「今月の一曲」更新しました(12月)

「今月の一曲」を更新しました。
今月は讃美歌第111番「かみのみこはこよいしも」。先月アップした讃美歌121番は歌詞

「まぶねの中に 産声上げ・・・・」

から降誕の歌と思ってしまったのですが、違いました。そこで今度こそ降誕の歌です。
前回と同じ親しい4人の混声四重唱、少人数で唱う分離唱のハーモニーです。

下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。

今月の一曲
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「俺たちの箱根駅伝」

俺たちの箱根駅伝俺たちの箱根駅伝(上・下)
池井戸潤
文藝春秋

 箱根駅伝の名門:明誠学院大学陸上部の主将隼人、一年時は箱根本線出場を果たしているが隼人自身はメンバー入りできず、最終学年の今年に期していた。10月の予選会はわずかな差で本選出場を逃してしまったが隼人は監督交代を告げられると同時に学生連合チームに選出される。後任監督は学生時代の名ランナーだが卒業と同時にビジネスの世界に入り陸上からは離れていた甲斐真人、しかもその甲斐が学生連合チームの監督を任されることに。監督後任人事への批判、学生連合チームへの批判、陸上部の中で一人だけ箱根出場がかなう隼人への風当たり等課題山積の中でどのようにチームがつくられ本選に向かうのか、興味の尽きない構成で一気読みでした。

池井戸作品で「箱根」を扱ったものははじめてですが、フィナーレはやはり池井戸流。この作品、単発でおわるのでしょうか。続編、甲斐監督が育てる明誠学院大陸上部のその後が読みたいな。

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11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2475
ナイス数:19

死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)
読了日:11月29日 著者:ジェフリー アーチャー
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)
読了日:11月25日 著者:ジェフリー アーチャー
山の上の家事学校山の上の家事学校
読了日:11月20日 著者:近藤史恵
時のみぞ知る〈下〉: クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)時のみぞ知る〈下〉: クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
読了日:11月17日 著者:ジェフリー アーチャー
時のみぞ知る〈上〉: クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)時のみぞ知る〈上〉: クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
読了日:11月14日 著者:ジェフリー アーチャー
きみが来た場所 Where are you from? Where are you going? (喜多川 泰シリーズ)きみが来た場所 Where are you from? Where are you going? (喜多川 泰シリーズ)
読了日:11月08日 著者:喜多川 泰
ドッグファイトドッグファイト
読了日:11月04日 著者:楡 周平
横濱王 (小学館文庫 な 23-3)横濱王 (小学館文庫 な 23-3)
読了日:11月04日 著者:永井 紗耶子

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「今月の一曲」更新しました(11月)

「今月の一曲」を更新しました。
今月は讃美歌第121番「まぶねのなかに」。まもなくクリスマスの月ですので、少しフライングして選曲しました。
在京の分離唱合唱仲間のうち一人が故郷山形に帰ってしまうことになり、親しい4人が集まって別れを惜しんで讃美歌数十曲を歌い続けたとのこと。誰に聞かせるでもなく4人でハモって楽しんだものです。

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今月の一曲
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「バリ山行」

バリ山行「バリ山行」
松永K三蔵
講談社

 「バリ山行」のバリはバリエーション・ルートの略。整備されたの登山道に対して、道なき道(バリエーション・ルート)を歩く登山のこと。時には危険を伴う場合もあり得る山行。

主人公:波多は内装リフォームの会社から建物の外装修繕を専門とする会社に転職して2年。前職では人のつながりをあまりもたなかったためにリストラ対象となってしまった。そんな経験から社内行事のような形で開催された六甲登山に参加。その集まりもやがて定例化して社内登山部に発展し、波多は無理のない登山にだんだん魅せられていく。そんな時、同じ営業部の先輩:妻鹿(めが)は同僚とほとんど関わりを持たず独自の営業をしているが、同時にバリ山行に度々出かけていることを知る。近寄りがたい妻鹿ではあるが、仕事上彼に助けられた波多が社の経営方針・営業方針が変わる中でも独自の営業を続ける妻鹿の山行きにも関心を持ち始める。仕事の上ではマイペースの一方、私的にはバリ山行に魅せられている妻鹿の人物描写が面白い。

バリ山行から帰って寝込んでしまった波多への妻の対応が余りにも淡泊、そんな様子を作者もさらっと書いていますね、ウ~~~ン。
本年度の芥川賞作品です。

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紅葉の昇仙峡

紅葉を撮ろうと昇仙峡に行ってきました。ここに来たのは30年ぶりくらいでしょうか、懐かしい。

 

グラデーション

紅葉が遅れている今年ですが、2日ほど前に極端に冷え込んだせいか紅葉も霜で痛んだように見えました。それでも赤・黄・緑のグラデーションが綺麗。

 

