日別アーカイブ: 2008年1月14日

耕作放棄地の・・・・

 昨年何度も自然農法を教えていただいたTさんは冬場薪ストーブで暖をとっています。そこで我が家の奥で薪がとれないかと一緒に見に行きました。かつては狭い沢伝いに小さな田畑があったのですが、この沢伝いの土地はいまではすべて耕作放棄地になってしまいました。私の家の田んぼの真ん中にも大きなニセアカシヤの木が立ってしまっています。こうなってしまうと水田の水を保持する粘土層を木の根が突き破ってしまっているかもしれません。畦下の石垣の石の間からも立派な木が育ってしまい、このままでは石垣も崩れてしまうかもしれません。
 でもこの木は十分太く、薪としての利用価値もあるようです。この冬、切っていただけることになりました。そうでなくても切り倒しておかなければと思っていたところです。互いの必要性がうまくかみ合ってくれたようです。
 このあたりの土地はわずか十数年前はほとんど利用されていたのですが、わずかの間に見事に木が生えてしまい、山林へと変わっていく一途です。私の家の田はある年イノシシに入られ、稲が壊滅状態になってしまいました。以来、我が家では水田をやめてしまったのです。そして猿の害にも悩まされるようになり、今では部落の周囲だけは電柵で囲っていますがその範囲を管理することも怪しい状況になってしまいました。久しぶりの我が家の土地を見ても複雑な気持ちです。