月別アーカイブ: 2010年3月

国分寺の合唱

国分寺の合唱に行ってきました。集まったのはS:4,A3,T2,B1、なんとバスが一人しかいないではありませんか。テナーが一人だけというのはよくあるのですがね、怖いですね、・・・・。おかげで(?)緊張感をもって唱うことができました。

まず分離唱に時間をかけた後、今回はカデンツにもかなりの時間をかけました。指導者:Mさんのこだわりが感じられます。曲目は、

賛美歌

しずけきいのりの
かいぬしわが主よ
やさしく友をむかえよ
すすき
よしきり
われは幼く
アヴェ・ヴェルム・コルプス

といったところでした。「○○のパート、音がいくつも聞こえますよ。」なんて厳しいお言葉もいただきながら、要所要所ではピアノで和音を追っていく練習、響きが鮮明になっていきます。ハーモニーに向かって歩む練習、その実感が味わえるのってたまりませんね。そして練習が終わった後は心あたたかでした。

途中で休憩を挟みましたが、その時間に

『美わし五月に』、唱いませんか。」

の声が、私も同調して男声合唱が始まりました。この方も私同様にかなりの南高OBファンですね。こんなときには山形の方たちが苦労して作成され立派に製本されている山形南高OBの男声合唱曲集の登場です。男声3人に加えて女声が1オクターブ下げてトップテナーにはいりこれで男声四重唱、こんな楽しみ方もあるんだと感心してしまいました。

男声合唱を初めて唱う若者もおり、まずはピアノで音とり。そしてピアノを外して四声で。うん、なかなか楽しめるじゃないですか。男声合唱の響き、やっぱり私のあこがれです。男声合唱が珍しい女性の方からも少しばかりの拍手をもらってしまいました。調子に乗って

アドラムス・テ
夏の夜の星

と、あと2曲、同様に音とりをしてからア・カペラでと楽しみました。そんなわけで休憩時間はかなりオーバー、肝心の混声の練習時間を圧迫してしまいました。でも楽しかったー。

しだれ桜満開

しだれ桜満開1
この時期にしては冷たい雨も上がり今朝は快晴、ちかくのしだれ桜が満開となりました。ちょうど休日と重なり、今朝は肩にカメラをかけて二人でウォーキングに出かけました。このスポットは自宅から往復1時間コースです。

しだれ桜満開3
緑の草土手をバックに一枚。

しだれ桜満開2
それから見上げて青い空をバックに一枚。 私たちの地域、普通の桜はまださほど開いてないのですが、このしだれ桜は一足早く満開となりました。数ある桜のなかでもしだれ桜は優雅ですね。

福寿草

私の部落は福寿草が自生する珍しい土地柄です。いまではどこも荒れ果てて福寿草が生えているところも少ないのですが、人家の周囲の雑草を刈り続けて草丈の低い土手にはこの時期黄色い花がちらほらと見えるのです。
先週末、実家の庭の福寿草です。写真の上方と下方で葉の様子が違うのがわかりますね。種類の違う福寿草を並べて植えています。上は葉も花も大きめの、母が友人からいただいた改良品種のようです。そういった豪華な品種もいいのですが、少し小ぶりの自生種は葉の緑が濃く、たくましさが感じられますね。
福寿草

