月別アーカイブ: 2011年3月

「雪とパイナップル」

先日、鎌田實さんの本を1冊読み終えました。読んだ後にじんわりと充足感を味わえるエッセイがたくさん詰まった本でした。昨日だったか今朝だったか、その鎌田さんがテレビに登場していました。東北大震災の被災地でおこなっている医療ボランティア活動、そこでのさまざまなことが映像とともに紹介されていました。
そこで今日、図書館で聞いてみました。

「鎌田實さんの本はないですか?」
「ありますよ。」

と答えてその書架に案内してくれ、そこにはエッセイ集が3冊並んでいました。そして、「確か他にも・・・・、チェルノブイリの・・・・」とまた別の書架に移動して見つけてくれたのがこれ、
雪とパイナップル雪とパイナップル
鎌 田  實 著
唐仁原教久 絵

チェルノブイリ原発事故の被災者への医療ボランティアで出会った白血病の子供とその家族の闘病のこと、子供を亡くした後の家族との交流のことなどをつづったものでした。でも、詳しく書くのはやめておきますね。あとがきにあたる「旅を終えて」にはこんなことばが載っています。

幸せは、もしかしたら
幸せをめざしているプロセスのなかに
あるのかもしれない・・・・
・・・・
悲しくて、切なくて、美しい話でした。
こんなジャンルがあるかわかりませんが
大人が読む絵本というカタチにしました。
かつて子どもだった大人たちに読んでもらいたい。
ジワジワと若い人にひろがっていって
大人から子どもたちに手渡され
本の好きな子どもたちがいつか読んでくれるようになったら
こんなうれしいことはありません。
・・・・

生命と向き合うすばらしい仕事・ボランティアの活動をされている鎌田さんだからこそすばらしい出会いがあるのでしょうね。こんな魅力的なおはなしをありがとうございました。

宮古工業高校の防災出前講座

 20日付の新聞に以下の記事がのりました。
    東日本大震災:津波の範囲、知っていた 防災学習で全員無事
           --岩手・宮古の鍬ケ崎小
    http://mainichi.jp/select/weathernews/news
    /20110320ddm041040069000c.html
 防災学習を行ってきたこの小学校、児童が冷静に全員避難できたそうです。余りに大きな災害に言葉もない状況ですが、でもそんな中で多くの人達を救った防災学習ができていたことは素晴らしいことですね。
 そしてこの記事の中には「宮古工業高等学校の出前講座」が毎年行われていたことも記されています。模型を使った疑似津波実演があり「児童はどこまで津波が来るか知っていた」のだそうです。工業高校生がどんな出前講座をしていたんだろうと探して見つかりました、以下のページ。
    http://www.geocities.jp/miyakoths/
 立派な模型ですね。そしてそれを使った出前授業は多くの小学校で行われていたようです。「児童はどこまで津波が来るか知っていた」といわれるほどの教育の一端を高校生が担っていたこと、すごいですね。危険を顧みずに行った人命救助のようにはメディアに取り上げられませんが、多くのいのちを救った高校生の活動にも声高く讃辞をおくりたいと思います。

クロッカス&福寿草

黄色のクロッカス
一週間前の写真です。クロッカスが咲きました。黄色の花です。
草もあまり育っていないこの時期、凍った土が融けて軟らかくなったところにポンと出てきたという印象です。

福寿草
昨年実家から移植した福寿草、つくかどうかと心配していましたがご覧の通り今年は花を咲かせました。濃い緑と黄金色の花、いいものです。
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計画停電②

計画停電の初日、私たちの地域は午後に停電が計画されていたのですが停電はしませんでした。でも夜10:30過ぎ、停電ではなく地震が来てしまいました。かなりの揺れに先日経験した思いが重なり、「いよいよ東海地震?」なんてことも頭によぎりましたがさいわいそれとは関係ないとのこと、ほっとしました。
そして2日目の今日は18:20~10:00の計画、電力需要の多い時間帯。予想はしていましたがやっぱり停電となりました。そこでもう10年近くも物置に眠っていた電気を使わないタイプの石油ストーブ(今では貴重ですね)をひっぱりだしました。それから懐中電灯やロウソク、電池式ラジオも準備してこの時間にそなえました。ストーブは早めから灯油を入れて点火してみましたが、はじめは煙がでてちょっといやな雰囲気でしたが、すぐに正常な燃焼にかわり一安心。そして停電の時間に突入、予定より30分ほど遅れて突然真っ暗になりました。電気のない生活は不自由ではありますが、ストーブの火とロウソクのあかりで過ごす久しぶりのじかんでした。
ロウソク2
今日の停電は予定より1時間ほど早く終了、明るくなるとやっぱり電気はありがたいですね。しかし原子力発電所のその後は展望がひらけませんね。計画停電は長期戦になりそうです。

