月別アーカイブ: 2011年5月

常在寺 見納め

食事が終わってそれぞれまとめた荷物をマイカーに載せてから改めて残ったメンバー12人でそろって常在寺の境内に出かけました。すると家の前に住職さんが、そこで近づいていって「昔お世話になりました」と挨拶すると先方でも喜んでくれました。そして話してくれたところでは、私たちが合宿で宿泊した庫裏は大きく立派な建物ですが解体が決まっているのだそうです。耐震性に問題があり、修理で耐震性を高めるのにも新築と同じくらいかかってしまう、そこで檀家の皆さんと相談の上解体・新築することになったのだそうです。思い出の寺の建物も今年が見納めということで、「どうぞ中へはいってご覧下さい」と親切に言っていただきみんなそろって懐かしい建物の中を見て回りました。

玄関をはいるとすのこ、下駄箱、廊下、階段は突き当たって左右に分かれて更に昇り二階からは河口湖が望めます。夜のミーティングをした二階の小さな部屋、また一階に下りて縁側とゆっくり回って懐かしみました。
庫裏1
このとき残っていたのはS4・A2・T3・B3、そこで庫裏を出て境内ではまた唱うことにしました。「寺の境内で讃美歌を唱ってはわるいよね。」と、

「三匹の蜂」
「君を去りて」
「霜のあした」
「すかんぽの咲くころ」
「汽車ぽっぽ」

私たちはア・カペラ合唱団でしたからね、よく「どこへ行っても唱ったよね」という話になります。甲府の愛宕山に登ったとき、他大学との交換会の帰りの電車の中などなど。練習場で唱うのもいいけどお空の下で唱ったのもまた思い出深いですね。寺の境内でうたうのもそんな当時の記憶と繋がってうれしいものです。
庫裏4
OBの皆さん、常在寺は今年が見納めですよ。
以上、今年の同窓会報告でした。

合唱団同窓会(その2)

同窓会二次会
合唱が終わったところで宿泊の部屋に戻り、お酒とお喋りの時間となりました。一時間ほどまわりの人と歓談したころ、幹事さんの一声で参加者それぞれの近況報告が始まりました。それぞれの思いがあり長くなる人、昨年話したことは言わないと気遣いを見せる人と様々ですね。話の内容も仕事のこと、学校のこと(女性は教員が多いですからね)、退職後のこと、健康上のこと、家族のこと、中にはリクルート活動の話をした人もいました。この日の合唱がなかなかよかったものですから、酒の力を借りて少々気が大きくなった人も・・・・(笑)。そんなことで楽しいおしゃべりの時間もあっという間に午前様、でもかつてのように夜を徹して話すなんていう豪傑はいなくなりましたね。健康第一、かな。とはいっても就寝は午前1時頃だったでしょうか。

 

翌朝5:30、先輩のAさんが起きて着替えている音で目が覚めました。見るともうすっかり着替えています。

「もう帰るんですか?」
「そうじゃないけど、この時間目が覚めるともう眠れないんだよね。散歩に行ってくるよ。」

御室浅間神社
それではとお伴することにしました。私のいつものウォーキングは6時過ぎですから、この日のスタート時間は新記録です。民宿から常在寺の境内、河口湖畔に出て遊歩道を、それから富士ビューホテルの敷地内を一巡りして戻って1時間。この先輩は分離唱による合唱指導を長年続けている方です。昨夜も聞いたのですが、ここでも先輩の合唱への熱い思いを語ってくれました。大学卒業後分離唱の合唱を広めたい一心で活動してきたのだそうです。私たちが卒業後友人と一緒に聴きに行った佐々木先生指揮、梨大合唱団の御殿場公演もこの方が中心になって招聘し、裏方もされたのだそうです。大変なご苦労だったようです。

