月別アーカイブ: 2008年1月

ヴェルニゲローデ少年少女合唱団(その3)

 Ⅰはすでに紹介しましたが、このドイツ民謡集をまとめて紹介します。こういった副題があると自分の聴きたいものが若干は明らかになるのではないでしょうか。LPの時代にはレコード店に行って試聴ができ、聴いてみて気に入ったら買うということができたのですが、今はそれができなくなりましたね。そうすると滅多に買わないのに、中身が確認できずに大枚をはたくわけですから大きな決断が必要ですね。
    ドイツ民謡集Ⅰ 野ばら          TKCC-15121
    ドイツ民謡集Ⅱ ローレライ        TKCC-15122
    ドイツ民謡集Ⅲ 菩提樹          TKCC-15123
    ドイツ民謡集Ⅳ 木の上にカッコウが  TKCC-15124
    ドイツ民謡集Ⅴ セレナード        TKCC-15125
    ドイツ民謡集Ⅵ 聖夜に寄せて      TKCC-15126
    ドイツ民謡集Ⅶ ドイツ学生の歌     TKCC-15127(2枚組)
    ドイツ民謡集Ⅷ 子守歌集「すべては安らぎの中で」 TKCC-15128
 これら一連のCDの演奏はいずれも
 
    フリードリヒ・クレル指揮
によるものですが、合唱団名は全部同じではありませんでした。Ⅰ~Ⅴは
    ヴェルニゲローデ少年少女合唱団
ですが、Ⅵ~Ⅷは
    ヴェルニゲーローデ・ユーゲンチコーア
でした。でも実態は同じ団体なんでしょうね、きっと。

ヴェルニゲローデ少年少女合唱団(その2)

 前回の記事で、写真だけ載せてCD情報を落としてしまいました。このCDは以下の通りです。
      ドイツ民謡集Ⅰ 野ばら
        フリードリヒ・クレル指揮
        ヴェルニゲローデ少年少女合唱団
        発売元 : 徳間ジャパンコミュニケーションズ
        品番  : TKCC-15121
        レーベル: TK-ドイツ・シャルプラッテン
 このCDのシリーズは「ドイツ民謡集Ⅰ」~「ドイツ民謡集Ⅷ」と8個の商品でCD計9枚です。1枚1000円でばら売りというのもうれしい価格設定です。当初は4枚セットで売り出されたようですが、その内容を5枚(Ⅰ~Ⅴ)に編成し直して再発売し、更にⅥ~Ⅷが追加発売されたようです。山形で聴かせていただいたものはどうやらはじめに発売された4枚セットで、最近問い合わせたところ「もう廃盤ではないですか」との答えだったのですが、上記のように今も再発で発売されていました。
 私たちは、ドレミで譜読みをしてその後合わせるという音楽のアプローチを教育されて育ってきた背景があります。ですから、学生になって佐々木先生から聴いて唱うことを教わりましたが「耳をひらく」なんて怪しいものです。しかしこういう合唱を聴いていると、「パートで音取りをして、その後合わせる」というアプローチではなく、むしろ「ハーモニーの中で自然に聴いて唱う」という別の音楽教育の中で育ってきたんだろうと思ってしまいます。
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ヴェルニゲローデ少年少女合唱団

ヴェルニゲローデ少年少女合唱団野ばら
3年前に山形を訪問させていただいた折、男声四重唱の録音を聴かせていただいたことは以前書きました。そのとき実はもう一つ演奏を聴かせていただいたのです。ヨーロッパの小曲ばかりを集めた海外の合唱団の演奏で「きれいな響きだな」と思った記憶はあったのですが、男声四重唱にばかり気を取られその後はあまり気にとめていませんでした。

最近になってその記憶がよみがえり、久しぶりに引っ張り出して聴いてみました。私にとってはこの合唱団の演奏は随所にハーモニーの響きを感ずることができるのです。透明感のある響きと言ったらいいのでしょうか、本来音が合えばこのように澄んだ響きになると思うのですがなかなかそういう演奏を聴くことはできません。高名なウィーン少年合唱団、「天使の歌声」なんて持ち上げられていますが・・・・。
そんな中でこの合唱団、私はなかなかのハーモニーだと思うのですがどうでしょうか?

