創立20周年記念甲州街道ウォーク第14回 (最終回)
金沢宿〜下諏訪宿
昨年三月からはじまった甲州街道ウォーク、いよいよ最終回を迎えました。この日は金沢宿最寄り駅:中央本線青柳駅から下諏訪まで二十?km。参加者は約90名。
雨の日が続く中、この日だけは絶好のウォーキング日和。9:30駅前に集合して、まずは開会のセレモニーです。
スタートしてすぐはこんな川沿いウォーク。
間もなく国道20号に出ました。ここは金沢宿、宿の面影を残す建物も並んでいます。
矢ノ口交差点、ここは原村への入口でもあります。
田んぼの中の平坦な道をすすみます。
進行方向にはこんな景色がしばらく続きました。
ありました、一里塚。ここは日本橋から四十九里。
中央線を渡ります。
幾分か下り坂のこんな道は快適。
前方に北アルプスが見えてきました、さすがに高いところは冠雪しています。
街道沿いの大きな家、
そして古い蔵。
茅野のまちに入りました。古さを取り入れたこのお店はお米屋さん。
そして「かんてん蔵」。
鏝絵蔵発見!この蔵には両面の丑鼻に鏝絵が配されています。鯛を釣り上げる「恵比寿様」は色鮮やか、そして「大黒様」。(下線部をクリックして拡大写真をどうぞ)
上川を渡る橋の橋柱は立派。ここを渡ると茅野市中心街。
八ヶ岳もここから見るとまるで別の山、やはり冠雪しました。
こちらは鏝絵の展示館の「天香館」、もうすぐ茅野駅です。
茅野駅に着きました。ここでトイレ休憩。正午になりましたが昼食はもう少し先。写真は駅前の商業ビル。
ミニカー・ショップの看板です。
国道20号をすすんで、ここを右折すると昼食場所の頼岳寺。
山門に向かって登り坂を、もう少し。
ここは諏訪氏の菩提寺です。昼食後本堂まで登ってみました、本堂のおもてには見事な彫刻。この寺にはこの地の鏝絵先駆者:小川天香さんの大きな作品があるらしいのですが、今日は鑑賞する時間がありません。
山門~本堂間の立派な石段
諏訪市に入ってまたも鏝絵発見。(拡大写真はこちら)
家の前にリンゴ畑があるのもこの地らしいですね。
こちらは五十一里塚。
お洒落な「ぱあま家」さん。
小高い街道から諏訪盆地の眺望
犬も鳥獣?
こちらははちみつ屋さん。
貞松院、徳川家康の六男:松平忠輝公の墓があります。そういえば屋根瓦に葵の御紋が入っていました。
酒蔵の大きな建物。このあたりは酒蔵が多いようです。
手長神社の立派な石段。そういえばこの日、足長神社というのもみました。
こちらの蔵の丑鼻には家主さんの姓の左下に亀が描かれています。(拡大写真はこちら)
「上諏訪駅を通り過ぎるともう少し」と思うのですが、実はこの間約5km。「まだ~!」と弱音もあちこちから聞こえてきます。でも街道沿いにはこんな大木も、こちらから見ると逞しい巨木も裏に回るとほとんどが洞、皮の部分だけで生きているような巨木。
「橋本政屋」という茶屋跡。かつての面影を最も残しているようです。
その道向かいにあった郵便ポスト。後頭部には髷もあります。いいな~、こういうの。
こんなバス停もいいな。
諏訪湖の山の手を走る旧街道はこんなふうに上ったり下ったり、20kmを歩いた後のこういう道はこたえる~。
街道から見下ろす下諏訪側の湖岸並木は紅葉してます、銀杏の黄葉も。
着いた~!ここが甲州街道と中山道の分岐点のゴール。日本橋から250km、やりました。スタッフの方の出迎えです。
到着した人から順次記念撮影。達筆な横断幕が祝福してくれました。
昨年三月から一年半越しの甲州街道ウォーク、毎回百人前後の参加者を迎え運営して下さったスタッフの皆さん本当にご苦労様、そしてありがとうございました。今夜は美酒で「かんぱ~い!」ですね。
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