毎年版画年賀状をいただいているIさん、今年は私の都合で年賀状を控えさせていただいた結果この版画寒中見舞いをいただきました。いつものように手製の版画、今年ももらえて嬉しいです。
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毎年版画年賀状をいただいているIさん、今年は私の都合で年賀状を控えさせていただいた結果この版画寒中見舞いをいただきました。いつものように手製の版画、今年ももらえて嬉しいです。
十数年前に東京に行った折、オーガニックや絵本の店「クレヨンハウス」で小黒三郎さんの組み木の本「つちのこブログと組み木図面集No.1」を見つけた。これなら私にもできるかなと購入、さいわい糸のこ盤もつかわせていただけるところがありこの工作を始めました。小黒さんのデザインは何たって可愛い。以来、たまにたまに制作して我が家に飾ったりプレゼントしたり。本も買い足して手元にある小黒さんのデザイン集は現在7冊になりました。昨年はついに糸のこ盤を購入、現在も糸の小細工を楽しんでいます。これから制作した作品(と言ってもデザインはもちろん小黒さん)を見てもらおうと思います。
「うさぎの餅つき」
2021.11月制作
(デザイン=小黒三郎)
2年前に制作したものですが、今年はうさぎ年。最初に紹介するのならこれがいいかなと選びました。
「よくがんばりました」
喜多川泰
サンマーク出版
石橋嘉人は妻と中二・小五の子を持つ中学の数学教師で50歳を超えたベテラン、不安を抱える若手の心配を心配するような立場になっている。そんな嘉人に実父が亡くなったとの連絡が遠く愛媛県西条市の警察から入る。父は湊哲治、嘉人が中学生のとき父の余りの所業のひどさに母とともに父の下を去り今は姓も違っている。その母も既に亡く、父の存在は嘉人の心にはほとんどなくなっていたのだが、唯一の肉親として亡き父の下を訪ねる。父の家は嘉人母子が去った当時そのままに、そして今は食べていくのも難しいだろうと思われる貸本屋を続けていたという。冷え切った心のまま父を知る人たちにも別れを告げて帰郷するつもりの嘉人であったが、少しずつ少しずつ家族から見たらどうしようもないと思える父の外での生き様が見え始める。
自分ではどうにもできないほどの強い自己否定感、そんなに極端ではないにしても十分には自己肯定できない人は多いはず、そんな人を力づけてくれるようなお話でした。
嘉人の職場ではコロナ禍で行わなければならないネット授業に悩む教師が描かれている。現代を象徴するような学校の状況、主人公が職場に帰ってきて悩める後輩達にどんなふうに接してくれるのだろ、なんて思ってしまいました。
西条まつりも知りませんでした。ネットでも検索してみましたが、何というだんじりの数、何と勇壮なまつりでしょうか。この地で産まれた作者の、まつりへの強い思いもにじみ出ているんでしょうね。
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「今月の一曲」を更新しました。
曲目は「青い小鳥」。みちのく混声合唱団1964年クリスマスパーティーでの演奏。
下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。
12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2645
ナイス数:72
命の星・地球
読了日:12月23日 著者:北野 久美子福も来た パンとスープとネコ日和
読了日:12月22日 著者:群 ようこ覇剣―武蔵と柳生兵庫助 (祥伝社文庫 と 8-9)の感想
吉岡一門を倒し佐々木小次郎を倒し、戦乱の世からそれが治り徳川の世への変わる時流の中で剣名を上げながらも十分な地位と禄を得られない武蔵。柳生の名門に生まれ、容易に肥後細川藩で十分な地位を得ながらもそれを投げだし剣の道を求める柳生兵庫助。壮絶な戦いの中で剣を磨いてきた武蔵と名門の麒麟児で新陰流の神髄である活人剣をつかう兵庫助。二人の剣豪を対比させながら、やがてはこの二人の対決へとすすんでいく。
吉川英治とはまたひと味違う武蔵像を描いています。
読了日:12月20日 著者:鳥羽 亮パンとスープとネコ日和の感想
編集者として出版社に勤め料理家に気に入られていたアキコだが、突然母を亡くし天涯孤独な身となってしまう。常連さんが集まる食堂を開いていた母の店を閉店。社では不本意な人事もあり、退社して母の残した店を改装し自らの店を開く決意をする。シンプルな内装、メニューは日替わりのサンドイッチ・サラダ・小さなフルーツのみ、安心できる食材を使うこだわりの店。ふらりとやってきたネコのたろとの生活、女性店員しまちゃん、隣の喫茶店のママさん、料理家の先生、縁ある寺の奥さん等々多くの人と関わりながらお店をやっていく物語です。
読了日:12月14日 著者:群 ようこパンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)
読了日:12月14日 著者:群 ようこ天使のにもつ (単行本図書)
読了日:12月10日 著者:いとう みくライスボールとみそ蔵と
読了日:12月08日 著者:横田 明子もういちど読みとおす 山川 新日本史 下
読了日:12月08日 著者:大津 透,久留島 典子,藤田 覚,伊藤 之雄リバーの感想
栃木・群馬を流れる渡良瀬川河川敷の中に若い女性の遺体が遺棄される殺人事件が了見で発生。この地域では10年前にも同様の事件が発生し未解決となっていた。10年前の犠牲者の父親はその後も河川敷に出入りする人物を撮影し独自に犯人を追い続ける。未解決の無念を痛き続ける事件を担当した元刑事もまた動き出す。捜査本部の動き、事件取材の新聞記者、二重人格を持つ容疑者とそれに関わる心理学者、等々多彩な登場人物を織り交ぜて事件が徐々に明らかになっていく。600ページ超の大作です。
読了日:12月06日 著者:奥田 英朗
読書メーター
今日は我が家のピアノの調律をしてもらいました。いつもお願いしている調律師さん、いつものように手際よく作業が進んだようです。今は異常気象のためかピアノに不具合が発生することも多いのだとか、昨年は例年に無く内部でカビが発生していたピアノが多かったそうです。でも我が家のピアノはまあまあ良好な状態とのこと。指示に従って乾燥剤を数個中にいれておいたのがよいとのことでした、指示通りにしない人もいるのかな?
作業終了後に調律師さんとティータイム、この調律師さんはコンサートピアノも手がけると同時に自身も歌い手さんで、ピアノのこと合唱やオペラのことなどのよもやま話を聞くことができました。スタンウェイとベーゼンドルファーの個性の違いやら、各音楽ホールのピアノの状況やら。せっかくの素晴らしいピアノもその状態を良好に維持管理されてこそのもの、巷のコンサートピアノは必ずしも良好な状態とはいえないようです。
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