「原子力神話からの開放」
高木仁三郎
今、読んでいます。
2000年に亡くなられた方ですが、行政側にも電力産業側にもつかない科学者として原子力を考えることが大事であり、それを実践された科学者とのこと。そして今回の震災に伴う原子力事故でこの方の警告が見直されているそうです。
先日も「高木学校」という言葉でTVで紹介されていました。
5月頃この方の名前を知って図書館に希望図書を2冊ほど出しておいたのですが、最近になって入ったことを知り借りてきました。原子力のこと、もやもやしたものが整理されてクリアになる思いで読んでいます。
日本の全電力の30%を占める原子力がほとんど止まってしまい、今は火力発電が90%くらいでしょうか。これもまた恐ろしい数字です。原子力が止まったのは嬉しいけれど、そんなにオール輸入ともいえる火力に頼り切ってしまうのも考えてしまいます。「電力需給が逼迫しているから節電」ではなく、日常の生活で節電、真剣に考えなければ。