計画停電

 私たち東京電力のエリアは、今回の地震の影響による東京電力の発電能力の大幅低下に伴い計画停電が決まりました。今夜早速、地域の防災無線で流れています。この地域は明日昼過ぎから3時間ほどの停電区域、各県それぞれに数グループに分けて停電時間をスライドしていくということのようです。明日、3~4時間の停電を2回割り当てられている区域もあります。ということは、私たちの区域も日が変われば朝が割り当てられることもあれば夕方のゴールデンタイムを割り当てられることもあるんでしょうね。夕方帰ってきてから数時間真っ暗ということもあるわけですね。石油式FFも灯油ボイラーも電気でコントロールしていますので使えません。キッチンの調理の熱源だけはLPガス、オール電化でなくてよかった~。でも、これは停電への備えを考えなければ!
 懐中電灯、ラジオ、石油だけで使えるストーブなんてところかな。でも巷では電池が売り切れで入手できないというような話も聞いています。もうすでにガソリンスタンドでは販売量に制限が始まっているそうですし、今日買いに行った灯油は顧客一人当たり携行缶1本だけといわれてしまいました。

地震

 昨日の地震、怖かったですね。
 山梨の私のところでは震度5弱、屋内にいたのですが頑丈な作業台の下に潜り込みました。でも長い揺れで、いつまでもめまい揺れが止まらないような、めまいが止まらないような感じでしたね。夕方帰宅すると私のところは停電、照明はもちろんテレビも電話もこたつもダメ、FFファンヒータは石油が燃料でありながら電気がこないとやっぱりダメ、石油式ボイラーも。私たちの生活はなんて電気に頼っているんでしょうかね。幸いレンジがガスでしたが、今はやりのオール電化も考えものですね。
 福島原発のことが報道されています。大禍がなければいいのですが。電力供給も怪しくなりそうな様子、「節電」しなければ!
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いつくしみ深き(その②)

 このブログのブログサービスはプララ・ブローチといいますが、このサービスの中に「ポッド・キャスト」というのがあるのを最近発見しました。ブログの中に音声データを貼り付け、ここを閲覧すると音声データが聴けるというもの。さっそく試してみることにしました。
 2月に唱った「いつくしみ深き」、音程がまだ不安定だったりしますが、でもそれなりにすぐにハーモニーに収束していく。そんなところに私は喜びを感じています。

夜道を帰る

夜道を帰る
でもなんとなく楽しい。
くろぐろとした大木
木々の小間に 星がちろり
そこにはまだみなさんのハーモニーが残っている。
すばらしいと言うよりまだ歩き始めて間もない 
ちどり足で未来をみつめて一生懸命歩みを続けている。
みなさんの熱心な気持がすばらしいハーモニーをかなでる。
楽しい すばらしいハーモニーが私1Pをかざる。
待ちに待った
待ったかいがあってすばらしいハーモニーが生まれそう
チョッと変わった方法でありそれも又尚楽しい 
声だけでなく心のハーモニーにしたいと言う。
いつ どこでも
              ハモれるような。
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                                   「みちのく」第2号より

 「チョッと変わった方法」・・・・それは分離唱からのアプローチのことでしょうね。
 ハーモニーの魅力に惹かれている心が伝わってきます。

同僚の結婚式

職場の若い同僚の結婚式がありました。吹奏楽の活動を熱心にされている方、相手の方も同じ楽団で同じクラリネット奏者です。
結婚(矢崎)
時間になると、「皆さん、チャペルにおすすみ下さい」のアナウンス。これは讃美歌が唱えるのかななんてちょっぴり期待もありましたが、「人前結婚式」と言う形式で残念ながら讃美歌はなし。でもこの式場の歌い手がいて生の「アメージング・グレース」で式が始まりました。そして式の終わりにはディズニーの曲(曲名何だっけ?)。
中庭ではフラワーシャワーとブーケトスのセレモニー。
披露宴会場への移動の時にはピアノの演奏、この曲何だっけとこっそり楽譜を見に行くと「ロンドンデリーの歌」でした。披露宴では双方とも楽団で活躍されているだけあって会場前方の長テーブルには楽器が置かれ、学生時代の友人、現在の楽団の友人と吹奏楽仲間がいっぱいな様子。
そして何よりも凝った演出はお色直しをした新郎新婦の再登場のシーン。「新郎新婦の再登場です」のアナウンスと共にカーテンが大きく開かれ、中庭にはクラリネットを持った新郎新婦が、そして二人のデュエットが始まりました。曲目は「愛の挨拶」、フムフム。
これを皮切りに友人たちの演奏が始まりました。13人のクラリネットアンサンブル、トランペット・トロンボーン・ホルンのトリオとたっぷり聴かせてくれました。
プロフィールを聞いていると新婦は○○高校時代吹奏楽部、そういえば学生時代の合唱仲間の友人の長男はかつてこの高校で学生指揮をしていたことを思い出しました。聞いてみると何と同級生、世間は狭いですね。
音楽にみたされた式・宴でした。そして音楽の絶えない家庭が生まれましたね。
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