昨日の中学校の朝顔の様子です。
かなり広がって緑のカーテンらしくなってきました。
裏側から見るとこんな様子。脚立を借用して蔓を誘導、からげて上げるのですが、脚立の最上段には怖くて上れません。ですからこのあたりが限界、自力で絡まっていく蔓はいいのですが、そうでない蔓はここから下に向かってもらうしかありません。
この日の開花は50輪超。
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「それでも旅に出るカフェ」
近藤史恵
双葉社
前作「ときどき旅に出るカフェ」の続編です。
コロナ禍でテレワークとなり何かと不自由さと憂鬱を感じている一人暮らしの奈良映子。気に入りの店「カフェ・ルーズ」も今は閉店している。この店は映子のかつての同僚:円(まどか)のひらいたお店、自ら旅して世界各地の土地に根ざしたスウィーツやドリンクを再現してメニューに加えている。その円とも親しくなっていたのだが音信不通状態。 そんな時、珍しいスウィーツを購入したお店で円がキッチンカーでの移動販売と焼き菓子の通販をしていることを知る。彼女との再会、そして「カフェ・ルーズ」もまた営業を再開する。
美味しいスウィーツで来客それぞれの悩みに寄り添うようにもてなすお店が静かな人気になっている様を読みながら感じられる。店主円をそっと応援している映子、そしてお店をやっていく上での円の芯の強さも魅力です。
我が家の朝顔の開花が初の2桁、16輪となりました。かなり全面に広がってきましたがまだまだ。いよいよ夏本番でしっかり繁って欲しいところです、これからに期待です。
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「水車小屋のネネ」
津村記久子
毎日新聞出版
母親の再婚にともない、内定していた服飾の短大への進学を諦めざるを得なくなった姉:理佐(18歳)とネグレクトのような状況の妹:律(8歳)。家を出て姉が働いて独り立ちし妹を育て、二人で成長していく物語。就いたのは蕎麦屋さんのホールでの仕事と水車小屋でそば粉を挽く仕事。水車小屋には人間と会話ができるヨウムのネネがいてそば打ちに欠かせない役割を担っている。姉妹と蕎麦屋さん夫婦、老女性画家、律の同級生とそのお父さんなど多くの人がネネの世話をし、ネネ自身も人と関わり共に生きていくのが心を暖かくしてくれるような小説です。
オウムのようにただ人間の真似をするだけでなく、ある程度の思考能力があるようなネネが愛らしく描かれていますが、調べてみると実際にヨウムという鳥は知恵もあり長命で、お話の中でのヨウムの賢さは嘘ではないようです。本屋大賞候補作。
6月22・23日と梨大合唱団OB・OG会が開催されました。この会は佐々木先生が梨大合唱団を指導していた1973~84年に在籍していたいわば「佐々木世代」の会です。毎年実施してきたのですが、コロナ禍の3年間の休止を経て昨年復活、そして今年も開催に至りました。コロナ禍前の前々回から、学生時代に唱ったフォーレの「レクイエム」を唱おうと幹事が企画し、前々回・前回・今年と各回で2~3曲をおさらい。そして今年は完成年度(?)で全曲を通して唱おうと目論んできたのでした。
集まったのは34人、前回はじめて30人を突破して32人、今年はさらに増えて参加人数更新です。
今回はスタートからフォーレのレクイエムまで、1時間半ほどを佐々木先生の娘さん:Mさんにお願いして合唱が始まりました。私たちの合唱はまずは分離唱、カデンツ、そして讃美歌にすすみます。
しずけきいのりの
ナルドのつぼ
むくいをのぞまで
こころのおごとに
ガリラヤのうみべ
この人数でのハモりはやっぱりいい!
このあとMさんのピアノとリードでフォーレの「レクイエム」。まずは前回までにはやっていない最後の2曲
リベラ・メ
イン・パラディスム
を合唱の部分だけピアノで弾いてもらいながらおさらい。
そしていよいよ全曲に挑戦です。最初のピアノの和音がバーンと鳴って「レ~クイエ~ム エテ~ルナ~ム ・・・・」と唱い出すと、現役時代の唱った当時がよみがえります。全曲を通すと30分超、唱い終わると始めから1時間40分ほど経過。小休止となりました。
佐々木先生のご家族にも久しぶりに三人で参加いただきました。
私たちは基本的にはア・カペラ合唱団。ここからは当時の学生指揮者に代わる代わる前に立ってもらってア・カペラの小曲を次々と唱います。一番先輩:Aさんから始めたのですが残念ながら写真なし。つづけてOさん・Hさん・Kさん・Sさんのリード。唱ったのは以下の曲。
すすき(指揮:Aさん)
赤い靴( 〃 )
汽車ぽっぽ( 〃 )
神ともにいまして(指揮:Oさん)
光のお宮( 〃 )
夏の夕べ( 〃 )
われは幼く(指揮:Hさん)
待ちぼうけ( 〃 )
緑の森よ( 〃 )
よしきり(指揮:Kさん)
はるかに( 〃 )
元気に笑え( 〃 )
ここでこの日そして翌日誕生日を迎えるお二人(Fさん・Mさん)を前に出して
Happy Birthday to you
青い小鳥(指揮:Sさん)
みたまなる( 〃 )
よはふけわたりぬ( 〃 )
最後は立って唱おうと!
合唱が終わったところで、ここで帰る人もいるので全員の集合写真。会場のご主人さんが撮影してくれたので今回は私も写真に加われました。
夕食・歓談風景
そのあとは参加者各人の近況などスピーチの時間。一人3分でも1時間半、そこで今回は一人2分と厳しい条件でお願いしましたが、みなさんの協力で長くなりすぎずに終えることができました。
あとは、「飲んだら唱う」ですね。小グループで唱い始めるとそれが全員の合唱に変わっていきます。興が乗ってきてマエストロぶり(笑)を発揮するAさん。
思わず立ち上がって唱っているSさん。終了したのは11:30くらいだったかな、よく唱いました。
翌日、朝食をとった後帰る人もいて残ったのは約20人。この人数でもやっぱり唱わなきゃね、9時半から2時間ほど、昨日参加出来なかった人のためにフォーレのレクイエムの最初の2曲を唱った後はまた分離唱から始めてア・カペラの小曲(以下の曲目)を合唱して昼食・解散となりました。
讃美歌
みどりもふかき
ゆけどもゆけども
しずけきいのりの
いつくしみふかき
つかれしものは
ガリラヤのうみべ
草原の別れ
燕
よろこびの歌
雪の降る街を
私たちの合唱は聴き合ってこそのもの、長らくこの合唱から遠ざかってしまってハーモニーすることも容易ではないのですが、でも今回響きが少し戻ってきたように思いました。表題に書いた「ハモる同窓会」に一歩近づいたかな。前に立ってリードしてくれた方々、そして何よりも集まってくれたみなさんに感謝です。