わが家の年末恒例の年賀状作り、今年も版画で印刷しました。今回は今年特に注目したこて絵から来年の干支:ネズミに関わるものを利用させていただきました。ネズミは大黒の使いで神獣とされ、福徳を象徴し、農村では田屋は竹の神で五穀豊穣のシンボル、商家では商売繁盛の神として信仰されているのだそうです。同じシリーズの版が絵の具も色によって延び具合が違うんですね、橙・緑・黄は良好、白・黒は延びが悪い印象です。
これから絵の具が乾い後に年賀状書き、元日に間にあうかな?
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「タネの未来」
~僕が15歳でタネの会社を起業したわけ~
小林 宙
家の光協会
F1というタネのはなし、遺伝子組み換え(GM)作物のはなし、伝統野菜の種(しゅ)が減っていくというはなし、様々な野菜の種にまつわるはなしをわかりやすく解説していく。都内に住みながら群馬に畑を持ち、野菜を育てて販売もする。そして伝統野菜の種を守ろうとタネの会社まで立ち上げた。自身に食物アレルギーを持ちながら、こんなにも野菜の種を考え、行動し、そして冷静に論じていく高校生、すごいなと思います。またそんな彼を育て見守りてきた家族にも感心していまいました。
近い将来、採種を禁止する法律ができるかも知れないという。野菜を育ててタネをとり、そのタネでまた野菜を育てる。そんな当たり前の生命の輪廻を取り上げられてしまう怖いはなしだなと思うのですが私たちはそのことに無自覚に来てしまいました。私たち大人もこの食の根本問題に向き合わなければ・・・・。
更新しました、曲目は「百姓唄」。今回は山形南高OB合唱団の1961年、3回目の東京公演を前にした練習の録音。
下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。
「あずかりやさん」
-桐島君の青春-
大山淳子
ポプラ社
「あずかりやさん」の2作目。前作ではこのあずかりやさんののれんや預けられた自転車などの視点から、このお店に預ける人、預けられるものを描いてきましたが、この作でもお店で使われている文机やらオルゴールやらが語り手となったお話が登場します。
二つ目のおはなしは「青い鉛筆」、中学に入学した女の子が主人公。新しいクラスで仲良しグループが誕生し、その一人が欲しいと言った級友の筆箱の中の鉛筆を盗ってしまうところから始まる。障害をもった弟におかあさんは弟にかかりきり、満たされないものも持った女の子の心情をよく描いています。そんな弟が有名な童話「星の王子さま」を暗唱してしまう。その弟とあずかりやさんとのかかわりが出てきたりしてちょっといいなと思えるおはなし、印象的でした。
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11月の読書メーター
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読んだページ数:1973
ナイス数:40
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読了日:11月21日 著者:ロアルド・ダール
ひと
読了日:11月19日 著者:小野寺史宜
([お]15-2)あずかりやさん 桐島くんの青春 (ポプラ文庫)
読了日:11月18日 著者:大山 淳子
歯いしゃのチュー先生 (児童図書館・絵本の部屋)
読了日:11月11日 著者:ウィリアム スタイグ
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権力も名声も空しいものということかな?
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夏の騎士の感想
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読了日:11月04日 著者:百田 尚樹
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