月別アーカイブ: 2018年11月

甲州街道を歩く(第7回)

 

創立20周年記念甲州街道ウォーク第7回

鳥沢宿 ~ 笹子宿

に参加してきました。

今回は先月到着した鳥沢宿から笹子宿までのルート。集合場所は中央線鳥沢駅です。

 

01開会

駅前でのセレモニーの様子、会長さんのあいさつの後A班・B班のリーダー、アンカーの紹介をして、全員でストレッチ。それから歩き始めました。スタートは9:45。

 

02鳥沢宿

駅から国道に出ると、そこは鳥沢宿。面影が残っています。

 

03国道とお別れ

今回のコースはほぼ国道20号線を歩くもの、でもできるだけ歩きやすい道を選びます。ちょっと脇道に入ったり、また国道に出たりのくり返し。

 

04ウルトラマンウルトラマンやアンパンマンがお店に呼び込みのお手伝い?

 

05国道国道は歩道が狭く、ほとんどが側溝の蓋の上を歩きます。


06小さな社小さな社がありました。銀杏の黄葉も今が盛り。

07猿橋を見下ろすいきなり猿橋を見下ろす地点に出ました。こちらから見る猿橋は初めてです。以前は橋の上は歩けなかったんだけどな。

08猿橋上灯籠1
10猿橋上灯籠3
09猿橋上灯籠2
11猿橋上灯籠4

橋の上には飾り灯籠がいくつも並んでいました、少しだけ紹介します。駒橋発電所・宝鏡寺・山本周五郎・猿橋などここ大月の名所やゆかりの人などが切り絵風に描かれています。


    12猿橋渓谷紅葉橋の上から見る桂川の深い渓谷。手前は発電所へ導水する水路橋、向こうは国道の橋です。そして今が紅葉の真っ盛り。


13猿橋猿橋は「日本三奇橋」に数えられる珍しい橋、橋脚を設けず両岸から順にせり出していってつないだ橋です。そんな構造がご覧いただけますか?


14遊歩道猿橋の袂から遊歩道が延びています。黄色く色づいた落葉の道。


15猿橋公園猿橋公園に出ました。ここで小休止。


16駒橋発電所遠景国道から駒橋発電所を遠望できる地点。

17脇道ここでも国道を避けて歩きやすい道を進みます。

18動物病院動物病院がありました。屋根裏部屋窓からの出迎えが嬉しい。

19発電所タービン駒橋発電所は我が国で初めて東京に送電した発電所、その古いタービンが屋外に展示されています。


20発電所放水管古さと迫力を併せ持った導水管を見上げます。

21線路横断踏切を渡る。


22駒橋宿駒橋宿に着きました。


23岩殿山大月のシンボル:岩殿山がそびえます。

24大月駅大月駅に着きました、今回のコースのほぼ中間点。一部の方はここで切り上げました。

25マンホール蓋大月の街中で見つけたマンホールの蓋。大月のマンホールは一貫して猿橋の向こうに富士を配したこの図柄なのですが、着色されたのは初めて見つけました。

26シャッターペイントシャッターが下りてしまったメインストリートの店。でもこんなペイントはまた楽しい。


27コック人形カフェ&レストランの店先に立つコックさん。いいよね~!


28花咲宿本陣花咲宿本陣の立派な建物


29昼休み本陣横のこの神社で昼食となりました。


30午後スタート午後の部スタート。右に中央道大月インターが見えています。


31nec笹子川を渡ります。山の上には大月のシンボル的な建物:NEC大月工場。


32真木へ国道の反対側の笹子川北岸はこんなのどかな道が続いています。

33採石場まもなく初狩というところで巨大な採石場の下を通ります。近すぎて見えませんが山の形が変わってしまったほどの採石場、「こういった事業がよく認可されたな」なんて思うのは私だけでしょうか?


34下初狩宿下初狩宿の看板。右は聖護院道興の歌碑です。


35山本周五郎生誕碑国道沿いにある「山本周五郎生誕の地」の碑。私も山本周五郎、好きなんですよね。


36最大の難所初狩を抜けて笹子に向かいます。この先、小高い山を迂回して進む国道のこの部分は歩道も側溝もなくこの日一番の難所。ここを抜けるのにスタッフの皆さんはかなり神経をすり減らしたようです。でも幸いなことにこの区間、全く対向車がなくみんなで「よかったね!」。