 

甌穴染まる川に連なる巨岩のところどころに甌穴が見られますが、その水たまりに落葉が浮いてそれぞれが微妙に色が違う面白さ。

 

 

紅葉の覚円峰そして昇仙峡を代表する景観の「覚円峰」。紅葉と一緒に見るのは初めて、来てよかった。
(画像をクリックすると拡大映像をご覧いただけます)

 

 

「幾世の鈴」

 

幾世の鈴「幾世の鈴」
~あきない正傳金と銀 特別編下~
高田郁
角川春樹事務所

 11冊で完結した「あきない正傳金と銀」のスピンオフ的短編四話を収録。五鈴屋八代目徳兵衛となっている周助が元主人の店:桔梗屋の再興を決意するまでを描く「暖簾」。幸のよき相談相手であり女でありながら幸同様に商売に工夫を凝らし簪等を商う菊栄が幸が江戸を去りながらも更にたくましく商いの道を歩もうとする姿を描く「菊日和」。夫婦で江戸を追われたどり着いた播磨の国で宿を営み、姉の幸への頑なさを徐々に和らげていく妹の結を描く「行合の空」。五鈴屋九代目で幸と夫婦になった賢助が店を揺るぎない次の百年につなげようと工夫を凝らす「幾世の鈴」。

シリーズ最終巻はまだ続編が出るのではと期待も持たせるような終わり方でしたが、「幾世の鈴」でようやくはっきりと終わりを告げたような印象です。「あきない正傳金と銀」というタイトルもこのお話で頷けました。

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サツマイモ収穫

サツマイモ収穫サツマイモを収穫しました。久しぶりに畑に行くとサツマイモの葉は霜にあたって真っ黒、ちょうどいいタイミングかな。スコップを少し遠くから入れるのだけれど、何個かの芋は切ってしまいました。断面が白いのはその切り口。難しい。

家に持ち帰って芝生の上でしばらく天日干し。

このサツマイモは完全無農薬夢肥料、おかげで余り大きなものはないのですがでも絶対安心。

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縄文の道・湯みち街道の鏝絵巡り

鏝絵巡りウォーク シリーズ第16回
縄文の道・湯みち街道の鏝絵巡り

がありました。天候が心配されたのですがその雨も上がり、雨の後のしっとりとした風景の中を参加者18名で歩いてきました。その報告です。

今回は茅野市の南大塩および堀という地区、茅野駅前に集合し路線バス(メルヘン街道バス)で「ピアみどり」バス停下車。ここがウォークのスタート地点でした。

 

01_準備運動

ここで簡単なセレモニー、そして準備体操。

02_スタートしましたスタートしました、まずは田圃の中を走る車道をゆるやかに西に下ります。

 

03_たんぼ道

舗装もきれてしまいました、土・草の道もまたいい。

 

04_たんぼ道今度は急激な登り、でも距離はちょっとだけ。

 

05_うぐいす

この日一つ目の鏝絵蔵に着きました。ここはだしの入口に「」、そして虹梁の左端には珍しい「梅にうぐいす」。色使いもやさしく上品な作品です。

縄文の道に出ました。南大塩地区を横切るこの道をまずは西に下ると道路沿い右に「大黒様」、そして左に「大黒様」、少し配色を変えていますが大変似たデザイン、多分同じ職人さんによる作品でしょう。

集落の西端、郵便局の脇を入ると少し離れて「布袋様」。これは立木のため見にくかった。

(リンクをクリックしてそれぞれ鏝絵の写真をご覧ください)

 

06_酒盛少し引き返して縄文の道の南側奥まったところにあるこの蔵、虹梁のど真ん中にはこの「鶴・亀」、虹梁の東端には「竹に雀」の鏝絵、そして東側の丑鼻には酒を酌み交わす「恵比寿・大黒」が描かれています。いずれも質の高い作品。

(リンクをクリックしてそれぞれ鏝絵の写真をご覧ください)
07_横道通りを東に少し上って今度は道路の北側に入ると3つの鏝絵が見られます。「鯉の滝登り」、釣り上げた鯛を脇に抱えた笑顔の「恵比寿様」、そして「」の鏝絵。
(リンクをクリックしてそれぞれ鏝絵の写真をご覧ください)

 

08_波に千鳥

こちらは道路の南側、白黒でシンプルに描いた「波に千鳥」。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

09_南大塩公民館

南大塩の公民館です。何と立派な!

