4月14日、「東京セプテット公開練習」を聴きに行ってきました。
7人の男声合唱グループで平均年齢73歳だとか。この団体は山形南高OB合唱団の東京支部と言えるような団体、全員が山形南高のOBです。公開練習とはいいながら以下のプログラム、立派なミニコンサートでした。
Lesson 1
春の日の花と輝く
うるわし五月に
今は若き子
故郷の家
花の唄
Lesson 2
流浪
野ばら
野路の夕べ
Zum Sanctusu
Aula Lee
Lesson 3
「みんなで響こう」
Lesson 4
A Song of Peace(交響詩「フィンランディア」より
Salve Regina
美しき眠り
For God so loved the world
Shenandoah
ここはもちろん分離唱の合唱です。まずは練習と同じパターンを見せてくれました。分離唱、それからカデンツです。通常の合唱のように発声練習は行なわないことなども説明されました。そしてその後は上記のプログラムに従って演奏。トップ:1、セカンド:2、バリトン:2、バス:2とトップテナーがあと1人加わるといいのでしょうか、それでもなかなかいいバランスで分離唱の合唱ならではの男声ハーモニーを聴かせていただきました。
「みんなで響こう」では団員のリードで簡単な輪唱、それも3パートに分かれて。そしてブラームスの子守歌をみんなで味わって、最期はちょっと難易度の高そうな数曲でした。
アンコールも用意されていて、「レパートリーはいくらでもあるので・・・・」といいながら最初に唱ったのは何と山形南高校の校歌。これにはちょっと説明がありました。当時この高校では入学式は新入生・保護者・職員で行なうもの、その中で式次第の中に「校歌合唱」とある。どうするのかと思っていたら、校歌合唱になるとこの学校の音楽部(男声合唱)が詰め襟で登場、そして3部合唱を歌い出すのだそうです。分離唱の合唱の男声ハーモニーを聞かされて音楽部員の多くは入部するのだそうです。入学式がしっかり新入部員勧誘の場になっていたんですね。
その後「聖なる心にのみ」を唱ってまだまだアンコールは続きそうでしたが私たちは帰りの電車の都合でここで退席してきました。
久しぶりに聴いた男声ハーモニー、嬉しい一日でした。合唱のみなさん、ありがとうございました。
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東京セプテットのハーモニー。生のハーモニーで聴ける機会はもう訪れないと思って居りましたが、この日第1曲目よりの涙は58年前佐々木先生宅で初めて耳にした南高OBのそれに流れた涙と感動を同じくするものでした。
今に至る私の人生に於いて、折に触れ、そのハーモニーは慰めと励ましを与え続けて下さいました。蔵王の2回の南高OB夏合宿、次々心に響く合唱。その夜は話をする事も眠る事も出来ない程の感動の一夜でした。
分離唱によるセプテットのこの日のハーモニーは7人という少人数以上の迫力で心に迫り(せまり)、感動と共に今までOB合唱団より感受させて頂いた恩恵に対し、心より感謝致したいと思います。