月別アーカイブ: 2016年1月

下町ロケット2 ガウディ計画

下町ロケット2下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
小学館

一作目を読んで昨年のドラマ化されたものも楽しみに見ていました。ドラマでは第5回までが一作目、そして6~10回が続編のこの本の内容で、ドラマも毎回次の放送が待ち遠しくなるようなスリリングな展開で最後は痛快に終わるものでした。

ドラマで一度見ている小説は読みやすいですね。先へ先へと急かされるように一気読みしてしまいました。原作を読んでみると、「ドラマも原作に忠実につくっているな」と感じます。でもやっぱり、よりドラマティックにつくっているところも。それから一度ドラマを見ていると、小説の中でもそれぞれの人物を演じた俳優さんの顔が浮かんでしまいます。そういう意味では想像力が限定されてしまうのかもしれません。

原作本を先に読みたかったなという気持ちもしますが、これはこれで十分楽しめる作品です。

「金魚姫」

金魚姫

金魚姫
荻原 浩
角川書店

ブラック企業で働く主人公が金魚すくいで捕まえた金魚(琉金)を持ち帰る。人間との変化を繰り返すこの金魚との同居生活。うまくいかなかった仕事が急に好転したり、金魚のために右往左往する日々。ブラック企業で働く心沈む生活から、金魚を飼うことで何かしら光が見えてくるはなしともいえます。最後は全く予期できない展開でした。

でもこの金魚、あまりかわいく見えてもこなかった。メルヘン的なようでメルヘン的でない、かな?

梨大合唱団演奏会の記録追加

山梨大学合唱団第33回定期演奏会
山梨大学合唱団第34回定期演奏会

 の記録ページを追加しました

 

定期演奏会と同様に演奏会パンフレットをPDFファイルでご覧ください。
以下のリンクです。

梨大33th定演     山梨大学合唱団第33回定期演奏会のページです
梨大34th定演     山梨大学合唱団第34回定期演奏会のページです
演奏会の記録     こちらから、他の演奏会の記録もご覧下さい。

分離唱の合唱in国分寺(1月)

国分寺の合唱がありました。今回の参加者は、S:4,A:3,T:4,B:3と少人数ながらなかなかよいバランスでした。

いつものように分離唱から、そのあとは例によって讃美歌です。

しずけきいのりの
主よこころみ
ガリラヤの湖畔
神ともにいまして
かいぬしわが主よ
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびは死にしみも
むくいののぞまで
しずけきかわの

からたちの花

「主よこころみ」は四声のピアノに合わせて音を確認、さらに「やさしくともをむかえよ」は冒頭数小節の和音を一つづつ追って合わせました。こういった練習をすると唱いながら音が下がりがちだった傾向がかなり改善されるようです。さらに、同じ和音が今まで感じていたものと違う感じにきこえてきます。いつもよりちょっと厳しくかつ濃い練習だったかな。

休憩時間に男声合唱3曲

Adoramus te
今は若き子
夏の夜の星

男声合唱、拍手はまばらでしたね。(笑)

練習後半は

渓川したいて
はるかに
雲雀
うぐいす
緑の森よ
すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く

難曲の「渓川したいて」も指導者:Mさんによるとだんだん様になってきているとのことです。その後は外国曲を、あとから「すすき」など日本の曲をと、いつもとは逆の流れでした。こうして外国曲の後に日本の曲を唱うことで、日本の曲のよさが再認識できたように思います。

今回は少なめの人数でしたが、充実した練習でした。

「赤めだか」

赤めだか赤めだか
立川談春
扶桑社

 年末に放映されたドラマ「赤めだか」がありました。落語家立川談春さんが入門から二つ目に昇進、披露パーティーまでのドラマでした。私はこのドラマではじめて談春さんを知りました。(ドラマ「下町ロケット」でも好演していましたが、このときは知らなかった。)このドラマ、なかなかいい味わいで、原作本が読んでみたくなり図書館ネットで取り寄せていただいて読むことが出来ました。

落語家の前座の世界をちょっとのぞき見するエッセイ。その世界での収入はなくいつも空腹を抱えている、でも師匠を絶対的に信頼し下働きをしながら一瞬一瞬の談志師匠の鋭い笑いを待っている。そんな前座の生活、おもしろかった~!

私でも知っているような大物落語家から愛され、2008年出版のエッセイのなかですでに真打ちとなっている談春さん。私はまだこの方の落語を聞いたことがないのですが、これから我々の目の前にもたびたび登場してくれるのでしょうね、楽しみです。

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大雪

大雪

この冬は暖冬、今まで雪もなく過ごしてきたのですが、昨夜9時頃から降り始めて今日昼近くまでの大雪になりました。マイカーもこの通り雪に埋もれてしまいました。北国のように雪への備えのない山梨の交通は大混乱、道路がなかなか綺麗になりません。今日は雪かきの一日でした。

はつはるコンサート

韮﨑文化ホールのエントランスホールで地域の合唱団「甲斐混声合唱団」のミニコンサートがありました。韮崎市の隣、甲斐市の団体です。会場は大ホールと小ホールを結ぶ広い通路のようなところに50席ほどの椅子を並べて、団員がすぐ近くにいるアットホームなコンサートでした。

