月別アーカイブ: 2007年12月

年末恒例の・・・・

年末恒例の年賀状づくりがやっと始まりました。例年、「もっと早く始めれば」と思うのですが、今年もやっぱりせっぱ詰まっての作業です。

パソコンで作る年賀状のCD付きの本を買ってくるといくらでもきれいな年賀状ができるのですが、私にはどうも肌が合わないようです。毎年、気に入った図案を見つけては、わざわざ品質の劣る版画にしているのです。今年の図案は・・・・
版画
やっぱりよく見えない写真にしておきます。
絵の具も少しずつ買い足して、今では5色が手元にあります。絵筆は昨年のものをまた使用。油性絵の具の薄め液は今では灯油になってしまいました。絵の具のパレットは食品トレーを利用しています。
印刷が終わってよく乾くまでも何日かがかかるのです。時間がかかるので我が家の版画年賀状は限定○十枚です(決して立派なものではありませんが)。そして足りない分はパソコンで作ったもの、今年は絵本の中の絵を借用。これが結構自己満足のものになったのですが、こちらの年賀状は限定○十枚。今年は普通ハガキを少し欲張りましたので、パソコン年賀状はあまり陽の目を見ないかもしれません。

天水尊

仕事で甲府のある会社に見学に行ってきました。塗料を扱っているこの会社の危険物施設としての様子を見学するのが目的だったのですが、敷地の中にこんなものがありました。
天水尊
雨水の貯水槽が3つ並んでいるのです。貯めた雨水は洗車にも使ったそうですが、いまではもっぱら敷地内の草花の水やりに利用しているそうです。そして雨水を集める屋根の上にはたくさんのソーラーパネルが見えます。

この会社、環境への取り組みでは県内では有数のところなのです。確かISO14001の認証も受けています。BDF(バイオディーゼル燃料)の精製設備を備え、廃食用油を集めて得られる燃料を提供している会社でもあるのです。私は午前に訪問したのですが、午後には幼稚園の子どもたちが見学に見えるとのことでした。

「環境」は決して利益にはつながらないのでしょうが、規模では決して大きくないこの会社が私たちを先導していてくれます。説明にあたってくれた課長さんの誇りに満ちた様子が印象的でした。

甲斐駒冠雪

我が家から見える甲斐駒ヶ岳、朝起きたらしっかり白くなっていました。昨年は鳳凰三山の冠雪写真を載せましたので、今年は甲斐駒ヶ岳です。
甲斐駒冠雪
冬用タイヤを保管している実家にタイヤ交換に行きました。何とこちらでは、朝うっすらと雪化粧したのだそうです。山の上だけではありませんでした。
山が白くなると山から吹き下ろす季節風が寒くなり、いよいよ山梨も冬です。
(21.0k CT)

イルミネーション

 甲府の駅近くに舞鶴城址があり、ここ数年冬になるとこの公園内にイルミネーションが飾られます。先日忘年会(?)があり、久しぶりの県都へのお上りさんの私は、会が始まるまでの時間公園内を散歩してきました。今年は大河ドラマ「風林火山」の影響もあってか、石垣には信玄と謙信の戦っている様子が描かれたり、片目に眼帯をしている山本勘助が描かれたりしています。以下の知り合いのブログには写真が紹介されています。

http://blog.livedoor.jp/hisnaitoblog/archives/51092507.htm

公園内にはさらに様々な趣向が凝らされていますが、あちらこちらに大きな金属製の箱が置いてあり、その中では発電機のエンジンがうなっています。手をかざすともちろん燃料の燃焼排ガスが大量に吹き出しています。
 人間とは勝手なものですね!

