲の理想型のような演奏に思える。
しかし、この曲だけ男声四部の楽譜が手に入らない。だれか情報をお持ちの方は教えて下さい。
素敵な歌詞を残していただいてありがとうございます。
わたしの記憶にあったのは、2行目までは同じなのですが、3行目以降は、おー、我が家よ 牧場こそ我~が家 とこしえの幸の国よ 故郷の牧場よ
長年、時たま歌ってきて、変遷したのだと思います。
山に登って歌うのは、とても心洗われますね。