日別アーカイブ: 2009年1月30日

音感教育の美しい調べ 再び東京で発表会(その2)

 ○・・・29年10月のある夜たまたま山形市を訪れた佐々木基之氏が、七日町大通りを合唱して通る一群のグループに話しかけたのがきっかけで、森山教諭を援助して同合唱団に直接音感教育を仕込むことになった。
 ○・・・その後同合唱団は30年7月山形市中央公民館開きの第1回公演や、同合唱団の創設に尽力した同市八日町の医師故東海林耕祐氏の追悼音楽会などで次第に市民の人気を得てきた。同年11月佐々木氏の所属する紫翠会から招かれて東京女子大、日本青年館で発表、圧倒的な好評を得た。その後当時のファンから第2回東京公演を熱望され、同校同窓会の援助でふたたび実現するもの。
 ○・・・2年の間に同合唱団の声価はさらに高まり、NHK交響楽団常任指揮者ロイブナー、声楽家ベッシュ夫妻は「東京公演には必ず招待してほしい」と佐々木氏に申し入れているほか、音楽評論家宮沢縦一氏は「東京には技術ばかりやかましくて、楽しくない合唱が多過ぎる。山南OBのような聞いていて響きの美しく楽しい合唱団は少ない」と手紙を寄せるなど各方面から期待されている。