一作目を読んで昨年のドラマ化されたものも楽しみに見ていました。ドラマでは第5回までが一作目、そして6~10回が続編のこの本の内容で、ドラマも毎回次の放送が待ち遠しくなるようなスリリングな展開で最後は痛快に終わるものでした。
ドラマで一度見ている小説は読みやすいですね。先へ先へと急かされるように一気読みしてしまいました。原作を読んでみると、「ドラマも原作に忠実につくっているな」と感じます。でもやっぱり、よりドラマティックにつくっているところも。それから一度ドラマを見ていると、小説の中でもそれぞれの人物を演じた俳優さんの顔が浮かんでしまいます。そういう意味では想像力が限定されてしまうのかもしれません。
原作本を先に読みたかったなという気持ちもしますが、これはこれで十分楽しめる作品です。