37白野宿この難所を抜けると旧道は国道と別れて旧白野宿へ、宿の面影が残っています。


38女性先導リーダーが元気な女性陣を先導にたてました。

39笹一 いよいよ笹子宿、山梨県では大きな酒蔵の一つの「笹一酒造」。広い駐車場と売店があって大きな団体客もOkです。我が「歩こう会」の精鋭たちもここで寄り道。

40笹子駅

15:50、本日の 終着点:笹子駅に到着しました。駅入り口の道向かいには名物「笹子餅」のお店があります。甘党の方はこちらに寄り道。私は両方に寄り道しました(笑)。

数日前の天気予報では雨に降られそうなことも言われたのですが、この日は暖かな陽射しにも恵まれウォーキング日和でした。この日の参加者は約90人、国道を歩くことも多かった今回のコース、スタッフの皆さんもさぞかしご苦労のことだったと思います。20km超のウォークを楽しく終えることができました。ありがとうございました。

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分離唱の合唱in国分寺(11月)

国分寺の合唱がありました。今回集まったのは、S:3,A:4,T:3,B:5の総勢15人。

はじめにいつものように分離唱、そして讃美歌から歌い始めました。

しずけきいのりの
ガリラヤのうみべ
主よこころみ
しずけきかわの
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
主よこころみ
みどりもふかき

音感合唱曲集から

われは幼く
光のお宮
よしきり

ここで休憩。休憩時間の中で男声合唱と女声合唱、

Adoramusu Te(男声)
美わし五月(男声)
おぼろ月夜(女声)
茨垣(女声)

おぼろ月夜は私達の指導者:Mさんが編曲されたもの、ちょっとおしゃれな編曲でした。
後半は、

渓川したいて
はるかに
雲雀

緑の森よ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
祖母の小箱

以上で練習を終えました。

今回は仕事の都合で関東にみえている梨大OBのHさんが久しぶりに参加、テナーもバスも唱える実力派のこういう人がいると本当に助かります。欲をいうと両方手伝って欲しいな(笑)。またかつての佐々木先生のお弟子さん(Kさん)もみえました。今も分離唱の合唱を楽しんでいる山形南高OB合唱団の9月に行われた演奏会を聴きに行ってきたということで、写真を沢山持参して当日の様子を見せてくれました。それから先月もみえた山形ゆかりのMさんも参加。賑やかなティータイムのあと、また唱い始めました。Hさんが学生時代にソロを唱った「川岸のベンチ」、それから増田順平編曲集「からたちの花」に収録されている曲を次々と、最後は讃美歌を5曲唱ってお開きとなりました。普段唱っていない増田さん編曲のものも、未熟ながらも久しぶりの味わいがあり嬉しい時間でした。

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「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」

フジコヘミング絵日記「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」
フジコ・ヘミング
暮らしの手帖社

スウェーデン人の父と日本人の母を持つピアニスト:フジコ・ヘミング、ご存じの方も多いと思います。1999年に放送されたテレビ番組で一躍有名になりましたが、戦後間もない頃そのフジコが中学生時代の夏休みに書いたカラー刷りの絵日記と当時の回想が語られています。物資が乏しいこの時代に、食べ物のこと、おしゃれのことなど少女時代の心情が生き生きと描き出されています。

ユダヤ人であるがために日本に亡命・帰化したピアニスト:レオニード・クロイツァーの教えを受けていたレッスンのことも登場してきます。私は熱烈なクロイツァー・ファン、私達が合唱指導を受けた佐々木先生もまたクロイツァーの教えを受け親交があったそうです。そしてクロイツァーから佐々木先生へと音楽が流れているのを感じるのですが、その音楽がフジコ・ヘミングにも流れていることを感じます。
一度、フジコ・ヘミングのコンサートも聴いてみたいものです。

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「こうして店は潰れた」

こうして店は潰れた「こうして店は潰れた」
地域土着スーパー「やまと」の教訓
小林 久
商業界

山梨県韮崎市に古くからあった魚屋さんから大手スーパーに対抗して十数店舗を展開するまでになった「スーパーやまと」が昨年末に閉店しました。古い体質を経営改善して成長させた若い社長の成功と挫折の記録です。

私も「スーパーやまと」の一店舗に依存する地域の住民です。レジ袋の有料化に取り組んだり、多様なリサイクルボックスを駐車場に設けたり、県の教育長までつとめた社長。でも私の知らないことも沢山ありました。小売業界の裏事情もちょっぴり覗かせてくれて、赤字体質から抜け出しながらも店を閉めざるを得なかったこと、倒産後も決して逃げることなく外部との対応に当たったことなど感心すること満載です。