「御殿場公演の録音ってないんですか?」
「それが、録音はしなかったんだよね。」

と言うわけで長年気になっていた録音へののぞみは絶たれましたが、先輩の指導する合唱を聴かせていただくという新たな希望が出てきました。散策から戻ってみると宿泊室で寝ているのは一人だけ、しかし誰もいません。同宿の方々も私たちと同じように朝食前にこの懐かしの地の散策に出かけたようです。やがて皆さんが戻ってもうすぐ朝食と言うときやっぱり唱いましたよ、男声合唱の「すすき」。唱えるときには唱わなくっちゃね。

合唱団同窓会

梨大合唱団の同窓会がありました。
私たちの前後3学年の会となって4年目、年1回の恒例の集まりです。場所は学生時代に夏合宿をした寺のすぐ隣の民宿、ここはちょっとした音楽ホールがあり音楽団体が合宿にも利用するところで今も合唱活動をしているSさんの推薦でこの場所が決まったのです。学生時代の夏合宿は決まって9月1日~8日の7泊8日、炊事も自分たちでして大変思い出深いお寺「常在寺」。そのすぐ隣での会でしたので多くの参加を期待していたのですがむずかしいものですね。都合のつかない人も多く集まったのは17人、でも各パートがバランス好く集まり合唱には十分でした。

集合時間は4:30でしたが今年は早めに到着しました。私より早く到着した車が3台ありましたが民宿には不在、私も荷を下ろしてすぐに散策、40分ほどのウォーキングでした。参加者それぞれが私同様に集合時間までの時間は懐かしの常在寺とその周辺を散策していたようです。

民宿に戻ると人も徐々に集まり始め、久しぶりの再会に懐かしい会話が弾みましたが、楽譜を配り夕飯(宴会)30分ほど前になると唱い始めました。まずは

「さくらさくら」
「今様」
「荒城の月」

といったところだったかな。しかし久しぶりの合唱はそれはそれは大変、耳などどこかに行ってしまっているようです。2曲ほど唱った後、「ホールに行けばピアノがあるよ、そこへ行こう」、わずかな時間ではありましたがそちらへ移動して分離唱から始めました。そしてその効果は絶大、なかなかいい雰囲気になってきました。でもすぐに夕飯の時間になり会食の場へ移動しました。

今なお分離唱の合唱を意欲的に指導しておられるSさん、今回は都合で夜のうちに帰るとのこと。そこで「夕食時にはお酒は控えてあとの合唱が終わってから飲みましょう。」などとは言っていたのですが、でも座ってしまってビールが出てしまうともう宴会モードに入りそうになってしまいます。しかしこのSさんのテーブル(3つのテーブルを囲んでの会食でした)は食事を早々に切り上げセルフサービスの片付けも済ませてまたホールへ移動してしまいました。それに促されて他のテーブルでも会食を終え、全員がホールにそろったのは7:30頃だったでしょうか。

さて、ここからが合唱の時間。音楽サークルの練習用ホールは響きもよく、ここでは単に唱って楽しむだけでなく半ば練習のような合唱の時間になりました。唱った曲目はもう順序は忘れてしまいましたが、

「みどりもふかき」
「いつくしみ深き」
「つかれしものは」
「主よこころみ」
「ガリラヤの湖畔」
「ナルドの壺」
「かみともにいまして」
「みたまなるきよきかみ」
「しずけき河の」
「むくいをのぞまで」
「こころの緒琴に」   と、讃美歌。

それから、

「浜辺の歌」
「すすき」
「背くらべ」
「赤い靴」
「汽車ぽっぽ」
「よしきり」
「光のお宮」
「われは幼く」
「埴生の宿」
「平城山」
「緑の森よ」
「はるかな友に」
「青い小鳥」
「夏の夕べ」

間には男声合唱

「Adoramus te」
「夏の夜の星」
「聖なる心にのみ」
「進めわが同胞よ」
「雨」

「雨」は女性にトップテナーを1オクターブ低く唱ってもらいましたが、こういう形もなかなかいいものです。
それから山梨ゆかりの小山章三作曲の「山河抄」、それによく似た「千曲川の水上を恋うる唄」の二つの組曲を楽譜なしで唱ってみました。合唱が終わったのは10時頃だったでしょうか。

