ニホンアナグマ

三珠ボタン園
5月3日、三珠町歌舞伎文化公園に行きました。ここの牡丹園は有名なのです。
ここは市川團十郎発祥の地とか、市川団十郎の家系の家紋は牡丹をあしらっているということで、この公園の庭には二千本ともいわれる牡丹が植えられており、この時期は色とりどりに花が咲き誇ります。それからこの公園に限らず、旧三珠町に入ると沿道には点々と牡丹が植えられており、道路を走りながらも牡丹の花を楽しむことが出来ます。町民あげての牡丹の町なんですね。

アナグマ
そんな牡丹園を一回りした後、芝生広場の土手に腰掛けて弁当を食べているときのこと。すぐ前の空き家らしき庭に見慣れぬ動物の姿を発見しました。小柄ですがちょっと肥満気味のユーモラスな雰囲気、「タヌキかな?」。何か土を掘るような仕草をしたかと思うと草むらの中へ、庭を横切ったかと思うとまた引き返してこの家の庭から出ていきました。写真におさめたいなと少し移動していくと、枯れた水路の中にまた発見しました。水路の中に立ちヘリに手を掛けた姿、人間のようで可愛いですね。水路から道路に上がると今度は道路を横断、そしてその道路を山に向かって移動し始めました。あわててカメラを構えると相手もこちらに気づいている様子、そして立ち止まってこちらを見ます。この動物は警戒心が立ち止まって怪しげな生き物(私)を見ることに現れるようですが、写真におさめたい私にとっては感謝感謝の習性でした。

アナグマ2
見事撮影に成功した写真を実家の母に見せると、「タヌキじゃないな、ハクビシンかな?」とのことでした。そして確認のためインターネットのお世話になり、この小動物を探し当てました。その名は「ニホンアナグマ」。
観光に行った私たちにとってはユーモラスで楽しい動物でしたが、でもその土地で暮らす方々にとってはこれも悩みの種の野生動物なのかも知れませんね。

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