我が家も地域に食料品店がなくなり、店の閉鎖による不自由さも実感しました。高校時代には元の魚屋さん「やまと」の近くに下宿していて、この店に毎日魚を買いに行っていました。当時はパック詰めせずに冷蔵庫に並んだ魚を、希望すれば水をふんだんに使ったまな板の上で長いゴムの前掛けをしたお店の男性が切ってくれました。そんなことも思い起こしながら興味深く一気に読ませていただきました。

「十万分の一の偶然」

十万分の一の偶然「十万分の一の偶然」
松本清張
文藝春秋

アマチュア・カメラマンが撮った東名高速道路で起きた死者6名の大衝突事故の炎上写真「激突」が新聞社の懸賞報道写真の年間最優秀賞に選ばれた。この事故を巡って警察も取り上げない「事故の作為」を追いかけて行く物語。死亡女性の婚約者が、撮影したカメラマンそして審査委員長でもある報道写真家に迫る。

枯露柿作り

枯露柿の本場を歩いてきて、我が家でも挑戦することにしました。
まずは親戚の柿の木の柿もぎ、立派な百匁柿を45個いただいてきました。それから皮むき。

 
枯露柿作りむいた柿は熱湯をくぐらせてビニルテープでつるべて天日干し。これから天候をみながらの長期戦です。何とかうまく仕上げたいですね。

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落花生

今年育てた落花生を収穫しました。正真正銘の無農薬・無肥料の落花生です。昨年から借りている畑で、これを育てたのは今年が初めての自然濃エリア(畝)です。豆類をつくると根粒菌で土壌が豊かになると聞いていますので、その畝に大豆やら落花生やら、そしてサツマイモも。耕耘していた土は耕耘しないとかちかち、掘り上げるのも土が硬くて大変でした。一つ一つの落花生の鞘もまわりに土がしっかり付いて土団子状態、その土を揉み落としての収穫でした。でも収穫量はまずまずです。これから年々土が軟らかくなっていってくれることと思います。

 

落花生

収穫した落花生はていねいに洗ってから茹で上げました。今日・明日食べる分を除いて冷凍し、ゆっくり楽しもうと思っています。

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:921
ナイス数:75

市民政治の育てかた: 新潟が吹かせたデモクラシーの風市民政治の育てかた: 新潟が吹かせたデモクラシーの風
読了日:10月10日 著者:佐々木 寛

 

 

まけるもんか 正義のセまけるもんか 正義のセ感想
ドラマ「陸王」や最近では「チアダン」に出演して、女優としての阿川さんは知っていたのですが、作家阿川さんはじめて読みました。

「融通きかんチン」とあだ名される一生懸命な若手女検事:凜々子はが医大病院への機器納入を巡る不正を追及していく物語。個性豊かな事務官、刑事、警察官に支え・チームワークが読んでいても気持ちよい。知らなかったのですが「正義のセ」はシリーズものでこれは4作目、でもいきなりこの作を読んでも十分楽しめました。
読了日:10月07日 著者:阿川 佐和子


花だより みをつくし料理帖 特別巻花だより みをつくし料理帖 特別巻感想
「みをつくし料理帖」シリーズの主人公・登場人物は江戸と大阪に別れそれぞれの生活をはじめるところで終わりましたが、登場人物四人のその後が「花だより」だったんですね。
第一話はつる屋の主人:種市が澪を訪ねて大阪行きを企てる話、第二話は澪と想い想われ人だった小松原様夫婦が徐々に心通わせていく話、第三話は吉原から救い出された野江ちゃんの話、そして最後は澪と源斉さんのその後の話です。各話とも味なひと品が登場してシリーズの続編らしい筋立て、いずれも読後はほんのり幸福感の話ですが、私としては中でも第二話がよかったかな。
読了日:10月03日 著者:髙田郁

読書メーター

「甲斐と秩父を結ぶ道」ウォーク

500選の道(19-09)秩父往還

甲斐と秩父を結ぶ道

標記のウォークがありました。塩山駅を起点として甲州市松里地区を巡るウォーク、このあたりは枯露柿の産地として有名で、オレンジ色の干し柿カーテンを期待してのウォークです。

 

01塩山駅前今回は少々ゆったりで、午前10:00に塩山駅集合、駅前には信玄公が座ってのお出迎え。ここでストレッチの後、


02スタート駅をスタートしました。まずは西方向へ、そしておおまかには北西方向を目指します。


03日の出食堂古い雰囲気を残す商店街、ラーメン屋さんの看板、懐かしさを感じます。

04やきとり店ここはやきとり屋さん、窓下にはなぜか海鮮ものの絵。


05塩の山遊歩道入り口温泉街を抜け「塩の山遊歩道」の看板を右折すると、すぐに塩の山に登る石段。低い山で360度の展望が楽しめるそうですが、今回は頂上を目指さず横へ横へと遊歩道を進みました。


