月別アーカイブ: 2016年9月

声楽の夕べ

さらりと音楽談義の会場:南アルプス市市民活動センターを会場にして以下の演奏会があり、聞いてきました。

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南アルプス☆セレナード vol.6
南アルプス市ゆかりの音楽家三人が奏でる声楽の夕べ
ソプラノ 亀澤望微
テノール 芦澤真一
ピアノ  栗原香織

プログラム

ヴェルディ作曲 オペラ『椿姫』より「乾杯の唄」
やなせたかし作詞 木下牧子作曲
__「ひばり」「ロマンチストの豚」「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」
武満徹作曲
__「うたうだけ」「島へ」「小さな空」
久石譲作曲 「Stand alone」
ミュージカル『オペラ座の怪人』より 「All ask of you」
サルバトーレ・カルディロ作曲 「カタリカタリ」
ヘンデル作曲 「私を泣かせてください」
F.サルトリ作曲 「君と旅立とう」

 

私は声楽にはあまり馴染みがありません。「乾杯の唄」、私にとってこの曲は映画「オーケストラの少女」で印象深いのですが、またちょっと違った趣でした。やなせさん作詞の曲、「あのアンパンマンの・・・・」で始まった曲の紹介、こうして話してくれると楽しいそれぞれの曲が一層楽しくなります。久石譲「Stand alone」はドラマ「坂の上の雲」の主題歌としてうたわれた歌。「カタリカタリ」、イタリア・カンツォーネとして聴いてはいましたがこういう恋の歌だったとは・・・・。

主にソプラノの亀澤さんの司会・進行ですすみました。曲目は声楽に馴染みの薄い人でも聴いたことのあるようなものを選んで構成されていたようです。しかも親しみのある解説付き、オペラとミュージカルの違いに触れてくれたり、演奏者の方の学生時代のことなどちょっと話してくれたり。美声の歌声に聴き入ると同時に楽しいスピーチもあり、あっという間の1時間半でした。フロアの小さな部屋にぎっしりと椅子を並べて間近で聴くのもまたいいものですね。

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湧水の里小淵沢ウォーク

ウォーキングイベント:そろんそろんフットパス「湧水の里小淵沢」に行ってきました。小淵沢は馬術の盛んなところ、観光客が乗馬して散策するのもよく見かける町です。そんな馬術競技場のすぐ近くの温泉施設が集合場所でした。

今回の参加者は21人、集まったところでまずはストレッチ、ゆっくり動かすのがよいのだそうです。そして出発、馬術競技場に面した道路の側道を歩きます。

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a21この地は季節風が強いところ、その風を防ぐための松林が多いのですが、この道路沿いには先人達がつくった白樺林もあります。

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a22この通りを横道に入り林を抜けると展望が開けます。快晴とはいえませんが、田圃の向こうには南アルプスが甲斐駒・北岳・鳳凰と望めます。

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a23今回は湧水巡り、それもマイナーな湧水を選んだそうです。一つ目は仮羽沢湧水、次は根山湧水。いずれも小さな石の祠があり、先人達の水への感謝・信仰が伺われます。

 

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a24こちらはこの手前で水路が二つに分かれます。有名な「三分一湧水」風に言えば「二分一湧水」。

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a25大木の間に据えられた祠もまたいい風情です。


%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a26 %e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a27林の中を歩いていると落ちたドングリがいっぱい。キノコも自生。

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こちらはスズラン池、川は少ないけれど湧水に恵まれたこの地は湧水を水田に利用してきました。でも稲に湧水はちょっと冷た過ぎ。そこで人工池をつくってそこで冷たさを和らげてから水田へ、そんな目的のため池は珍しいのだそうです。

%e5%b0%8f%e6%b7%b5%e6%b2%a29モミノキ湧水の回りはすっかり苔むしていました。

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 最後は揉合(もみあわせ)神社。防風林は東西から植えてきてこの地で完成したとか。小さい神社ながら参道の並木の下は爽快。

この神社の道向かいはもうゴールの道の駅。5km強の今回のウォーク、樹間、眺望、湧水、ため池など変化に富んで楽しいコースでした。途中の休憩地ではスタッフの方がヤマブドウのパイ、枝豆、キュウリのからし漬けをたっぷり用意してくれました、おなかの方も満足でした。

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分離唱の合唱 in 国分寺(9月)

