長坂の鏝絵はあまり知られていないと思うのですが、17件の鏝絵を確認しています。
上条1
これは鏝絵でしょうか?でもまあ、鏝絵の仲間としておきましょう。オオムラサキの里長坂らしくチョウを描いた作品です。
大八田塚原1
きららシティの近くにあります。南側には「松に鷹」、背景の青が印象的です。北側は「波に千鳥」かな?手前の屋根棟のため残念ながら上半分しか見えません。蔵の両側に鏝絵が描かれているのは珍しいですね。
大八田塚原2
砕ける波の下に亀が描かれています。上方には松の幹・枝らしきものも。こちらの壁は大分傷みが激しいのですが、こて絵は無傷です。きれいな鏝絵、保存して欲しいものです。
大八田塚原3
どうやら「龍」の絵文字、かなり芸術的です。
大八田成岡1
お日様に鶴のデザイン。窓枠にはトカゲのようなものが、これも珍しい。
大八田成岡2
こちらは恵比寿様が鯛を釣り上げているところ。かなり新しそうな作品で色鮮やかです。高根町下蔵原にある大黒様と同じような工法かもしれません。
大八田成岡3
丑鼻は塚原にも同様のものがありました。窓枠の上部にも装飾が施されています。また、ハチマキの若葉は緻密で彩色されています。
大八田成岡4
単色で描かれた「松に鶴」、シルエット風です。庭木の間に僅かに見えました。
大八田西和田1
「松に鶴」、上記成岡4の作品と構図は全く同じようにも思うのですが、繊細に描かれていてまた鶴の頭を赤く着色して印象的です。他であまり見かけない雰囲気です。
横針1
白い衣のきれいな大黒様、かなり新しい作品のようです。
白井沢1
シンプルな「松」
小荒間1
「鯛を釣り上げる恵比寿様」、家主さんに了解をいただいて間近から撮ることができました。大正元年か2年の作品だそうです。古くて色落ちもしていますが、その古さがまたいい。
小荒間2
「大黒様」。もっと近寄って見たかったんですけど。
小荒間3
棒道ウォークのコース北側にありました。「布袋様」、珍しい。
小荒間4
同じく棒道ウォークコースの今度は南側。これも古さを感じさせる「大黒様」。
中島1
これもまた古さを感じさせてくれる「松に鶴」、色彩にもかなりこだわった作品です。ハチマキの若葉も彩色されてきれいです。西和田の作品と酷似のデザイン、同じ職人さんでしょうね。
中島2
これもまたきれいな色づかいの恵比寿様。丑鼻からはみ出した鯛も色も形もよく描かれています。