日別アーカイブ: 2008年1月10日

コンビニ

 昨日、テレビでコンビニのことを何やらやっていました。お年寄りの利用の少なかったコンビニが、いまやお年寄りに不可欠なものになっていることも紹介されていました。こんな放送をみていると、コンビニがお年寄りに支持されるようになってきたんだなーと感心します。スーパーよりも割高なコンビニですが、必要なものを置いている、近くにあるといったことが支持をのばしている理由かなと思いながら見ていました。
 金融機関ではできない3時以降の振り込みの取り扱いが、予想以上の支持をえて大きな業績になっているそうです。こんなところでも私たちのニーズを上手にとらえたのだなと感心してしまいます。
 番組の途中からは若い人の支持について。一人住まいの独身女性らしき人が、「私はコンビニがなくては生きていけない。」なんてことを言っていました。この女性、冷蔵庫の中には飲み物ぐらいしかなく、自宅で火はまったく使わないそうです。炊事はもちろんお茶も買ってくるので、お湯を沸かすこともないとのことでした。買ってくる方がずっと合理的なのだそうです。
 考えてみると私たちの生活は非合理的なことにあふれています。そして私はその非合理的なものが決して悪くないと思っているようです。家事などほとんで手を出さない私ですが、自宅でお茶を入れることはただお茶を飲むためだけではないようです。火のぬくもり、お湯の沸く音、立ち上る蒸気、そんなお茶が出てくるまでに付随してくるものが買ってきたペットボトルのお茶ではバッサリと切り捨てられてしまうような気がします。この若者の考えを分析して理解してみせる学者さんに、「それはないよ!」と思ってしまいます。
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