 

10_布袋様

公民館の向かい、駐車場脇に建つ蔵でこちらは「布袋様」。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

11_恵比須大黒1

県道17号との交差点まで来て北東側を見ると植木の向こうにどうやら鏝絵らしきものが見えました。

 

12_恵比須大黒2

そこで家の人に了解をいただいて庭に入らせてもらいました。で、見つけたのはどうやら「恵比寿・大黒」。小槌をもっているのは大黒、魚籠を身につけているのは恵比寿様でしょう、多分。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

13_色褪せた大黒県道を横切って東に進むとこの鏝絵蔵。かなり古いものらしく色あせてきていますがこの「大黒様」、庶民的な表情で親しみを感じます。(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

14_鶴

更に上ってこちらの丑鼻にはかなりシンボル化した「鶴」、ハチマキの若葉も立派です。妻壁の窓のような部分には大版の「波に千鳥」。

 

15_鶴と亀

これも道路沿いで丁寧に描かれた「鶴と亀」。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

16_大黒縄文の道から南側に入ってその道下には「大黒様」。近くで鑑賞できてありがたい。これで南大塩は終わり。(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

17_次の集落へ

集落を隔てる田園の中を堀地区に向かいます。

 

18_大黒

堀地区にはいりました。ここから「湯みち街道」、まずは「大黒様」。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

19_湖東小学校湖東小学校、校舎も庭も大きい。敷地に入るわけにはいきませんが、正面玄関の上には青銅のような配色で子どもを円形に描いた鏝絵が三つ並んでいます。「地域の文化を学校の壁にも塗り込んだ」といいうことでしょうか。( ・ 、三つの鏝絵をご覧ください)

 

20_新井集落

小学校の脇を抜けて堀地区の裏側、新井地区へはいります。

 

21_大黒

新井地区の鏝絵は2件、その一つのこれは大黒様。袋をひもで括ってできる皺に青を配してきれいな作品。(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

22_紅葉

紅葉が始まりました。きれいな個人宅の庭を一枚。

 

23_龍

消防団の施設脇の小さな蔵に新しい鏝絵で題材は「龍」。と思ったのですが、畑で作業している女性によるとこれは以前からあった鏝絵に上塗りしたのだそうです。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

24_三山様

集落内の道祖神と三山様の石碑。

 

25_風除け公園着着きました、昼食場所の「風除け公園」。芝生と松がきれいです。

 

26_公園から新井・堀方面お昼ご飯はこんな景色を眺めながら。

 

27_昼休み1

公園でのスナップを少々。

28_昼休み2

 

29_集合写真

昼休みが終わったところで、全員で集合写真。

 

30_午後の部スタート

午後の部、スタートしました。

 

31_小さな神社 この地方には小さな祠が点在します。田園風景の中に立つ小さな林、鳥居、祠がいい。

 

32_堀集落へ田地を抜けて

 

33_堀集落

堀地区へはいるとすぐに鏝絵蔵。丑鼻に「大黒様」と「鶴」。
(リンクをクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

34_亀2匹

ここの蔵には「亀」が二匹、近くで見せてもらいたかったのですが残念ながら留守で道路から。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

35_波と亀

集落の東端のあたり、丑鼻にきれいな「波に鶴」があります。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

36_空き缶提灯

その近く、軒下にいくつか下がっている提灯のようなもの、よくみると空き缶に切り込みを入れてきれいに仕上げたものでした。鳥避けとか、何か意味があるんでしょうね。

 

37_大黒

湯みち街道がカーブしたところ、手前の木で見にくいのですがここには「大黒様」が。道路の反対側には小さな蔵に見慣れない鏝絵で稲穂それとも植物の葉
(リンクをクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

 

38_湯みち街道1

 

38_湯みち街道2堀の集落内を走る湯みち街道を下ります。

 

39_不明瞭風化がすすんでいますが、これは「波に鶴」でしょうか。
(画像をクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

40_大黒

公民館のところを少し入ると畑を隔てた向こうにブルーの「大黒様」、その向こうには「布袋様」がわずかに見えます。
(リンクをクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

41_波に千鳥2すぐ近くで見ることができる蔵で丑鼻に「波に千鳥」、窓枠のかぶには「」が一匹。
(リンクをクリックして鏝絵の拡大写真をご覧ください)

42_酒盛2最後はこの日初めにも見た酒を酌み交わす「恵比寿・大黒」デザインは全く同じですが、こちらは塗り替えたようで色鮮やか。虹梁の端にも「鶴と亀」が立体的に描かれています。これで今日のコースの鏝絵は終わり、あとは帰りのバス停にむかうだけ。
(リンクをクリックして鏝絵の拡大映像をご覧ください)

43_まもなくゴール発着点の「ピアみどり」に戻ってきました。

現在この地域を走る路線バスは日に3本、13:48のバスを逃すと次は3時間近く後になってしまいます。そんなことから本日のウォークは当初のプランを少し省略して歩き、時間内に無事帰って来ました。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

10月の読書メーター

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