「華麗なる一族」(上・中・下)

華麗なる一族華麗なる一族(上・中・下)
山崎豊子

関西の財閥:万俵家、その一族の小説。息子の経営する会社を足蹴にして銀行合併を有利に進めようとする家長の大介。万俵家で家庭教師から存在感を大きくして一族の閨閥づくりをすすめる相子。よくぞここまでと言えるほどの陰湿ぶり。池井戸潤作品ほどの爽快感はなくてもある程度の結末を期待していたのですが・・・・。二子だけは幸せな結婚ができたようですが、この二人の愛情が育まれる過程もあまり表現できていないように思いました。大作ですが読んだ後の充実感というより、意地で読み切ったという感じかな。

「華麗なる一族」(上・中・下)」への2件のフィードバック

  1. MK

    ご無沙汰しております。
    華麗なる一族ですか、懐かしいです。
    18歳頃全巻纏めて買い、読み切りましたが、以後手に取っておりません。
    大まかな内容は覚えているのですが、また何時が読み返してみたいと思います。
    この投稿を拝読して、書架の奥に茶色く変色した、この三冊を見つけました。

    返信
    1. すすき 投稿作成者

      MKさん、コメントありがとうございました。あまりいい読後感ではないのですが読んでいただきありがとうございます。18歳頃ですか、それは懐かしいですね。
      またご訪問ください。

      返信

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