「ペットねずみ大さわぎ」
フィリパ・ピアス
高杉一郎訳
主人公:ビルは母・義父・妹2人と暮らす少年。友だちからもらい受けたジャービル(ねずみ)2匹をこっそり飼い始め、それが父母に見つかってしまう。兄妹が可愛がるジャービルを母は何とか処分(?)しようとする。そんなジャービルをめぐる家族の思惑とそれによっと巻き起こる事件が面白く描かれている。
作品中ではジャービルに指を噛まれてしまう場面も何度か登場します。病原菌を媒介するような話もあり日本ではねずみを飼うという生活はあまり考えられないのですが、イギリスではペットとしてポピュラーな存在なのでしょうか。そんなことも考えながら、楽しく読了しました。