震災から生まれた歌

 1月17日は阪神淡路大震災のあった日、この日を前後して特別な番組がありました。たまたまかけた番組「プレミアム10」では被災の中から生まれた歌、被災した人たちのを力づけ、今も歌い継がれている歌を紹介していました。中には海外でたどたどしい日本語で歌われている映像もありました。こういう番組を見ていると、音楽が心に触れ、人の心を支えてくれることを思います。小学生が先生の話を懸命に聞き、精一杯の歌を歌っている姿もいいなと思うのです。
 しかし、一方で「聴き合って歌う」といういことを教えられていないことも同時に感じてしまうのです。聴き合って歌ってくれたら、もっとグッと来るのだろうなと思ってしまいます。

録音

高校時代の恩師である「N先生を囲む会」から○ヶ月、一つ上の先輩達がその学年同窓会に私たちの学年にも声をかけてくれました。このところの楽しみの一つです。そして今日、「囲む会」の時の録音のコピーを先輩から依頼されました。その同窓会に間に合わせようというわけです。

以前このブログに書きましたが私たち男声によるデューク・エイセスの「日本のうた」3曲他とアカペラ混声合唱4曲が入っています。コピーは後回しにしてとにかく聞いてみました。そこには・・・・、ウーン・・・・、耳を使わない合唱の現実がありますね(笑)。でもその時はみんな実に楽しそうに唱っていたんですよ、もちろん私を含めてです。人間の耳なんてあてにならないものですね(笑)。

こんな風にいったからといって、かつての学生時代の仲間が集まって唱ってもハーモニーの響きが出るというわけでもないのです。耳を使うことを教わりながらハーモニーの響きができない私たちの方がよほど罪が深いのかもしれませんね。

耕作放棄地の・・・・

 昨年何度も自然農法を教えていただいたTさんは冬場薪ストーブで暖をとっています。そこで我が家の奥で薪がとれないかと一緒に見に行きました。かつては狭い沢伝いに小さな田畑があったのですが、この沢伝いの土地はいまではすべて耕作放棄地になってしまいました。私の家の田んぼの真ん中にも大きなニセアカシヤの木が立ってしまっています。こうなってしまうと水田の水を保持する粘土層を木の根が突き破ってしまっているかもしれません。畦下の石垣の石の間からも立派な木が育ってしまい、このままでは石垣も崩れてしまうかもしれません。
 でもこの木は十分太く、薪としての利用価値もあるようです。この冬、切っていただけることになりました。そうでなくても切り倒しておかなければと思っていたところです。互いの必要性がうまくかみ合ってくれたようです。
 このあたりの土地はわずか十数年前はほとんど利用されていたのですが、わずかの間に見事に木が生えてしまい、山林へと変わっていく一途です。私の家の田はある年イノシシに入られ、稲が壊滅状態になってしまいました。以来、我が家では水田をやめてしまったのです。そして猿の害にも悩まされるようになり、今では部落の周囲だけは電柵で囲っていますがその範囲を管理することも怪しい状況になってしまいました。久しぶりの我が家の土地を見ても複雑な気持ちです。

コンビニ

 昨日、テレビでコンビニのことを何やらやっていました。お年寄りの利用の少なかったコンビニが、いまやお年寄りに不可欠なものになっていることも紹介されていました。こんな放送をみていると、コンビニがお年寄りに支持されるようになってきたんだなーと感心します。スーパーよりも割高なコンビニですが、必要なものを置いている、近くにあるといったことが支持をのばしている理由かなと思いながら見ていました。
 金融機関ではできない3時以降の振り込みの取り扱いが、予想以上の支持をえて大きな業績になっているそうです。こんなところでも私たちのニーズを上手にとらえたのだなと感心してしまいます。
 番組の途中からは若い人の支持について。一人住まいの独身女性らしき人が、「私はコンビニがなくては生きていけない。」なんてことを言っていました。この女性、冷蔵庫の中には飲み物ぐらいしかなく、自宅で火はまったく使わないそうです。炊事はもちろんお茶も買ってくるので、お湯を沸かすこともないとのことでした。買ってくる方がずっと合理的なのだそうです。
 考えてみると私たちの生活は非合理的なことにあふれています。そして私はその非合理的なものが決して悪くないと思っているようです。家事などほとんで手を出さない私ですが、自宅でお茶を入れることはただお茶を飲むためだけではないようです。火のぬくもり、お湯の沸く音、立ち上る蒸気、そんなお茶が出てくるまでに付随してくるものが買ってきたペットボトルのお茶ではバッサリと切り捨てられてしまうような気がします。この若者の考えを分析して理解してみせる学者さんに、「それはないよ!」と思ってしまいます。
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カノン(その2)

