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月別アーカイブ: 2018年12月

「神様のカルテ0」

神様のカルテ0

「神様のカルテ0」
夏川草介
小学館

人気の「神さまのカルテ」シリーズ、私もお気に入りなのですが、今回はその登場人物をさかのぼって描いた作品。主人公:栗原一止はまだ医学生時代の友人たちの交流を、一止がスタッフに入る前の「24時間対応」の看板を掲げた頃の本庄病院を、そして一止の本庄病院での研修医スタートを、最後は一止と結婚する前の榛名の姿を描きます。
どの話もグッと引き込まれます。このシリーズ、やっぱり好きだな。

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今年も版画年賀状

版画年賀状

版画年賀状が昨日刷り上がりました。ファンヒーターの前に並べて乾かす、年末恒例の我が家の風景です。早く取りかかればいいのにね、ことしもこんな時期に完成、これから年賀状書きを頑張らなくては。

 

自然濃みかん

自然濃みかん

今年も友人からみかんをいただきました。お母さんが長年育ててきた自然濃のみかんの木を引き継いで作っているみかん。今年は大粒、でも味が濃いです。

今年もありがとうございます。

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分離唱の合唱in国分寺(12月)

国分寺の合唱がありました。

今回はS:3,A:5,T:4,B:3となかなかのバランス。いつものようにはじめに分離唱。その後の曲目は以下の通り。

しずけきいのりの
はるかに
祖母の小箱
雲雀
うぐいす
緑の森よ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
ロー・ア・ヴォイス
グロリア
森の教会堂

休憩時には男声合唱と女声合唱

Adoramus Te(男声)
今は若き子(男声)
アヴェ・マリア(女声)
願い(女声)

それから後半、

渓川したいて
すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
きよしこのよる
もろびとこぞりて

以上で練習を終えました。
今回はクリスマス・イブの前日、そのためかいつものことなり音感合唱曲集Ⅱから。そして音感合唱曲集Ⅰ、最後に讃美歌の順に唱いました。いつも以上に讃美歌が味わい深く感じられました。

終了後も残ったメンバーでクリスマスの讃美歌を何曲も唱いました。12月はもうこれが楽しみ。

ひつじはねむれり
まきびとひつじを
あらののはてに
かみのみこはこよいしも
もろびとこぞりて
あめなるかみには
ああベツレヘムよ
きよしこの夜

そして最後に「夜はふけわたりぬ」で、今年の合唱を終えました。12月に存分にクリスマスの讃美歌をア・カペラ合唱で存分に唱るのはやっぱり嬉しいですね。これで気持ちよく新年が迎えられます。

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甲州街道を歩く(第8回)

創立20周年記念甲州街道ウォーク第8回

笹子宿 ~ 笹子峠 ~ 鶴瀬宿

を歩いてきました。
今回は甲州街道最大の難所といわれる笹子峠越えです。JR中央線の笹子駅からトンネルを隔てた甲斐大和駅までの約14kmコースです。

 

01笹子隧道記念碑笹子駅前広場に9:30集合、いつものように開会セレモニーと準備運動。

この広場には巨大な一枚岩からなる「笹子隧道記念碑」が建っています(ちょっと暗いが写真左側)。JR笹子トンネルは明治時代に開通し、長いこと鉄道トンネル長日本一だったのです。当時としてはこの掘削・開通が偉業だったんでしょうね。この碑は長いこと甲府駅にあったのだそうですが、ここに移されたのです。

 

02笹子宿9:45スタート、笹子峠を目指します。駅から出るとすぐに国道20号線、そして国道沿いに笹子宿があったのですが、今面影を残す建物は僅かでした。

 

04トンネル入り口ここがJRの笹子トンネル入り口。


05国道トンネル入り口ドライブイン国道を歩きながら国道の笹子トンネル入り口方面を見上げると、見事に快晴です。中央やや右の白い建物が元トンネル料金所の場所に建てられたドライブイン、今も営業しているのかな?


06旧道入り口国道から別れて旧道をすすむとやがて旧甲州街道の標識、ここで車道とはお別れ。


07杉林1早速杉林の中に踏み入りました。


08杉林2古の甲州街道の匂いを感じます。


09再度歩道へ車道に出たり、また歩道に分け入ったり。


10三度笠先導の三度笠さん、いいですね!


11木橋沢を渡る木橋、傷みがすすんで一人づつ渡ります。安全第一!


12明治天皇野点の地ここは明治天皇が野点をしたというところ、その石碑が建っています。ここで小休止。昼食場所まであと20分。

13再び登りまたまた山道を登ります、まもなく矢立の杉。


14矢立杉到着11:30着きました、「矢立の杉」。


15矢立杉こんな巨木。かつて戦国武将がこの杉の木に矢を立てて戦勝を祈願したと言います。


16矢立杉洞根元を回ってみると洞が見えます。40年ほど前には洞の入り口はもっと大きく、なかは焦げたあとが痛々しかったのですが、一度洞を隠すように修復してそこがまた痛んできているようです。


17昼食風景若い杉の林の中にベンチも設置され、一本杉が寂しく立っていたここも大きく趣を変えていました。観光地化?名所化?うれしいような、うれしくないような。

で、ここで昼食となりました。昼食時間は気前よく1時間、でも笹子の山は寒くて食べ終わったらじっとしていられません。そんな気持ちを察してか予定を繰り上げて午後の部スタート。

18矢立杉看板昼食場所をちょっと上がると車道に出ました。杉良太郎さんがこの「矢立の杉」を歌っているとか、その説明の大看板が車道からの入り口と言うことで設置されていました。


19通行止め峠を越える車道はここから通行止め。

20笹子隧道その車道を歩き続けて旧道の笹子隧道にたどり着きました。隧道の入り口から覗くと出口が見えます。トンネルを抜ける人、峠を越える人と希望で別れて、私達は峠越えチーム。トンネル入り口の右脇から峠を目指します。