特集の掲載を終えて

 前回のエントリーで、「特集:野の花のごとくに」の文章のアップを終えました。細切れで読みにくかったかもしれませんが、このページ左欄の
   カテゴリー
     音楽:分離唱合唱資料
をクリックすると、この特集を続けて読むことができます。(ただし古い記事が下ですから、まず一番下を出して順に上へと読み進めてください。)最後に記載されている
      「入場料150円」
なんてところに時代を感じますね。
 この資料を読みやすくするためにはホームページの方が良いのかもしれませんね。そろそろ挑戦してみようかな・・・・。
 ところで、項目「″野の花″のごとく……」の中に、この合唱団は「50曲ほどの暗譜レパートリーがあったという」との記述があります。このことが一般の合唱の世界でどれほどの意味があるのか知りませんが、私たちの学生時代もア・カペラの小曲ばかりたぶん同じくらいの曲数のレパートリーがあったのではないでしょうか。山形南高OBの場合は、自前で作成したガリ版刷りの100曲以上もの曲集があり、固定メンバーで歌い続けたことから、この50曲というのは控えめな数値だったのではないでしょうか。響きの中で歌うのですから、特別「暗譜」なんて意識は持たないですよね。振り返ってみると、「覚える」というよりは唱っていて「自然に身についていく」といったものでしたね。

特集 “野の花”のごとく (その13)

満たされざる心(続々)
 最後に、この佐々木基之氏の話をきいてある指揮者がさっそく実験を試みた結果をお知らせしておこう。対象は、まだ発足して一年もたたぬアマチュア15名の混声グループである。年令も若いので音色はきたない。ドレミ唱法も困難をきわめるほどの連中だ。つまり、合唱グループとしては最低クラスとおもっていただけばよい。その人たちに、分離唱と三声を試みたわけだ。
 最初の分離唱でCEGの和音をピアノで断続しながら、その中のE音を発声させた。指揮者がE音をうたって導入するにもかかわらず、外声のCやGがとびだす始末。それでも数回ののち、全員がE音を示した。息をつかせて「エー」と長くのぼさせた音は、楽器の音を消したとたん、全員が、すっかりウナリのとれた二本のE音となって、残ったのだ。気をよくした指揮者は、つぎにG音、C音と、時間をかけて試みた。結果は、それぞれに、それは美しいユニゾンを生んだのだ。単音でやったユニゾンとはくらべものにならないものだった。このとき指揮者がおもったことは、単音指導の場合、それが強制された音であるのにたいし、この和音による方法だと、彼ら自身で作りだしたものだといえる、ことであった。この現象には、指揮者よりもうたっている連中のほうがよろこんだものだ。
 つぎは三声唱をするために、メンバーを男女別に三組に分け、もう一度さきはどの分離唱をやって、それぞれの分担を確かめておいて、再びピアノでCEGをたたいた。その余頭を十分に確かめさせて、これにとけこませたのだ。これも反復くりかえさせた。そして、断続的にたたくピアノの手を中止してみた。息をついで長くのばした三和音は六声部のハーモニーとなってみごとにひびいた。
 この方法は、メンバーひとりひとりが″作る″という興味と、簡単さがあるようだ。もちろん、一回の試みだけで、うたう曲がすべて美しくハーモニーするようになるとはいえない。しかし一回よりは二回と、彼らの合唱する音にたいし、そしてそのパートのうたいかたのなかに、その効果が目にみえて感じられるのが不思議だったという。十分に予想できる効果については、まず音程がよくなったこと。我流の声でなく、注文をつけずとも音色を考えながらうたっていること。あとのことは、これからさきの実験の結果で、どのよぅな効果があらわれるか、きわめて興味がもてる。佐々木氏の話では、三カ月から半年のうちには、すっかり変わってくるそうだ。
 山形南校OB合唱団のみなさん、どうもありがとう。そして、東京演奏会を開く十二月十一日を期待しています。    (M)
    最高のハーモニー
           優れた音楽性
  -みちのくに育った合唱を聴く夕-
     山形南高OB合唱団
   発足十周年記念東京公演
     指揮 佐々木基之
     曲目
      ・イタリアの山の歌 ・稗搗節
      ・親方と弟子    ・五つ木の子守歌
      ・やさしき愛の歌  ・夏の思い出
             他20数曲
     主催 紫翠会   後援 合唱界
     12月11日(月)P.M.6:30
     日本青年館
     入場料150円
     都内各プレイガイドにて前売中