プログラム

Ⅰ 混声合唱

早春賦
赤いサラファン
琵琶湖就航の歌
ふるさと(嵐)

Ⅱ テノール独唱  Tostiの歌曲より

Malia (魅惑)
La Serenata (セレナータ)

Ⅲ 混声合唱のための組曲「蔵王」より

蔵王讃歌
苔の花
早春

アンコール

麦の歌
365日の紙飛行機

トータルで40分程のコンサートでした。総勢19人、うち男性5人。ここの指導者は高校時代の同級生、団員の中にも知っている顔が3人、というわけで私も聴衆となりに。Ⅱステージの独唱はその同級生、声楽を学んできたこの方の歌声を初めて聞きました。それから合唱の中のアルトソロではやはり知っている方が。私たちと趣の違う合唱で、異なる世界を見せていただきました。「通常の合唱団って歌うことのエリート集団なのかな」なんてことがちらりと頭をかすめました。

「蔵王」は学生時代、佐々木先生の指導を受ける前に歌った曲、なつかしい。当時は自分のパートをひたすら歌って他のパートには耳が行かなかったのですが、その経験の通りに歌ったパートを追っかけて聴いていました。「楽譜を見れば今でも歌えるのかな」、なんて思いながら。

プログラムが終わったところで拍手と同時にすぐ前にいたおじさんが「アンコール!」と大きな声。そこで1年前のNHK朝ドラ曲「麦の歌」、聞き手が喜ぶ曲をしっていますね。これが終わった後さらに同じおじさんが「もう1曲アンコール」、いいおじさんですね。最後は今放映中の朝ドラのテーマソングで終わりました。

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H.27年ウォーキングまとめ

 年が明けましたので、昨年1年間のウォーキングの報告です。

 まず12月、

ウォーキング実施日数 : 16日
〃   実施率  : 57.1%
〃   平均時間 : 63分
〃   平均距離 : 5.43km
〃   12月距離合計 : 84.7km
1日平均歩数      : 6,642歩

昨年、歩き始めからの歩行距離 : 1072km
歩き始めからの歩行距離 : 6443km

3年ぶりに1,000km達成しました。
花粉飛散の時期の落ち込みは少なくすみ、夏まではかなり順調だったのですが、例年距離を稼ぐ8月が骨折をした年と同程度となってしまいました。これが痛かったかな。年末も最後の最後に追い込むどころか休んでしまいました。でも、ここ数年では上出来です。

年が明けて1月、気持ち新たに。気温・天候に恵まれて、今のところはほどよいペースで歩いています。

山形南高OB合唱団2015演奏会

標記演奏会のCDをいただきました。

南港OB2015演奏会山形南高OB合唱団
2015 演奏会
アカペラコーラスの楽しみ

指揮 佐藤英夫
2015年11月14日(土)
山形中央公民館ホール

以下、プログラムです。

オープニング

埴生の宿

1ステージ

ふじの山
汽車ぽっぽ
カチューシャ
追憶
冬の夜
かあさんの歌

2ステージ

Ave Maria
うるわし五月に
帰ろ帰ろ
Lord, I Want To Be A Christian
親方と弟子
すすき

3ステージ(楽しいダブルカルテット)

パフ
スカボロ・フェア
ザ・ライオン・スリープス・ツナイツ
時代

4ステージ

The Song of the Soldier
The Battle of Jericho
The Twelve Robbers
知床旅情
ヘッドライト・テールライト

アンコール

Standchen
ふるさと
遙かな友に

 

副題にあるとおり、全てア・カペラ曲で構成されています。年齢を重ねた人にも馴染みの曲が数多く唱われていますが、一方で近年売れた曲もア・カペラ用に編曲して何曲か。指導者の方は中島みゆきファン?(笑)

最後のアナウンスによると、来年は65周年を迎えるのだそうです。もう日程も会場も決まっているとか、なんと活動的なのでしょう。近ければ聴きに行くんですけどね。

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土漠の花

土漠の花土漠の花
月村了衛
幻冬舎

ソマリアでの海賊対策行動に従事し、墜落したヘリの捜索救助に当たっていた自衛隊の部隊が民族紛争に巻き込まれ、そこから脱出するまでの壮絶な物語です。終始戦闘シーンの連続で息もつかせない緊迫の中、一気に読み終えられるような内容です。話の中に引き込む力はさすがとも思うのですが、以前読んだ「村上海賊の・・・・」を思わせるひたすら戦いの小説。読み終わって満足という訳にはいかないかな。

平和貢献ということで海外派遣された自衛隊が、その建前のようにはいかないということ。隊員一人一人にそれまでの背景があり、自衛隊員の自殺なども扱っています。過激なテロ組織も意識しているのでしょうが、攻撃してくる勢力の非道ぶりや死をも恐れぬ戦いぶりなどの描写もどうなのでしょうか。作者はこの小説で何かを訴えたいのかなとも思うのですが・・・・。