9月11日、国分寺の合唱がありました。8月は我が家は急用で残念ながら欠席、2ヶ月ぶりの参加です。8月のOB会で会った旧友を国分寺に誘ったところ、8月には参加していただき、これからも参加してくれるとか。さらに今回は8月のOB会の中心メンバーの一人で岡山在住のMさんも参加されると聞いていました。そのMさんは夫婦で参加、さらにもう一人会員のお誘いではじめての男声が一人、そんなことで今回の参加者は、S:3,A:4,T:4,B3の計14名、よいバランスでした。

練習はまず分離唱、つづいていつものように讃美歌。

しずけきいのりの
ガリラヤの湖畔
主よこころみ
かいぬしわが主よ
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
しずけきかわの
ゆうひはかくれて

混声合唱曲集Ⅰから、

すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く
空しく老いぬ
美しき
はるかに
雲雀

新しい方が何名かいたことからいつにもまして休憩時間は賑やか。でも、男声・女声合唱も唱いました。
男声合唱

Adoramus Te
夏の夜の星
今は若き子

女声合唱

小鳥ならば
谷間の水車
水車
お山の子守歌

後半まずは

渓川したいて
緑の森よ

佐々木先生の混声合唱曲集から、

Lo a Voice
アヴェ・ヴェルム・コルプス
Gloria
梨大愛唱歌から
森の教会堂
夏の夕べ

以上で練習を終えました。

今回初参加の方は普段聖歌隊で歌っているとのこと。私の隣で唱ったのですが、次々と唱う讃美歌も難なく唱ってさすが。でも後で聞いてみると聖歌隊では限られた少数の曲しか唱わない、しかもオルガン伴奏、旋律のみのことが多いとのこと。そんなでも一緒に歌えてしまう方もいるんですね。素朴な歌い方で、これからメンバーになってくれるといいなと思ってしまう方でした。
岡山から参加のMさん夫妻、唱えない曲はほとんどないようすはさすがです。
女声合唱は曲を重ねると順に順によくなっていく印象でした。
ポリフォニーの「渓川したいて」も聴き合って唱うことを指示され、もう一度唱ってみると味わいが変わってきます。「雲雀」、「いつもはなかなか羽ばたかないんですけど、今日は羽ばたいてますね。」なんて言葉も指導のMさんから飛び出しました。

旧交を温めたっぷりハモった半日、今回も嬉しい集まりでした。

ピアノ調律

%e3%83%94%e3%82%a2%e3%83%8e%e8%aa%bf%e5%be%8b我が家のピアノを調律しました。今年3月に何年ぶりかで調律したのですが、定期的に調律していればいいのだが長く調律していない場合はピアノの音が落ち着くまで半年ごとくらいに調律が必要とのこと。先日調律師さんから、「半年になりますがどうですか?」と声をかけていただき、早速お願いしました。

今回調律をはじめたところでいわれたことは、

「音の戻り具合は想定の範囲内ですね。」

さいわいにもさほど重症ではなかったようです。よかった~。
ピアノ内の湿度は50%程度が望ましいのですが、オープンキッチンの近くということでご心配をいただいていたようです。

「言われたとおりタンス用乾燥剤を入れておいたんですよ。」
「それが(も)よかったのかもしれませんね。」

とのこと。

「この様子では次回は一年後でよいでしょう。」

と、うれしいことばをいただきました。調律のあともちろん乾燥剤を購入、取り替えておきました。

ツバキ文具店

ツバキ文具店ツバキ文具店
小川 糸
幻冬舎

 鎌倉の海からちょっと離れたところにある小さな一軒家の文具店。看板は文具店だが代書屋も営んでいる。祖母である先代から受け継いだ店主は鳩子:まだ若い独身女性。周囲からはその名前から「ぽっぽちゃん」と呼ばれている。先代からは厳しくしつけられ、紆余曲折はあったが今では店主。かつては代書という仕事に反発した鳩子に、

「たとえば、誰かに感謝の気持ちを伝えるため、お菓子の折り詰めを持って行くとする。そういう時、たいていは自分がおいしいと思うお店のを買って、持って行くだろう?・・・・ 自分でお菓子を作って持って行かなくても、きちんと、お菓子屋さんで一生懸命選んで買ったお菓子だって、気持ちは込められるんだ。
代書屋だって同じことなの。
自分で自分の気持ちをすらすら表現できる人は問題ないけど、そうできない人のために代書をする。その方が、より気持ちが伝わる、ってことだってあるんだから。」