緑のカーテンフォーラム

第3回全国緑のカーテンフォーラムが、甲府市・山梨県立文学館でありました。第1回はゴーヤーのふるさと沖縄で、第2回は東京板橋で、そして第3回が個性的な取り組みをしている山梨でということになったのだそうです。
緑のカーテンフォーラム1
このイベントには私も仲間に入れていただいている団体もかかわっていたのです。一時は参加者が少ないのではないかと危ぶまれたのですが、蓋をあけてみるとご覧の通り500人超のホール客席が満席になり、立ち見の人もでるくらいの盛況でした。ステージにはブドウカーテンのためのバーゴラ等がセットされ、しゃれた演出の中で、開会行事には環境大臣も出席されました。
緑のカーテンフォーラム2
開会行事の後はまず大学の先生による基調講演
「緑のカーテンから考えてみよう -からだ・環境・地球-
~建築環境研究が明らかにしてきたこと:住環境教育のすすめ」
がありました。
その後は私たちの会の会長さんが山梨での活動を紹介されました。講習会・苗の配布等の普及活動、自作の自動水やり機の紹介、雨水利用との連携、学校や企業での取り組み等々盛りだくさんの内容でした。
それから山梨県環境化学研究所研究員の方の研究の紹介、サーモグラフィーによる測定結果などに裏付けされた緑のカーテン効果などの話でした。
後半はパネルディスカッションと言うことで、ブドウによるカーテンづくりの紹介や各地の取り組みが紹介されました。
最後はミニコンサート。東京の小学校の音楽の先生が、その小学校での活動を映像と共に紹介しながら「MIDORI~繋がる輪」という歌を歌ってくれました。きれいな歌声でしたね。この写真も撮ったのですが、残念ながら手振れで紹介できません。
緑のカーテンフォーラム3緑のカーテンフォーラム4
大臣が来ると言うことで警備も本格的、SPチームが見えて受け付け手前には金属探知機まで登場しました。環境イベントには不釣り合いという気もしないではないのですが・・・・(笑)。
ホールとは別の展示室には展示ボードがいっぱい並びました。
緑のカーテンフォーラム5
第1回開催の沖縄からも展示がありました。何といっても、緑のカーテンの代名詞的な植物:ゴーヤーのふるさとですからね。初回を開催するだけあって、この取り組みが盛んなんでしょうね。もちろん前回の東京からも出品・展示されていました。
緑のカーテンフォーラム6
展示は展示室に収まりきらず、ロビーにもこんな風に展示ボードが並びました。
緑のカーテンフォーラム7
カーテンネットのキットも展示・紹介がされていました。
朝から荷物の搬入、セッティング、受付配布物の袋詰め、交通整理など私もちょっとだけお手伝い。充実した一日でした。
次回は温暖化防止の本家:京都での開催だそうです。さらに広がりを見せるといいですね、緑のカーテン。

ツワブキ

今朝は雨、しかも本降りでウォーキングはお休みです。3月は雨が多く、ちょっと苦戦してます。

ツワブキ
玄関脇のツワブキが元気です。周囲は枯れ葉ばかりの時に色濃い緑の葉と黄色い花、うれしいですね。昨日の映像です。

「戸村飯店 青春100連発」

戸村飯店
妻の友人が「おもしろいよー」と薦めてくれた本、戦争ばかりの記述に辟易としていた「坂の上の雲」に何とか区切りをつけ、こちらを読み始めました。軽いタッチだがおもしろく、一気に読んでしまいました。

主人公が兄弟二人の間を行ったり来たりするのもユニークでした。

高校のクラス合唱に奮闘する場面、合唱漬けだった私には興味深いところでしたね。ここで唱った(と書かれている)「大地讃頌」という曲、よく耳にします。我が家の子どもも学校時代歌ったようですし、授業参観の折にも聞かせてもらいました。中学校の音楽の教科書に載っているのでしょうか。でも私たちは唱ったこともなければ聴いたこともない曲でした。こんな「クラス合唱」を題材にする所なんか女性作家ならではのようにも思います。「ピアノ伴奏者がいて、ピアノと共に曲を盛り上げる、クラス対抗のコンクールで優勝をねらって・・・・、だけど優勝したのはむずかしいアカペラ合唱をしたクラス。」なんていうところ、合唱というイメージは一般にはこうなんだと思います。

アカペラ合唱・・・・やさしくて、素人にも楽しめて、ハーモニーが感じられて。これこそ合唱の代名詞であって欲しいな、本当は。

オウバイ

オウバイ2
もう一枚黄色い花の写真、こちらはオウバイです。実家の石垣に少し膨らんだように黄色の細かな花が満開、我が家の春の一コマです。

春の大雪
春の花が咲き出したかと思えば今朝は大雪、こちらの積雪は30cm弱かな。今日は温かくなるとの予想もありましたが、雪があるとよく冷えますね。昼間も寒い一日でした。今朝はいつものウォーキングの時間が雪かきの時間に変わってしまいました。