21峠への登り峠越えはこんな道

22峠への登り2急坂ではありますが、一面の落ち葉の中を歩くのはいいものです。


23いよいよ峠尾根のくぼみ:峠が見えてきました。


24峠標識峠の標識を記念撮影。柱に「笹子峠」、左方向に「大和村日影・甲斐大和駅約2時間30分」、右方向に「笹子駅約2時間」の表示。

25すぐしたに車道峠を越えるとすぐにトンネル出口が見下ろせます。トンネルのこちら側は北向き斜面、降った雪が融けずにうっすらと残っています。

26車道へ、ここで休憩トンネル出口の車道まで下りてここで小休止

27歩道下り車道から別れてまたまた林の中の道を下ります。落ち葉の道、でも所々凍っていて慎重に。


28階段こんなふうに階段に整備されているところも


29リーダーをリードここからは舗装された車道、通行止めになっている車道を我が物顔で。こんな道を下りに向かうと健脚の人は先へ先へと早くなってしまいます。リーダーが「私の前には出ないで下さいね。」、それでもきかない人・人。「私の前は保険の対象外ですから」なんて言われても違反者(?)は一向に減ってくれません(笑)。


30学校林この地域の小中学校の学校林の看板がありました。そういえば私達も子ども時代に学校林の整備作業にかり出されましたっけ。あとで漆にかぶれて大変でした。今は子どもに学校林の整備をさせる時代ではないでしょうが、どうしているんでしょうね。


31芭蕉句碑日影部落にはいるところで芭蕉の句碑がありました。

「秣負ふ 人を栞の 夏野哉   芭蕉」

芭蕉も歩いた道なんですね。


32駒飼宿看板駒飼宿に出ました。


33寺お寺の鐘楼を見上げるこんなアングルもなかなか。


34屋根宿中の家の立派な屋根。トタン葺きなら鬼瓦ではなく何と呼ぶんでしょう?


35宿の面影急坂の宿の面影を残す家並み


36宿カフェその一軒はカフェになっていました。自動車までレトロ。


37高速道路笹子トンネルを抜けた後の中央高速の巨大橋の下をくぐります。


38まもなく国道まもなく国道20号に合流


39甲斐大和駅

合流点で右折、国道を少し遡ってこの日のゴール地点:甲斐大和駅に2:40到着。

標高差700mで峠越えはさすがに寒かったな~。街道中最大の難所と聞き覚悟(?)はしていたのですが、それでも暖冬の上天気にも恵まれ、20kmほどあった前回に比べると体力の消耗も少なくてすみました。峠を登って下りる、これはやっぱり達成感ありますね。

朽ちかけた木橋も何カ所かあり、一人づつ渡るように制限したり、ロープを渡してつかまって渡れるようにしていただいたり、また凍った歩道に注意を促したりと今回もスタッフの皆さんのご配慮をたくさんいただきました。ありがとうございました。

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「マカロンはマカロン」

マカロンはマカロンマカロンはマカロン
近藤史恵
東京創元社

「ビストロ・パ・マル」はシェフ、料理人、ソムリエ、ギャルソン(主人公・男性)とスタッフ4人の下町のフレンチ・レストラン。そこに来る客や客の周辺を語り、シェフの料理の知識・経験から時には客にまつわる謎解き、とスタッフと来客とのあたたかい交流を描いています。8話からなる一冊、フレンチの知らない言葉も沢山出てきますが、楽しめる一冊です。
著者の作品、私は今まで自転車のロードレースを題材にした何作かも魅力的でしたが、近藤作品のまた別の世界、こちらもこれから楽しもうと思います。

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「辻井伸行 奇跡の音色」

辻井伸行奇跡の音色

「辻井伸行 奇跡の音色」
恩師・川上昌裕との12年間の物語
神原一光
アスコム

今評判の盲目ピアニスト:辻井伸行さんの成長物語です。楽譜を見ることができないでピアノを弾くということはどういうことなのか、この本ではじめてわかりました。恩師:川上さんの歩んだ道も紹介され、辻井さんとの出会い、それから二人三脚での成長過程、興味深く読み進めることができました。

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「春秋山伏記」

春秋山伏記春秋山伏記
藤沢周平
新潮社

山から里に下りてきた若い山伏が村に住み着き、村中の様々な出来事に遭遇し解決しながらながら村の人たちとの絆を作っていく物語。藤沢さんの出身は山形県鶴岡市で修験道の出羽三山の麓、そうしたことから藤沢さんの中には山伏のいる光景が広がっているのでしょうか。武家ものでも江戸の街中ものでもなく今までになかった情景ですが、あたたかいものが流れていて私の好きな藤沢さんの作品の中でもお気に入りの一作になりました。

「津波もがんも笑いで越えて」

津波もがんも笑いで越えて「津波もがんも笑いで越えて」
いのちの落語家が追った3・11
樋口 強
東京新聞

著者は43歳でがんに出会うが、その6年後からがんの仲間と家族だけを招待しての「いのちの落語独演会」を毎年開催している。52歳で退社し、執筆と「いのちの落語講演」を全国に展開している。東日本大震災で被災し、がんと二重の苦しみを抱えている人とも親しく取材し、それが「いのちの落語会・講演会」でも語られる。自身ががんを抱えているからこそ語れるおはなし。「笑いは最高の抗がん剤」なんてことばも登場します。がんとともに生きている方たちと笑いを共有し共に生きている著者、すごい人です。第5章はCDで聴く「いのちの落語-あの日を忘れない」、がんの仲間しか聴くことのできなかった落語をここで聞くことが出来ます。
お薦めの一冊!

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