という先代の言葉、なるほどなるほどと納得してしまいました。
代書で仕上がった文章は活字でなく手書きをそのまま印刷してあります。依頼の内容に応じて、依頼人になりきって書く文章はもちろんのこと、字体も使うペンもインクも、紙も封筒も、と手を尽くせる限りを尽くす代書の仕事に感心してしまいます。
依頼主との様々な出会いがあり、近所・友人との交わりを深めながら一つづつ代書を仕上げていく。そして最後にはそれまで書けなかった自身の手紙。

人と人とのやりとりのかなりを電話で、そしてメールですませてしまう現代。でも改めて「手紙っていいな」と思わせてくれる本でした。

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ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタ芝生への来客、どうやらショウリョウバッタらしい。そういえば昨年は朝顔カーテンに同じ形の来客がありました、このときは緑色。

朝顔カーテンに来客
http://susuki.chips.jp/?p=4644

ショウリョウバッタには緑色型と褐色型があるのだそうです、はじめて知りました。今回は芝生の上への来客でした。芝生は横から見ると青々としているのですが上から見ると枯れ葉がいっぱい、だから褐色型がやってきたのでしょうか。写真を撮ろうとして逃げられ、この写真はコンクリートの上。顔にも鮮やかな縞模様があるのですが、こうしてみるとちょっとグロテスクです。

「今月の一曲」、更新しました(9月3日)

9月ももう3日、遅くなりましたが「今月の一曲」を更新しました。

今月は「よしきり」です。梨大1974年、佐々木先生の下2年目の演奏。佐々木先生が梨大に最初に持ってこられたのがこの「よしきり」と「光のお宮」でした。小品ながら味わい深い曲です。

「今月の一曲」
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

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東沢渓谷吐竜の滝ウォーク

私の地元:北杜市に「八ヶ岳歩こう会」というウォーキング・サークルがあります。年に何十回とウォーキングを企画していますが会員でなくても参加できるとのこと、以前から関心はあったのですが今回やっと参加することが出来ました。

東沢ウォーク1集合場所は小海線大泉駅、駅舎の前には白樺の木が立つローカルな駅です。この日集まったのは35人、遠くからの参加者も多いようでした。集まったところでまずはストレッチ、そして出発しました。


東沢ウォーク2出発して間もないころ、ここはかつての開拓地、その裏通りをひたすらのぼります。

東沢ウォーク3メンバーの中には植物に詳しい人がいるんですね。道々咲いている花を教えてくれました。これはアザミのようですが、葉にとげがないのはタムラソウ。

東沢ウォーク4ユニークな形のこれは黄釣船、赤い釣船草とともによく見かけました。かつて見つけたのも清里、このあたりでは多く自生しているようです。

東沢ウォーク5ローカルな道が終わってちょっと広い観光道路に出ました。八ヶ岳倶楽部なんていう知られた店のある通りをのぼり続けます。

東沢ウォーク6やっと登り切って視界が広がりました。ここは八ヶ岳牧場:まきば公園で昼食。

東沢ウォーク7よく晴れたこの日、羊も直射日光を避け木陰に寄り添っています。

東沢ウォーク8昼食後、ここからは下り道でしかも牧場脇の木陰の中の遊歩道。爽やかでこの時期に歩くコースとしては最高です。

東沢ウォーク9やがて牧場脇から東沢の沢底に向かって階段を一気に下ります。沢底は道が途切れたり大変なところも少々ありましたが、やがてこの日一番の見所:「吐竜の滝」に到着。

東沢ウォーク10青葉繁る岩場から湧き出した水が幾筋も流れ落ちるこの滝、小規模ながらきれいな滝です。

この滝からちょっと下ると車道に出ます。その車道をゴールに向かって、皆さん疲れながらも速い足取り。会員の方々の健脚ぶり、立派です。今回のリーダーは天皇陛下と同じお年だとか、元気ですね~。


東沢ウォーク11足下の心配がなくなると道路脇の花に目がいきます。これはオカトラノオよりもずっと大きな白い房のサラシナショウマ。クサキ、シロミズヒキ等々植物学の時間でした。

再び大泉駅に戻って時刻は予定通り15時半、トータル13km、よく歩きました。決して無理のないペースで、車道を歩くとき後ろから自動車が見えると「車~!」、足場の悪いところでは「ゆっくりね~!」、急な下り坂では「間隔をおいて~!」と細やかな、でも大きな声がきこえてきます。会員の方々の心遣いがうれしいウォーキングでした。歩き終わった後の充実感もいっぱい。また参加したいですね。