ひえつき節

甲府の姉宅を訪問すると前庭に梅の花が咲いており、そのとなりには黄色い花がやはり満開でした。この花を「サンシュユ」というそうです。この木も花が咲いてから葉が出るんですね。
サンシュユ

「この木がひえつき節の、『庭のさんしゅーの木に・・・・』のさんしゅー?」
「そうだよ。」

とのことでした。
帰宅してネットで調べると、宮崎地方では山椒(さんしょう)のことを「さんしゅ」と呼ぶとのこと、歌詞で歌われた時代にはまだサンシュユは日本に伝来していなかったとのことなどから、この歌詞の「さんしゅ」は山椒のことであろうとの記述がありました。ただし、この歌詞はずっと後世になってつくられたもの、だから「さんしゅ」とは「サンシュユ」のことという説もあるのだそうです。

稗搗節

庭の山椒(さんしゅ)の木 鳴る鈴かけて
ヨーオー ホイ
鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨ
鈴の鳴るときゃ 何と言うて出ましょ
ヨーオー ホイ
駒に水くりょと 言うて出ましょヨ
おまや平家の 公達(きんだち)ながれ
ヨーオー ホイ
おどま追討(ついと)の 那須(なす)の末ヨ
那須の大八(だいはち) 鶴富(つるとみ)捨てて
ヨーオー ホイ
椎葉(しいば)立つときゃ 目に涙ヨ
泣いて待つより 野に出て見やれ
ヨーオー ホイ
野には野菊の 花盛りヨ

ここで歌われている内容は、
源平の戦いに敗れた平家の落人が椎葉にたどりつき、土着して平和に
暮らしていた。そこに平家の残党の追討を命じられた那須の大八が赴いた
が、平和な暮らしをしている人々に対して争いはせず一緒に暮らした。
やがて平家の血をひく鶴富姫と恋に落ち子が宿る。そんなとき那須の大八
には鎌倉から帰還命令が。そして悲しい別れ・・・・
そんなところですね。

私たちも佐々木先生のもと、学生合唱団でこの曲を唱いました。長年聴き続けてきた山形南高OB合唱団の男声合唱の中にもこの曲がありました。今ではネットで語り部ならぬ唄い部の唄を聞くこともできますね。でも、私たちが馴染んだものはネットで聴くことのできるひえつき節とは節回しが随分違います。歌詞は一番、二番、四番と唱っていました。南高OBの男声のハーモニーをバックにTさんのソロできいた美しい合唱版のひえつき節、好きだな。
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春の味覚

実家に帰り、「ひょっとして、もう蕗のとうが出ているかな?」と例年摘み取っているところに見に行きました。
出てました、もう伸びすぎて遅いくらい。今年は暖冬のため早いようです。もったいないので、伸びているものも上の方だけ摘み取ってきました。そこで少し欲張って、日当たりが悪く芽が出るのが遅めの場所へ。今度は丁度いい頃合い、キッチンのかごに山盛り一杯の収穫でした。
蕗の薹

急遽姉の所にもお裾分け、母と二人で往復60kmの訪問、我が家も今夜の料理は蕗味噌と蕗入り味噌汁が加わりました。
蕗料理

牛という生命

 今日の毎日新聞、1面に羊の親子が大写しで載っています。こういう動物の表情、とてもいいのですが、この写真を見たとき思ったのは牛のこと。
 命を奪って食べられるために生かされ育てられる牛は何と哀れな生命なんでしょうかね。
    ・出荷のためトラックに乗せられ運ばれる牛
    ・と殺場に向かう牛の行列
    ・食肉としての品質を重視した生命操作
人間に味覚として好まれてしまったばっかりに、何と人間に振り回されてしまった生命でしょうか。
 その牛から見るとこの羊の親子、
    「牛でなくてよかったね」
と思ってしまいました。
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