今回の合唱ではかなり練習に近い形態となり、そのためか幾分唱った曲数は少なかったようです。でもなかなか密度の濃い内容になり、かつての感覚を少し取り戻すことができたようなうれしいものでした。来年は夕食前にもっとたくさん唱えるよう、もっと早く集まろうということになりました。先陣をきって人生の第二ステージに足を踏み入れた人も現れてきたこの集まり、この先どんな展開となるのでしょうか。楽しみです。

五月の合唱

5月8日は国分寺の合唱でした。集まったのは、S2・A3・T2・B2+指導者兼どこでもパートのMさん。予定の人数がそろわないうちから讃美歌を歌い始め増した。

「しずけきいのりの」

人数が少ないながらも最初からなかなかのハーモニーではありませんか。
そうしているうちにメンバーもそろいましたので、改めて分離唱からの練習開始です。そしてもう一度讃美歌を次々と。

「ガリラヤの湖畔」
「神ともにいまして」
「むくいをのぞまで」
「こころの緒琴に」
「ひとたびは死にしみも」
「みたまなるきよきかみ」

なんていうところだったかな。前回は休んでしまいましたが、このところの練習はなかなかの充実で今回は最初からかなりのハーモニーでした。
休憩時間はいつもの通り男声合唱。今回は各パート1人の全くのカルテット、それぞれに力があればいいのでしょうが私たちの力では人数が半分ほどに落ちると響きもいつものようにはいきませんね。

「アドラムス・テ」
「美わしの五月」・・・・(「やっぱり5月ですからね」と)
「夏の夜の星」・・・・(「折角3冊持ってきたんですから、唱わないとなんのために重い思いをしたのかわかりませんよ。」とのおすすめ(?))

と結局いつもの3曲を歌ってしまいました。
休憩を挟んでからは「分離唱からはいる音感合唱曲集」から、

「すすき」
「よしきり」

「讃美歌はハモりやすいけれども日本の曲は・・・・」なんて思ってきたのですが、今日は新鮮な感覚。すすきのハミングの和音の中でソプラノからアルトに受け継がれていくメロディー、きき合って唱えると今までなかなか感じることの出来なかった感覚が味わえます。日本的な情緒の繊細さ、みずみずしさを感じることができました。そしてよしきりも。
さらに最近始めた

「夕の鐘」
「風鈴」

の2曲をピアノで丹念に音を確認しながらすすめました。「風鈴」、この曲は私たちの学生時代は増田順平さん編曲のものを唱ったのですが、この曲集にあるのは佐々木先生編曲のもの。譜読みから間もない曲がこうした練習を重ねてハーモニーが出来ていく過程の中にいること、楽しいものです。

「われは幼く」

練習も時間がすすんでくるとボーっとしてくるのでしょうか、この曲をはじめて唱ったときは何ともとらえどころのない、今日はこの曲は如何ともしがたい感じがしました。しかしそんな曲も指導のMさん、小首を傾けながら「各フレーズの終いにある和音の中で一部のパートが動くところなどをていねいに」といった指示で唱い直すと見違えるように音楽が感じ取れるようになりました。

「光のお宮」
「緑の森よ」

最後に

「Gloria in Excelsis Deo」
「森の教会堂」

で練習を終えました。

練習終了後はしばらくお喋りの時間、でもまた唱い始めましたよ讃美歌を。練習ということではなく次々と唱う合唱、これがまたいいんですよね。で、唱い終わったのは午後6時、楽しいハーモニーの時間でした。

談合坂の新緑
途上のサービスエリアから新緑をのぞむ

わがやのボタン②

ボタン6
最後になった白いボタンが咲きました。横から見る分にはわかりませんが、めしべのまわりが濃い紫で白い花びらとのコントラストがきれいです。

ボタン7
(はじめの紫はもう散ってしまいましたが)咲きそろったわがやのボタンはこんな感じです。向こうではオオデマリの花も白くなってきました。
(86.5k)