もう少し珈音さんの紹介を続けさせていただきます。

棚
私にとって、この店の特徴は何と言っても音楽です。壁際の書棚にはずらりと並んでいるものがありますが、このうち右半分を占めるのはは児童図書。オーナーご夫妻の奥様はおはなしボランティアでも活動されている方ですので、その関係でしょうか。そして左半分を占めるのは音楽書とLPレコードなのです。棚の上には立派なオーディオ装置があり、棚の中のものを「希望がありましたらおかけしますよ。」と言ってくれます。

CD他
スピーカーの横はCD棚。ここはまだまだ成長過程にあるようです。お客様が「大変なコレクションですね。」と驚いても、「みんなもらい物ですよ。」なんてさらりと謙遜するのですが、その実、CDは今も地元のお店に注文購入しながら増え続けている、ここのご主人さんは相当な音楽ファンのようです。

ピアノ他
そしてこのお店の魅力の一つがこのピアノ。一風変わった色合いのレトロ調のピアノがあるのです。このお店の女主人さんは正統的な合唱団に所属して音楽を楽しんでいるそうです。「希望すれば生演奏も・・・・」なんてこともあるのでしょうかね。「いつかこんなお店で私たちのかつての仲間の同窓会が開けたら・・・・。かつての録音を聴いて、集まった仲間でちょっとだけハモって楽しめないかな。」なんて勝手な空想も広がってしまいます。立派なオーディオ装置とピアノのあるお店、魅力的ですね。

レトロ調ストーブ

少しだけ勝手な空想の世界に入ってしまいましたが、現実に戻って。この時期、木製の床には真新しいレトロ調のしんちゅう製石油ストーブが置かれています。こんなところにも、このお店のこだわりが感じられますね。

窓から
周囲は田畑で甲府盆地を見渡すのに大きな障害物もないこの店の広い窓からは、ガラス越しに、遠く富士山が望めます。

SPアルバム
最後にもう一つ、棚の中にこんなものを発見しました。「美しき水車小屋の娘」のSP(78回転レコード)アルバムです。両面で7・8分のレコードの5・6枚組のものです。私はこんなところにも魅力を感じてしまいます。
コーヒーを飲みながら、音楽を聴きながら、こんなお店でゆったりした時間を過ごしてはいかがでしょう。

カノン(その1)

今日行った喫茶のお店を紹介します。

外観
韮崎から南アルプス市へ抜ける広域農道にあるこのお店、外観もしゃれた木造建築で、お客さんとご主人さんの会話の中では○○○ー○○ハウス(国名が入ります)なのだと言ってましたね。

看板
お店の名前は「珈音(かのん)」。このお店、お茶を飲みながらたっぷりと音楽を聴くことができます。カノンというジャンル(?)の曲、どういうことか私はわかっていないのですが、思いつくのはパッヘルベルのカノンですね。お店の名前ってみんなそれぞれしゃれた名前をつけるなと思うのですが、いかにも音楽好きの方のお店のようです。

室内
店内の一角はこんな雰囲気。いいなと思ってシャッターを押したのですが、直射日光に当たる部分があると、他の部分は暗くなってしまいます。写真の腕がいまいちなのですが、実際はもっと明るくおしゃれでした。

テーブル
注文した紅茶は布製の着物(?)を着せたポットに入ってきました。おかげで最後まで熱く、おいしくいただきました。テーブルクロス、巨大な松ぼっくりの置物、金属製のメニュースタンドなどテーブルの上も工夫がこらされていました。

謹賀新年

新年おめでとうございます。
新年の写真は何と言っても「富士山」です。5日夕暮れ時のウォーキング中に撮った一枚です。幾分か夕焼けの色に染まっていました。富士は絵になりますね。
富士(正月)
それでは、今年もよろしくお付き合いください。
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