06向嶽寺間もなく向嶽寺到着。ここは臨済宗向嶽寺派の本山です。今も修行の場であるお寺と聞いています。楓が見事に紅葉していました。

 


07塩の山遊歩道すぐにまた塩の山遊歩道、盆地の果樹地帯を見下ろせるこんな道がいいですね。

 

08柿畑平地に下りると柿畑が広がります。収穫の終わった畑(左)、そしてこれから収穫の畑(右)。

 

09柿の皮むき枯露柿を生産している農家さんに見学させていただきました。これは柿の皮をむいているところ。中央に柿が見えますね。機械に固定されて回転、横から刃が当てられて勢いよく剥かれた皮が帯状に飛び出してきます。一つを剥き終わるのはあっという間。

 

10燻蒸ここはむいた柿を硫黄燻蒸するところ。ビニールシートに囲まれた棚に並べて燻蒸を待っています。きれいな飴色を出すためと殺菌のための作業です。


11柿カーテン1そのあとの綺麗に並べられた柿、柿、柿。この光景を見たかった。


12松尾神社再び歩き出しました。こちらは松尾神社、お酒の神さまです。以前は女人禁制だったとか、でも今は「お酒は万人のもの」なんてね。


13酒蔵この立派な建物は江戸時代からのもので旧酒造店の母屋兼米倉、国登録の文化財だそうです。


14道祖神こちらは道祖神、一種の丸石信仰のようです。

15柿カーテン2こちらも見事な干し柿カーテン。屋根もついています。


16放光寺放光寺到着。境内の紅葉もちょうど見頃でした。


17富士はるかに富士が望めます。


18恵林寺南下して恵林寺着。今回は横入り口からいきなり奥まったところにはいりました。ここで40分の昼食時間。

 

19恵林寺庭園庭園も色とりどり、今がちょうど紅葉の最盛期、いいときに来ました。

 

20柿カーテン3恵林寺のすぐ近くの「岩波農園」。枯露柿を見せる観光農園のようです。古い大きな家の軒先に見事に並んだ干し柿カーテン。


21柿皮の行方むいた皮はこんな風に畑に、土に返すんですね。

 

22井尻堰農業用水路もいくつか見ました、こちらは「井尻堰」。


23常泉寺真宗のお寺:常泉寺。ベンチや折りたたみ椅子に座らせていただき、住職さんからこの寺のことなどお話をうかがいました。帰りには柚・花梨・渋柿など「どうぞお持ち下さい」と言っていただきました。


24常泉寺六地蔵寺の入り口に立つ六地蔵もいい雰囲気を醸しています。


25秩父往還看板笛吹川の東岸、河岸段丘の縁を走っているのが旧秩父往還。その案内板はここ一つだけなのだそうです。

26秩父往還そしてこれが秩父往還の風景。


27白鬚神社白鬚神社、本殿の彫刻が立派です。


28レストラン&カフェ幼稚園に併設されているレストラン&カフェ。園児たちの陶芸作品が塀にもずらりと並べられて目を惹きました。

 

29大根干しこの時期、干すのは柿だけではありません。


30洗濯柿?洗濯柿?なんてあったかな~!


31歌碑再び向嶽寺に戻りました。境内には童謡「花かげ」の歌碑があります。みんな一斉に歌いだしました。私の知らない歌、でも大分怪しい歌だったとか。

作詞の大村主計さんがこの地の出身なのだそうです。


32古材店古材の店がありました入り口も建物も随所にこだわりが。


33三日月鏝絵「津金の鏝絵のレプリカがあるよ~」

 

34蔵印鏝絵こちらは蔵印の鏝絵。「鯉の滝登り」でしょうか。


35鬼瓦鬼瓦も立派、「釣りを楽しむ恵比寿様」。


36甘草屋敷塩山駅前の「甘草屋敷」に到着。大きな屋敷です。ここでも干し柿カーテンが。

ここで今日のウォークは解散となりました。枯露柿のシーズンとはいっても気候次第天候次第のもの、干し柿のカーテンが見られるのか心配でもあったのですがジャスト・タイミング、柿の収穫・枯露柿作り・そして干し柿カーテンは至る所で目にすることが出来ました。予報では天候もちょっと心配だったのですが、天気はよい方に外れて穏やかな一日、楽しいウォークでした。

リーダーさん・サブさん、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

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