わがやのボタン

ボタン1
3日前のわがやのボタンをご覧下さい。まずは、一番咲き始めたこの株から。もう紫の花の盛りは過ぎてしまいましたが。

ボタン2
こちらは赤。

ボタン3
ピンクは上品で優雅です。

ボタン4
赤とピンクの中間色です。

ボタン5
そして白、こちらはまだ咲き始めたばかりです。これは花の中(めしべおしべのまわり)まで白いのですが、中が濃い色のものも、しかしその白はまだ咲き始めません。例年一気に咲く各種のボタン、今年は少しずつ開花のずれがあるようです。

ニホンアナグマ

三珠ボタン園
5月3日、三珠町歌舞伎文化公園に行きました。ここの牡丹園は有名なのです。
ここは市川團十郎発祥の地とか、市川団十郎の家系の家紋は牡丹をあしらっているということで、この公園の庭には二千本ともいわれる牡丹が植えられており、この時期は色とりどりに花が咲き誇ります。それからこの公園に限らず、旧三珠町に入ると沿道には点々と牡丹が植えられており、道路を走りながらも牡丹の花を楽しむことが出来ます。町民あげての牡丹の町なんですね。

アナグマ
そんな牡丹園を一回りした後、芝生広場の土手に腰掛けて弁当を食べているときのこと。すぐ前の空き家らしき庭に見慣れぬ動物の姿を発見しました。小柄ですがちょっと肥満気味のユーモラスな雰囲気、「タヌキかな?」。何か土を掘るような仕草をしたかと思うと草むらの中へ、庭を横切ったかと思うとまた引き返してこの家の庭から出ていきました。写真におさめたいなと少し移動していくと、枯れた水路の中にまた発見しました。水路の中に立ちヘリに手を掛けた姿、人間のようで可愛いですね。水路から道路に上がると今度は道路を横断、そしてその道路を山に向かって移動し始めました。あわててカメラを構えると相手もこちらに気づいている様子、そして立ち止まってこちらを見ます。この動物は警戒心が立ち止まって怪しげな生き物(私)を見ることに現れるようですが、写真におさめたい私にとっては感謝感謝の習性でした。

アナグマ2
見事撮影に成功した写真を実家の母に見せると、「タヌキじゃないな、ハクビシンかな?」とのことでした。そして確認のためインターネットのお世話になり、この小動物を探し当てました。その名は「ニホンアナグマ」。
観光に行った私たちにとってはユーモラスで楽しい動物でしたが、でもその土地で暮らす方々にとってはこれも悩みの種の野生動物なのかも知れませんね。

畑の花

大根の花
我が家の畑の大根の花、私自身が未熟で思うようには私たちの口に入るように育てられていません。それでも昨秋撒いた大根の種から今花を咲かせています。わずかに紫がかっていますね。

菜の花
こちらはチンゲンサイの花、菜の花はどれも同じような花ですね。春の畑の黄色い花もいいものです。

ウォーキングこの3ヶ月

 月が変わりました、恥ずかしのウォーキング記録報告です。
                        2月        3月        4月
      ウォーキング実施日数     16日        6日      13日
       〃   実施率         57%       19%      43%
       〃   平均時間       46分       48分      46分
       〃   平均距離     4.41km    4.66km    4.45km
       〃   1月距離合計     70km      27km      58km
      1日平均歩数        8,927歩    6171歩     7917歩
    歩き始めからの歩行距離   1807km    1834km    1892km

 2月にちょっとしたケガ、それから花粉症が始まってよく休みました。その結果はご覧の通り惨憺たるものです。
 杉花粉も収束が近づき、5月は心を入れ替えて、・・・・。 
 とりあえず初日の今日、歩きましたよ。久々に帰省の息子と2人で7.6km。さい先よいスタート、かな?