「森から未来をみる」
と題して、C.W.ニコルさんの後援があり、聞いてきました。飾らない語り口で、私の頭も終始キリッとしていました。通常、おはなしを聞いているときはどうしても眠くなってしまって途中の記憶がないなんてことも多いのですが、今回ばかりはその眠気も冒頭の司会者の言葉と主催者側の挨拶の時だけ(笑)、「ニコルさんの話はよかったー!」
石炭採掘のため森がすっかり無くなってしまった故郷南ウェールズを飛び出して極北に住んだこと、空手を学びに日本に来て日本の自然に驚いたことなど、本当にナチュラリストだと感心させられるおはなしでした。黒姫で再生に取り組んでいるアフィンの森の映像もよかったー。いくつか印象的な言葉を書き留めました。
「水がわらっている」
「森が破壊されると、社会全体がおかしくなる」
「多様性には可能性がある」
「多様性豊かな森がいい」
野生動物による農作物の食害も森が豊かでなくなっているのが原因だそうです。豊かな森を維持するのにも人手が必要だそうです。ましてや、荒れた山林を再生するためにはもっと・・・・。
人間生活を我慢するというより、こんな風に自然を愛する心をもつこそ「環境」に必要なことなんでしょうね。
こんな話を聞いていると我が家の山林を思ってしまいます。全く手を入れることなく放任されてしまっている山、わずかに植林されている山林の光の射さない暗い森。「私にも何かできるかな」と考えてしまいました。
(43.5k)
C.W.ニコル氏講演会
コメントをどうぞ