日影のトチノキ

先日の渓谷からの帰り、道路脇にある「日影のトチノキ」の看板を見て立ち寄ってみました。この道を通る度に目にする看板でいつか見てみようと思っていたのです。道路からこの看板の矢印の方角に廃校になった小学校が建っていますので、この敷地内に立っている木がそうだと思っていたのですが違いました。この小学校を通り過ぎ、休耕田をいくつか踏み越えて旧田圃が終わったところまできてはじめて、低い斜面の木立の中に大木が見えてきました。
日影のトチノキ①

近づいてみるとなかなかの迫力。しかし手前側の地面の近くが大きく裂けて、洞も見えています。
日影のトチノキ②

根元には小さな石の祠がすえられており、この古木も一種の信仰の対象であったようです。そしてその脇には裂けて落ちてしまった大木が横たわっていました。立派な枝が折れてしまったものです。これは近づいていったのとは反対側から見てはじめてわかったこと、それまではこんもりと土が盛り上がっているのか大きな石があるのかと思っていたのですが・・・・。
日影のトチノキ③

下から見上げると、こんなふうに葉が繁っています。ここにいるとたまにたまに実が落ちてきます。トチノキの葉も実もどんなものか知りませんでしたね。
日影のトチノキ④

木の肌はこんな感じ、特徴的です。
日影のトチノキ⑤

そしてこれがベストショット。「名もないことが素晴らしい」なんていいながら、舌の根もかわかぬうちに名のあるものを紹介してしまいました(笑)。
日影のトチノキ⑥

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